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不安に苦しむ本人
と副題が付いている永田久美子、認知症介護研究・研修東京センター主任研究主幹が述べられているこの記事をそのまま引用させていただきます。
『「しっかりしているつもりなのに、記憶がぽっかり抜けてしまう。周りの眼(め)が怖い。駄目なやつっていう眼でみんなが見てるのが分かるんです」。認知症初期、五十代の男性の声です。
認知症を乗り越える一つのヤマ場は初期のころです。これまでと同じように暮らしているつもりなのに、記憶が所々抜け落ち、人前でミスを犯してしまう。信じられない出来事が増えていく日々。それは体験した人でないと分からない、恐ろしいことといいます。
失われるのは記憶だけではありません。周囲の眼が冷ややかになり、信頼や関係も失うことが、認知症の人にとって最もつらい体験といいます。
冒頭の男性のように、周囲の眼によって多くの認知症の人が深く傷ついています。その傷は、ただでさえ不安でいっぱいの認知症の人に想像以上のダメージを与えます。
人目が気になりおびえがちで、うつ状態に陥ったり怒りっぽくなる。時には怒りがこうじて乱暴な行動になるなど、 認知症の人の問題とされる症状の多くは認知症そのものからではなく、不安に苦しむ本人に社会が与えているダメージによって作られた障害
なのです。
それらの症状によって周囲が困惑し、その様子に本人がさらに傷つくという悪循環を繰り返し、急速に症状が悪くなっているように見えてしまうのが現状です。記憶が薄れていく未知の世界を懸命にしのいでいる本人。傷つけられる体験を少しでも減らすことが、症状の増悪と周囲の負担を軽くする決め手です。
「おかしい」「変」という場面では、本人も周囲も「なぜ?」「どうなってるの?」と不安になり、気づかないうちに不信や非難の言動で本人を脅かしがちです。周囲に起こる「変」な一瞬を、「大丈夫」という温かいまなざしの瞬間にしていきませんか。簡単なようで難しいことですが、まなざしの切り替えを意識して試みる。そんな小さな積み重ねが認知症を乗り越える特効薬です。
それは何よりも失われがちな本人と周囲の安心とつながりを強めてくれます。多くの経験者からの貴重な伝言です。』
辛抱強く待って差し上げる。。。例えばお弁当代の300円が見つからない利用者さんがいらっしゃって、財布がどこにあるかわからない。なんてことに遭遇することもある。どうしても見つからないときは次のときに一緒にね。ということになるけど、配達するお弁当の数が少なくなったのだから、一人の人にかけられる時間は増えても良いのかな。気長に待つということも一つの方法なのかな?と。
銭湯地域で米軍に弾薬提供 2016.10.18
本日付地元紙『正平調』から。。。 2012.09.25 コメント(4)
5日付地元紙『正平調』より。。。 2012.09.06