2月22日(土)
第五回角川短歌賞(36) 受賞作品「麦は生ふれど」(深井芳治)(6)
(昭和35年)(注)昭和35年は2名が受賞
「その当時事務員でした」と
告
らす
女
にまつはりて吾を見る子ら
三人
面会に来し姉は母に告げざりき頬こけし吾に愕きしこと
拓かれて麦は生ふれど空白の少年期ありわれの歴史に
鍛へられし血はわが裡に残りゐむに拓かれてどこまでも続く赤土
一夜にて魔法の解けしさまに似て兵舎は入植の民家と化しゐぬ
消燈の暗黒のなかに眼あけてゐき階下に友のビンタ受けゐぬ
(つづく)
後藤瑞義入選歌(平成31年度:令和元年… 2026.05.28
渡辺順三歌集「日本の地図」 1952年… 2026.05.28
与謝晶子の歌(369)花のある風景――(… 2026.05.28