12月26日(水)
後藤瑞義の短歌(257)
「賀茂短歌」第40巻第1号(平成八年二月発行)
飛行機雲(1)
晴れ渡る海原の上一筋の飛行機雲は音なく伸びる
車窓より見つつ過ぎゆく孟宗竹こうべを垂れて揺れ止まずなり
もみじ葉のあらかた落ちし細き枝いよよすがしく空に伸びいる
松喰いにくわれ枯れたる松の木に赤きもみじは枝絡らませり
鉄錆し小石の中の枕木のところどころに染みの付きおり
(つづく)
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