7月29日(月)
「内村鑑三書簡集」 (岩波文庫)より
(注)文語を口語に、わたしの意訳箇所もあります。
明治37年より
玄妙ならざる宗教
「キリストは神なり」というのは、人なりというよりは
キリスト教の精神に近いとわたしは思います。「肉体の
復活あり」というのは、復活などありえないというより
キリスト教の精神に近いとわたしは思います。ですから、
キリスト教は外見上はむしろ迷信に近くかもしれません。
しかし、キリスト教はすべてのことにおいて、実験、実
証に基づくことを一番大事にしていますから迷信ではあ
りません。わたしは宗教には、あるいは、不思議であっ
たり、あるいは神秘的であったりする要素が必要である
と考えます。こういう要素を排除するかのようなこのご
ろの、いわゆる「新キリスト教」をわたしはあまり信じ
ないのです。
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