今日の気持ちを短歌におよび短歌鑑賞

今日の気持ちを短歌におよび短歌鑑賞

2020.06.30
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カテゴリ: 短歌

6月30日(火)

鈴木菊江さん百歳の短歌(平成29年8月)

(令和2年5月9日百二歳九か月にて亡くなられた

鈴木菊江さんの短歌です)

鈴木さんの満百歳の短歌です。

やまゆり           

ほととぎすさわやかなこゑ「ココ」と啼くわれも行きたやこえする方へ

涼風が庭面を過ぎて花ゆれて何事もなき一月前は

みそ萩の涼しくゆるるくれないのこの花手向くる身を嘆きつつ

泡粒をやさしく抱く濃むらさき山あじさいは涼やかに咲く

猪の忘れものなる山百合がつつじの間に顔を出したり

歌評:後藤瑞義

みそ萩の涼しくゆるるくれないのこの花手向くる身を嘆きつつ

​(評)みそ萩は盆花として知られています。「涼しくゆるる」「くれない」「手向
くる」「身を嘆きつつ」、言葉がなかなか複雑にからまっている感じがしました。
それは、ご長男の死去という事実によって、統一されるようです。作者は、ま
さに「この花を手向くる身を嘆きつつ」という心境でしょう。ご察しします。​







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最終更新日  2020.06.30 07:57:11
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