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本日の新聞記事によると、今年も異常気象で穀物相場などへの影響が強そうとのこと。 いわゆる異常気象が恒例のものとなると、人口の多い中国やインドでの消費文化の進展とともに需給がよりタイトなものになっていきそうですね。 代替物や異常気象対策に関わるビジネスを探すのもいいかもしれません。 しかし、自分でデータを見ないことには本当に需給が逼迫していくのかどうか納得がいかなかったりするもんですよね(苦笑) そこで、農水省や総務省のページを見ていると、意外に感じることもあったりして勉強になるもんですね。 例えば、小麦の耕地面積あたりの生産高とかを見ていると、中国>アメリカ>インド>カナダだったりするようですね。 農業は、化学肥料を使ったりする以前の問題として、耕地の良し悪しというものがモノをいうということなんですかねぇ。 と言いますか、耕地が良ければ余計な肥料はいらんということでしょうか。 統計を見るのも楽しいものですが、マネーに結びつかないことには意味がないので、調査目的がハッキリするまではおあずけということにしておきやしょう。
2005.07.18
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むか~しむかし経済学を習ったときに、公共財という言葉を教わった気がする。 ここでは公共財とは、リスクとリターンの関係が不明ないしは悪いために、放っておくと十分に供給されない可能性の高いもののことを指すと考えるとする(純粋な意味は,コチラなどで御確認ください)。 具体例としては国防や警察が挙げられることが多いが、ここでは患者の少ない病気の治療薬の研究や何処の馬の骨ともつかない次世代インフラ研究なども含めて考えてみるのはどうだろうか? 確かに、世の中にはチャレンジャーがいるもので、意気揚々とリスクを取りリターンをモノにする人物がいることは確かである(その人にとってはロー・リスクに見えているのかもしれない)。 しかし、どのような分野にでもそのようなチャレンジャーがいるわけでもないし、チャレンジャーがいたとしても十分な量を供給できるかどうかは不明である。 そして、チャレンジャーがいたとしても、資金がショートしてしまえばオシャカである。 ほんでもって、チャレンジャーに投資をする人は往々にして慈善活動家ではないわけで、チャレンジャーとしては投資家の欲望ないしは恐怖を刺激しなければ軍資金を得られないわけである。 そして、軍資金を得る手法としては、ベンチャーキャピタルの出資や銀行の融資もあるが、IPOという方法もある。 とはいえ、チャレンジャーが率いるような胡散臭い企業では、通常であればマトモな金額でIPOが果たせるとは限らない。 しかし、通常ではない状態であれば別である。 要するに、バブルの状態である。 先だってのITバブル然り、19世紀の鉄道バブル然りで、バブルのおかげでインフラ面の資金調達がスムーズに進んだという事実は否定できないだろう。 とはいえ、それらの企業に投資したものには慰めにはならないかもしれないが…。 という中途半端なところで終了。まぁ日記だからね…。
2005.07.17
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むか~しむかし経済学を習ったときに、公共財という言葉を教わった気がする。 ここでは公共財とは、リスクとリターンの関係が不明ないしは悪いために、放っておくと十分に供給されない可能性の高いもののことを指すと考えるとする(純粋な意味は,a href="http://www5.cao.go.jp/seikatsu/koukyou/explain/ex04.html">コチラなどで御確認ください)。 具体例としては国防や警察が挙げられることが多いが、ここでは患者の少ない病気の治療薬の研究や何処の馬の骨ともつかない次世代インフラ研究なども含めて考えてみるのはどうだろうか? 確かに、世の中にはチャレンジャーがいるもので、意気揚々とリスクを取りリターンをモノにする人物がいることは確かである(その人にとってはロー・リスクに見えているのかもしれない)。 しかし、どのような分野にでもそのようなチャレンジャーがいるわけでもないし、チャレンジャーがいたとしても十分な量を供給できるかどうかは不明である。 そして、チャレンジャーがいたとしても、資金がショートしてしまえばオシャカである。 ほんでもって、チャレンジャーに投資をする人は往々にして慈善活動家ではないわけで、チャレンジャーとしては投資家の欲望ないしは恐怖を刺激しなければ軍資金を得られないわけである。 そして、軍資金を得る手法としては、ベンチャーキャピタルの出資や銀行の融資もあるが、IPOという方法もある。 とはいえ、チャレンジャーが率いるような胡散臭い企業では、通常であればマトモな金額でIPOが果たせるとは限らない。 しかし、通常ではない状態であれば別である。 要するに、バブルの状態である。 先だってのITバブル然り、19世紀の鉄道バブル然りで、バブルのおかげでインフラ面の資金調達がスムーズに進んだという事実は否定できないだろう。 とはいえ、それらの企業に投資したものには慰めにはならないかもしれないが…。 という中途半端なところで終了。まぁ日記だからね…。
