2月22日(土)
古泉千樫歌集(10)
中公文庫:日本の詩歌6より
昭和五十一年四月十日初版
歌集「屋上の土」(3)
明治四十一年(3)
鉄橋
うちとよむ大きみやこの入口に 汽船
はしづかに入りて行くかも
汽船 ちかく大き 工場 見えきたり鉄のにほひのながれたるかも
たかだかと鉄橋みえてみやこべの大川の口に船つきにけり
とよみくる都の音のおもおもしはしけの舟にうつりたり吾れは
船にしてわれゑひけらしまひるまの都の土をふみつつもとな
(つづく)
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