後藤瑞義 入選歌
雲もなく風のない日はただひとり枯れたススキに 触
りつつ行く
下田市 後藤瑞義
(読売新聞静岡版 よみうり文芸 一月二十二日 秀逸 花山多佳子 選)
(評)雲もなく風もない初冬の日。晴天のいい日なのだが、何か空虚でもある。
ススキに「触りつつ」というところに、よるべなさがうまくでている。ここに居るこ
とを確かめるように触る。
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