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INCEPTION
犯罪現場は、
お前の頭の中。
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ワーナー)
初公開年月 2010/07/23
ジャンル SF/サスペンス/アクション
【ストーリー】
他人の夢の中に潜入してカタチになる前のアイデアを盗み出す
企業スパイが活躍する時代。コブは、この危険な犯罪分野で世界屈指の
才能を持つ男。しかし、今や国際指名手配犯として、またこの世を去った
妻モルの殺害容疑者として逃亡の身となってしまい、大切なものすべてを
失うこととなっていた。そんなコブに、サイトーと名乗る男から
ある依頼が舞い込む。成功すれば、再び幸せな人生を取り戻すことができる。
しかしその依頼とは、これまでのように盗み出すのではなく、
ターゲットの潜在意識にあるアイデアを植え付ける“インセプション”と
いうものだった。
【感想】
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今月の公開作では1番観たかったこの作品!
ダークナイト
を、その年のベスト1に挙げているくらいですから、
この作品も期待度マックス!
2時間半は長いと感じてしまうかなと思っていたのですが、さすが、ノーラン監督、
ダークナイ同様時間の長さは全然感じなかったです。
睡眠不足でしたが、最後まで飽きずに鑑賞できました
最近は万年睡眠不足で、ほとんど夢を見ていない私ですが、
それは自覚がないだけで、人間、眠っている時は、必ず夢は見ている
そうですから(起きた時に、それを覚えているかいないかの違いのようで)
他人の夢の中に入りこんで、 『アイデアを盗む』、『植えつける=インセプション』
というノーラン監督の発想は、できないことではないような気がして、
そのアイデアがまず面白いですよね。
目覚める方法は、夢の中で死ぬか、外部から衝撃を与えてもらう(キック)
方法があるわけで、夢の中で痛さは感じるけれど、殺されても目覚めるだけで
現実で死ぬわけではない。
となると、スリルやサスペンスがあまり感じられないわけで観ていて
つまらなくなります
ですので、つまらなくならないために、いろいろな制約や状況が
作り出されています。
インセプションはターゲットの深層心理(夢の夢のまた夢<第3階層>)に
入り込りこまなければならず、そのためには夢の世界を安定させ、
深い眠りにさせるために、メンバーは、かなり強い薬を使用しなければならなくなり、
夢の中で死ぬと形のない夢「虚無」に落ちてしまう、つまり夢の中では
絶対に死ねないと言う状況にあるわけです。
さらに、夢のシーンにも階層段階があり、それぞれの夢で起きてくることが
他の階層にも影響を及ぼします。
また、ターゲットのロバートは盗みを防ぐ訓練をしていたようで、
彼の武装集団が現れて、コブたちを攻撃してきます。そのうえに、
コブのトラウマになっている妻のモルも現れて計画が予定通りには行きません。
そんなわけで、インセプションは上手く行くのか?彼らはみんな無事に
夢から目覚めることができるのか?コブはなぜ妻殺しで指名手配されたのか?
(本当に殺したのか?)、コブのトラウマはどうなるのか?
コブは果たして、こどもたちと再会できるのか?と
最後まで目が離せなくなりました
目が離せなくなったのは、もちろん、斬新な映像だからということもありました。
映像は、現実の世界=飛行機の中、夢(第1階層)=ロサンゼルス、
夢の夢(第2階層)=ホテル、夢の夢の夢(第3階層)=雪山にある病院と
なるのですが、第1階層では、スピード感溢れるカーアクション
第2階層では、無重力の中での1対1の格闘、第3階層では、銀世界で
女王陛下の007なみのアクション(笑)とそれぞれに見せてくれます。
中でも、第1階層での車が落下するスローモーション、
第2階層の無重力のシーンの映像は素晴らしくて、階層ごとから目覚めるシーンにも
ドキドキハラハラもんでした
<予告編で出てきたこのシーンも圧巻>
<どうやって撮ったの?と思った無重力シーンも凄い>
キャストも良かったです。何気に豪華
キャストは・・・
コブ(=レオ)が集めた夢の強盗集団のスペシャリストたち
とそのほかのキャスト
レオナルド・デカプリオ=コブ・・・夢の中に潜入してアイデアを盗む産業スパイ。
自らも「設計士」であるが、訳あって、その才能を封印
<最近は、妻に悩む?悩まされるレオ様多いですね(^_^;)とは言え、
やはり演技は上手い>
ジョゼフ・ゴードン・レヴィット=アーサー・・・コブの相棒。万事冷静で
コブをサポートする。
<500日のサマーから180度イメチェンでしたねえ。こんなにカッコイイ
ジョゼフなら、サマーにも振られなかったかも・笑>
エレン・ペイジ=アリアドネ・・・ターゲットが現実世界だと騙される
世界をつくる「設計士」
<夢を設計するわけですから、重要な役どころです。可愛い女子大生で
ありながら、ただものでないと思わせる演技力はさすが>>
トム・ハーディ=イームス・・・夢の世界に侵入し、様々な人物に姿を変えて
ターゲットを翻弄する「偽造師」
<キアヌを太らせた感じだなあなんて思いながら、どこかで観たようなと
思いながら見ていたのですが
ロックンローラ
に出ていたんだとパンフで気がつきました>
ディリープ・ラオ=ユスフ・・・複数の人間が夢の異なる状態をシェアーできる
薬の「調合師」
< スペル
が映画デビュー。画像は見つからなかったので、
スペルの時のものです>
渡辺 謙=サイトー・・・コブにインセプションを依頼する大物実業家。
<パンフで知ったのですが、この役は謙さんをイメージして
ノーラン監督が作ったキャラクターだったそうです。
そりゃー出ずっぱりになるわけです>
マリオン・コティヤール=モル・・・コブの妻。彼女を殺した容疑でコブは
指名手配されている。
<今回の雰囲気は、パブリックエネミーズとちょっと似ていました。
コブのトラウマとなっている重要な役どころでした。
コブたちが夢から覚める音楽が、エディット・ピアフだったのは、
勿論彼女を意識してですよね(^_-)-☆>
キリアン・マーフィー=ロバート・フィッシャー・・・サイトーの
ライバル企業の御曹司。今回のインセプションのターゲット。
<ノーラン監督との仕事は3本目。久しぶりにキリアン観れて嬉しい♪
ビンギンズに比べるといい人、おとなしめのキャラでした>
その他、久しぶりにお目にかかった(笑)トム・ベレンジャー
ノーラン監督のバットマンシリーズには欠かせない大御所
マイケル・ケインが出ています。
以下ラストに触れています
ラスト、まわり続けるコマ・・・だんだん勢いがなくなって倒れる?倒れろ(笑)と
思っていたらエンディングへ・・・え~~~~~~~~~!(驚)
倒れて幸せな気分、スッキリした気分を味わいたかったのですが(笑)
まっ、これもありかも
この作品は、観終った後、あれこれ話し合いたくなりますね。
そして、1回だけでは見逃していることも多いと思うので、
また観たくなる作品でもありました。
やっぱり、ノーラン監督好きだなあ・・・
そして、ちょっと大袈裟?(笑)にも感じるけれど、
ハンス・ジマーの曲も映画を
盛り上げていて好きでした。
迫力ある斬新な映像は絶対にスクリーンで観たほうがいいと思いますよ
7月23日(金)から公開
<パンフレット¥800クリックで公式サイトへ>
<109シネマズ・川崎で鑑賞>
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