9月30日(水)
歌集「方代」(昭和30年)(6)(抜粋)山崎方代
さりげなく茶碗を置きぬかくばかりこころくばりて生きねばならぬ
黒き葉はゆれやまざりき犬死の覚悟をきめてゆうほかになく
はがまの上にはがまの蓋があるこの約束は学ばねばならぬ
すてられし下駄にも雪がつもりおるここに統一があるではないか
一枚の手鏡の中におれの孤独が落ちていた
(終了)
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