目黒澪（小芝風花）が書いた「AIの限界」をテーマにした記事が、AIロボット（きなこ）をペットのように可愛がる大作家、大河内龍介（木村靖司）を激怒させ、連載打切りを宣告されます。で、上竜樹（安井順平）編集長は、澪と彼女の原稿にOKを出していた小豆沢流（岩崎う大）にクビ宣告。すると、小豆沢は、俄かに銭洗いの妖怪に変身し、澪に対して投げ銭攻撃。そこに、のんべ（毎熊克哉）とぬらり（大倉孝二）が救出に入り、澪ともども小豆沢をシェアハウスに連れ帰ります。妖怪らは、小豆沢が「ショキショキ」と口走ることから、小豆沢の正体が小豆を数えるのが得意な妖怪、小豆洗いと見抜きます。つまり、いつの間にか闇落ちして銭洗いになっていた小豆沢。自分同様に上の呪いに掛かっているものと澪は考えます。小豆沢の呪いが解け、彼は、本来の小豆洗いに戻ります。――そこに突如、天神様の菅原道真公（山内圭哉）が現れ、上の呪いより強い力の存在を教えます。自分の為だけでなく、人の幸せを祈る力、他者の為に祈る力の強さを諭します。

澪と小豆沢は互いの幸せを祈った後、大河内龍介に謝罪。そこには、きなこ（AIロボット）もいます。澪のAI限界原稿が許せない大河内ですが、妖怪はいると思っているというので、シェアハウスの妖怪が全員、大河内の前に出現します。そこで、大河内がAIロボット「きなこ」との戦いを提案。「きなこ」との対決に勝ったら、謝罪を受け入れることになります。元通りに連載も続けることになります。――将棋対決、ぬらり敗北。陶器鑑定対決、のんべ敗北。カラオケ対決、詩子敗北。次いで、記憶力勝負は小豆沢の勝利。最後が澪の作文対決で、そのお題は「未来」です。制限時間は五分。呪いを吹き払って懸命にパソコンを打つ澪。澪と小豆沢が、ともに相手の成功を祈ったことで、その祈りの力で風が吹きます。呪いが解けた澪が、作文を完成させ発表します。苦しい中、書くことを続けて行きたいという作文です。大河内は勝負判定を保留にしたままで、「きなこ、帰ろうか」と、その場を立ち去ります。

翌朝。小暮梢（武田梨奈）と上が、澪と小豆沢にクビの撤回を言います。大河内が、澪と小豆沢の謝罪を受け入れた模様です。というのも、澪の作文で大河内は、借金取りに追われていた地獄の時代を思い出していました。そこから抜け出そうと藻掻いていた時代を思い出し、感動していました。――今後、編集業務だけでなく、書く仕事に力を入れたいと言う澪に対して、梢は、映画公開に合わせた宣伝原稿を依頼されます。この原稿次第でそれが採用されれば、編集部も本採用になると、澪は梢に言われます。

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