New Worid

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エクストリームな男

 WCW解雇後の前に、1995年スティーブ・オースチンは新日本プロレスへ来日します。これが現役選手として最後になるとは当時は想像できませんでしたが…それはともかく、オースチンは当時IWGP王座を獲得したばかりの武藤敬司と対戦しました。しかしどういうわけか内容が良かったにも関わらず会場のファンの反応は不評でした。個人的な話になりますが私がよりWWEに傾倒していったのはこれがきっかけでしたね。なんて新日本ファンは見る目がないのだろうか…と。
 そしてWCW解雇後ECW(エクストリーム・チャンピオンシップ・レスリング)代表のポール・E・デンジャラスリー(ポール・ヘイマン)の誘いでオースチンはECW入り。デンジャラス・アライアンス時代のツテが効を奏した形となりました。それ以前にヘイマンがオースチンの才能を高く評価していたからですが。僅か数ヶ月後にWWEと契約しますが、ECW時代はオースチンにとって重要な転機でした。ここでは試合よりもプロモのほうで磨きをかけたといっていいでしょう。自分をクビにしたエリック・ビショフやハルク・ホーガンを口撃。中でもホーガンに扮したプロモはECW時代のオースチンの最高傑作と言われています。このときの経験がWWEでブレイクする要因になったのかも。
 試合でも主にECWの人気レスラーであるサンドマンやマイキー・ウイップレックと好試合を展開し支持されます。ちなみにストーンコールドのトレードマークである缶ビールの一気飲みパフォーマンスですが、実はサンドマンが得意とするパフォーマンスの一つで、多分オースチンはサンドマンのパフォーマンスをみて自分もやってみたのではないかと思います。
 とにかくオースチンにとってのECWは”ストーンコールド”というキャラ開眼となるきっかけとなった団体でしょう。そして95年暮れオースチンはWWEと契約します。オースチンのWWE入りをビンスに進めたのはジム”JR”ロスと当時”ビッグ・ダディ・クール”ディーゼルと名乗っていたケビン・ナッシュでした。2人ともWCW時代からオースチンを知っていたのでビンスに進めたのでしょう。



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