第一編「灰の空」
灰の空
～佇み座り込む罪に堕ちる流星～
うなだれたまま
灰に染まりゆく空を見上げた
降り出した雨は影りし心に染み込んで
この空の雲のように闇が広がってゆく
頬にはりつく髪を感じ
流れる雨と伝う涙が 赤に汚れた手とともに
無へと洗い流してくれるのかな
あぁ、私はここから逃げ出したいんだ
永久に続くしがらみが苦しいから
あなたを壊してしまったの・・・
二度と触れられないその温もりを
叶わないと知りながら求めてしまうの・・・
ねぇ、私は何か間違ったの？
お願い、流れ星よ
空を貫いてこの愛しさを壊して・・・
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