1月22日(水)
第四回角川短歌賞 受賞作品「四旬節まで」(生野俊子)(5)
(昭和33年)
復活の祈りこめたる年賀状
異端
の吾と牧師とが刷る
言葉少なく祝電を置きて帰りゆきぬナザレと呼べる建築業者
ローマ字の信者名簿を作りつつ腹立つこともなく勤め来ぬ
己れありて生くるすがしくキリストの書にかこまれてタイプ打ち居り
独立と自由異端となる世界ともに食前の祈りなしつつ
(つづく)
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