今日の気持ちを短歌におよび短歌鑑賞

今日の気持ちを短歌におよび短歌鑑賞

2015.01.07
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編集より(白浜短歌会平成27年1月号下書きより)     後藤瑞義

 本年もよろしくお願いします。

早速ですが、十七頁に安永蕗子先生の次のような添削例があります。

原作:輝きて吾子をかたる女の顔羨(とも)しと見つつバスに揺れおり

添削: 己が子を語り輝やく女の顔羨しと見つつバスに揺れおり

 コメントとして『「吾子」の一語、短歌は一人称ですから、作者の子とまちがわれやすい。』

 この、「短歌は一人称ですから」という言葉に注意したいと思います。そうです、短歌は「私」

です、「私たち」ではないのです。「一般的」でも、「常識的」でも、「普通は」でも、…そうで

す、あくまでも短歌は、「わたしは」なのです。このことを時々忘れることがあります。どうして

か、と考えますに、やはり他者を意識して作るためではないかと思います。それを、気配りなどと

言うかもしれません。そうして私たちは社会生活をしているのだと思うのです。

社会とうまくやっていく、人とうまく交際していく知恵なのでしょう。そうしたことを、子供のと

きからいろいろと教えられ、大人になっていくのだと思います。短歌を作る場合は、そうしたこと

を一度すべて忘れて、心のなかを真白にしてみるのもあるいは良いかもしれません。あくまでも、

「私は、こう思う」「私はこう感じる」、「ちょっと他の人とは違うので、言うのははばかるけれ

ども本当はこう思う、こう感じる。」それこそが、短歌で一番大切なことだと思います。ご一考し

てみてください。






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最終更新日  2015.01.07 19:16:08
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