12月23日(月)
黒田幸子入選歌(9)(歌誌「賀茂短歌」より)
平成二十九年
青空の彼方にあなたの住む国のありて隣席あけてある筈
(雑誌「短歌」平成二十九年一月号公募短歌館 佳作 沖 ななも 選)
「さみしさ」は生きてるしるしと言うことは呆けてしまえばさみしくないのだ
(雑誌「短歌」平成二十九年二月号公募短歌館 秀逸 今野寿美 選)
(評)たぶんそうでしょう。でも、それが何の慰めになろうか、という抵抗感こそ
一種の趣旨でしょう。おだやかにして確かな自己主張がうかがえる。
ペンギンの万ほどの中の一匹の吾子の姿を見つけとび寄る
(雑誌「短歌」平成二十九年五月号 題詠 「母」 入選 御供平佶 選)
猪は猪突猛進文字通り体当りされし友の車よ
(「短歌」平成二十九年六月号公募短歌館 佳作 大島史洋 選)
里いもの皮むき乍ら奥さまに旅立たれたる人を思いぬ
(雑誌「短歌」平成二十九年八月号公募短歌館 佳作 安田純生 選)
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