僕の生きてた生きてる生きる道

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その18

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「 両親の仕事について 2 」  小さな子育入門 18

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 子どもは親の背を見て育つ。この言葉は私たち日本人が長い年月をかけて学んだことです。日本だけではありません。諸外国においても真理です。子どもの観察力にはとても鋭いものがあります。大人の気持ちを敏感に感じ取ります。大人が喜んでいるのか、怒っているのか、あるいは悩んでいるのかを感じ取ります。子どもにとって一番嬉しいのは親が喜んでいる姿を見る時です。


 お父さん、お母さんが愛し合い、仲良くしているのをいつも見ていると子どもの心理は落ち着いてきます。その子どもの精神は安定してきます。また、両親が不仲である時や、激しい口調で語り合ったりののしり合うところを見たり、耳に聞いたりすると子どもの精神は不安定になってきます。


 人間には、見る(視覚)、聞く(聴覚)、味わう(味覚)、触れる(触覚)、臭いをかぐ(嗅覚)の五つの感覚、すなわち五感覚があるといわれています。このようにして、子どもは自分の周囲から情報を取り入れているのです。この情報によってその人が創られていきます。その情報は脳に伝えられて、性格や性質が形成されていきます。


 幼い子どもの時は、脳の配線もまだ単純です。五感覚より取り入れられた情報によって配線が複雑になってきます。そしてこの時期の配線は将来を決めてしまうほどの重要性があることはハッキリしています。悲しい情報を取り入れることが多いと、その子は不安定になりがちです。明るい情報を取り入れると、明るい子どもになります。暗い情報はその子どもを暗い子どもにしていきます。子どもにとっての良い情報は、楽しく嬉しいことをたくさん経験することです。それは物質的なものでは本物が得られません。精神を創るには、精神的な喜びや楽しさ、また感動をたくさん経験することが大事です。


 子ども時代に大きな影響を与えるのは、両親の姿です。お父さん、お母さんが楽しく喜んでいると子どもも嬉しくなるものです。お母さんが喜んで誇りを持って仕事をしている姿を見る子どもは、お母さんを誇りにします。ですから、自分が仕事をしていることに、自信を持って下さい。仕事をしていると、子どもと過ごす時間が少なくなるのは現実です。でも、子どもといる時間を長くするだけがスキンシップを深くするものでもありません。与えられている子どもとの時間をどのように過ごすかが大切なのです。


 まず子どもに声かけをしてあげて下さい。それも否定的な言葉(だめね。のろいね。どうしてこんなことをするの。)等ではなく、肯定的な言葉(良く出来たね。○○が好きだよ。愛しているよ。)を多くかけてあげて下さい。もっとも基本的言葉は「おはよう。」「おやすみなさい。」だと思います。


 日本人は、自分の気持ちを言葉で表現するのが苦手な民族と言われています。俺の顔を見ていれば、何を考えているのか分かって欲しい。それが出来たら一人前の妻だ。と変なこだわりがあります。しかし、言葉は自分の気持ちをハッキリと相手に伝えるものです。子どもに対してもハッキリした言葉で語りかけましょう。


 仕事に関しても、自分の働いていることが何であれそれはいろいろな面で役に立つことですから、前向きな姿勢で子どもにも話すこと、また態度で示すことは大切です。




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