我が国最大のナショナルセンターである連合。しかし、その存在感は希薄です。
経済成長期は、労働組合には華がありました。「昔陸軍、今総評」と言われたこともあります。
特に太田議長(合化労連)岩井事務局長(国労)の、いわゆる太田・岩井ラインと言われた頃の総評。
時代もよかったのでしょう。春闘は季語にもなるくらい華やかでした。
当時は、ナショナルセンターは4つあって、
総評、同盟、中立労連、新産別と。このうち、総評と中立労連が春闘共闘委員会を作って、
経営側に賃上げを要求しました。
春闘相場というものがあって、
まず基幹産業の鉄鋼に第一次回答が出ます。鉄鋼労連は、たいていこの金額で妥結します。
いわゆる一発回答です。
この金額に上乗せするのが、交通共闘の役目でした。
国労と私鉄総連がストを構えて相場を上げます。
この第二次回答が、春闘相場になるのでした。
毎年、段取りが決まっていて、
経営側は、スケジュール闘争と言って非難します。まあ一種の予定調和ですね。
馴れ合い、という部分も否めなかった、と言えるかもしれません。
経営側は、日経連が窓口で、前田一という人が、
専務理事でした。
この人は確か盲目で、黒メガネをかけていましたね。
労働側の太田・岩井ラインと、日経連の前ピン。戦いながら、お互いにエールを送ったこともあったようです。
総評の中核は、官公労でした。
自治労、三公社五現業が中心で、
いわば親方日の丸ですから、ストも容易だったのでしょう。
支持政党は、総評・中立労連が社会党。
同盟が民社党、新産別が共産党。
大雑把にいうと、上の通りになります。
現在の連合は民主党支持です。
一度は政権を獲りましたが、能力不足で国民から見放され、特に松下政経塾の出身者が無能で一挙に支持を失いました。
連合はそれ以上に存在感をなくしています。
賃上げも政府主導。
いまや組合としての機能を失っています。
高い組合費を払っている労働者は、たまったものではありません。
連合が主体性を取り戻すためには、
大幅賃上げを勝ち取る以外にないでしょう。
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