9月26日(土)
昭和萬葉集(巻十)(323)(昭和二十七年~二十九年の作品)
講談社行(昭和 55 年)
Ⅴ(30)
愛と死(12)
わが妻(4)
岡田蓮光
添乳しつつ寝入りし妻の 割烹着 釘に懸かるが葱の香放つ
田井安曇
雪は僕を限りなく眠りにひき入れて立場異なる妻は起きてゆく
守屋一郎
臥すわれに店より妻は声かけて古書の売値をいくたびも問ふ
金井秋彦
妻に 凭 りレントゲン室より帰る路桃の枝に青き若実がありき
(つづく)
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