3月28日(土)
第九回角川短歌賞(71) 受賞作品「老に来る夏」(鈴木忠次)(1)
(昭和38年)(注)この年は受賞者が2名です。
棕梠の木に苞の花芽は生まれゐて齢のすぎし妻かなしめり
黄なる花芽四つ育ちゆく棕梠の木の慈母見る如しその垂りし葉も
生れ日の五月八日がくるまでと吾妻はわれに苺買はぬなり
土耳古 めく壺赤く青く模様染まる小さなカーテンを窓にそよがす
味覚・視覚用の形態二つ板に置かるその
暫
の 牡丹と筍
(つづく)
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