観空

Feb 25, 2015
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カテゴリ: 指圧
指圧師の私に「肉体の癒やし」を求めて来院するクライエントの100%全員が「感情と意識」、一般的認識では「心と精神」のケアを学び自らを治療していきます。

肉体と感情、意識状態ってのは密接な関係にあり切り離せないからであり、また自らの肉体及び感情/意識と常に在るのはクライエントさんなんで彼等が変化していくほうが長期的には「私が必要にならなくなる」くらいの癒やしが可能だからです。治癒/症状の減少という効率面から考えたらかなり無駄?も多いんですけどね。

で、15年以上そんな事をやってるとすこ〜しばかり意識と感情について経験的に学ぶ事があります。

トラウマとかPSDとかね、精神病と言われるモノも含めて多くの方と向き合ってきてるし、今でもそういう人達と向き合ってるからなんですけど。

学んだ事を一つ。

「感情的事象の記憶とその意識的忘却は不可能」


「感情的になる事象の記憶」は常に潜在意識レベルで存在しており、「忘却」と名打って扉の向こうへ「隠す事」は可能でも「処理」はされません。

エゴ/我の「記憶の分割/隔離」は誰でも行う事で別に珍しい訳でも無いのですが、それはその場で即対処不能の場合意識に猶予を与える為_一時的自己防衛システム_でしかありません。

肉体がダメージを負った時アドレナリンとか抗炎症化学物質が体中に放出されて、_ダメージを一時的に無視してでも生存に必要な行動を取る_というの同じ。その場合時が過ぎれば肉体のダメージを癒やす為にそれ相応の「処理(十分な栄養摂取と休養、そして肉体修理に必要な「時間」)」が必ず必要になります。

エゴ/我の防衛システムも同じで余裕が出来た時に「処理」される事で精神/心の修復につながります。

つまり(ココを勘違いされる方が多いのですが) 「感情的事象の記憶の復活」というのは「治療可能」な「余裕が必要」という事 なのです。

もう一度書きます


「感情的事象の記憶の復活」というのは「治療可能」な「余裕が必要」という事 なのです。



しかし現代社会では肉体のダメージ同様、その「余裕」を良しとしません。「それだけの余裕があるのなら(自ら以外の)〜〜〜の為に使う」事が当然とされているからです。肉体的ダメージを「痛み止め」で騙し動き続けるように、「感情/意識」のダメージも「忘却」というカーテンの向こうへ隠し、存在感があるのに向き合いません。そんな「余裕」は「在る」のに「社会的な都合」により無視されるからです。

そして「処理」されない「感情と記憶」は癒やされる事/修理される事無く延々と居座り続けます。
しっかりとした時間と治療が行われない肉体のダメージが古傷となって居着くのと同じです。

そして 肉体以上に厄介なのが「忘却と名打った分離」は分離する度に「新たな記憶の記録」を行うという事 です。

記憶が浮上する度に感情が現れる時、意識は「記憶を再度生きている」のです(だから処理されていない記憶には_臨場感たっぷりの感情が付随しています_)。

それを処理する事なく「分離」して_新たに_(←ココ重要)「隠す」行為は「感情的になる事象の記憶」を複数回、毎回少しだけ違った形で保存するのと同じ効果があります。そのような形で保存された複数のバリエーションの記憶も「消えません」。全部_連鎖_されて記録されてます。鎖の一部でも表面化すれば_全てのバリエーション_が一瞬の内に表面化します。

「感情的事象の記憶」の「回帰頻度」が多くなるのと、その度に「忘却」が難しくなるのもコレが理由です。

(表面的な)「忘却」という手段は感情を経験せずに普段の生活に戻れるので素晴らしい対処法のように見えますが実は行う度に「新たに処理が必要となる記憶」を刻みつけて重ねる、という自傷行為でしかありません。


なので私が治療を行う時、治療の時間(1時間半から2時間)は指圧という肉体接触と気の流れの導きによって 「肉体的/意識的/感情的」な「余裕」 を作る事が主軸になります。

その余裕の中で「クライエントさんが自らを癒やす」為に長期的には症状の減少/消滅につながります。


もし貴方が感情や事象に振り回されているならば、自らの生活に余裕を作り、その_安全な余裕の中_で事象と記憶と向き合いませんか? 

「忘却」という「嘘」は「癒やし」ではありませんよ。









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Last updated  Feb 26, 2015 10:14:15 AM
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