2005.07.17
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とっても魅力的なタイトルですね(笑) 原題は”The Definitive Guide to Futures Trading”なので、直訳すると「先物取引ガイド 決定版」といった感じでしょうか。 テクニカル分析など聞くだけで身の毛もよだつという方もいらっしゃるのでしょうが、そんなこともあるのかなという感じで読めば良いのではないでしょうか。 読んでみると、ラリー・ウィリアムズという人は本当によく調べるなぁと感心してしまいますね。 私自身は、システム取引そのものをやっているわけではありませんが、このレベルまで行くと儲かるのかもしれないとは思いましたね。 コンピューターやデータベースがあまり普及していなかった時代に書かれていたことも考え合わせると、本当にたいしたものだと思います。 特に、全ての市場で通用しなければ意味のある取引ツールとは言えないという考えや、勝率や掛け率、マネー・マメジメントの考え方など広範に触れられており、バランスの取れた本だと思われます。 「投資苑」あたりが内容面では近いでしょうか。 取引システムについて書かれた部分は軽く読み流してしまったのですが(笑)、世の中には理解はできないがそうなっているということも十分ありえるわけですから、このようなアプローチもあってしかるべきなのだろうと思われます。 あとは、信じれるかどうかの問題なのかもしれませんね。 どの市場でも動いているのは人間なわけですから、何らかの共通点があるのではないか、あるいは、何らかの相違点があるのではないか、というアプローチによって儲けようとするのは妥当なのかもしれません。 まぁ、バリュー投資にも割安なものは見直されることが多いという確率に賭けているという側面があることからすれば、案外両者の距離は近いのかもしれません。 そうなると、本当に信仰心の問題になってしまいかねないですね(苦笑) まぁ、この手の話はここまでにしておきましょう。<何となく気になった文章をピックアップ>・私たちは皆、人間であり、予測を求める人たちがおり、だから私たちは予測をするのである。私たちの予測は補助的に利用されるべきで、絶対的なものでもない。・是非とも理解してもらいたいのは、誰かの予想を鵜のみにしてはいけないということだ。・反転ポイントを予見し最後の1ティックまで完璧に予想する能力を身につけるまでは、売り注文では自分の売りたい価格より上に、買い注文では自分の買いたい価格より下に指し値注文を出すこととする。・全体の98%の場合において私は価格が自分の望むレベルまで上がったときのみ買いを入れる。すなわち、トレンドが自分の望む方向に動くのを待つ。・日々の取引において、相場で金を儲けようと思うべきではない。むしろ、単純に運用システムをなぞるように努力すべきである。その運用システムを忠実に遵守すればするほど、全体としての利益は増加するはずである。・取引ごとの利益を元本に組み入れて複利で回す限り、トレード戦略とマネー・マネジメントの併用は、買い持ちの戦略より多くの利益をあげることができる。 ↑ まぁ、これがトレーディングの基本思想ですかね~。<相場の原理原則>1 うまく行きそうに見える時は、うまくいかない。2 大きな建玉は大きな問題となる。3 将来のことは誰にもわからない。4 間違っていた時、トントンにしようとするな。損切ること。5 船が沈み始めたら、祈るより先に脱出するべし。6 難平は愚かさの上塗りである。7 大衆は中間では正しいが、最初と最後では間違っている。8 大衆のルール - それは消え去るためのルールである。9 状況は自ら築くものである。10 それゆえ、よい時間を過ごすよう努力するべし。 この本を読んで、今まで何となく腑に落ちないでいたことも納得できたのが個人的には最大の収穫でした。 それでは今日は、ジム・ロジャーズの商品の時代でも読むとしましょうかね。 話はそれますが、英語の勉強もスピードアップする必要を感じずにはいられないですね…。
2005.07.16
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何となくジム・ロジャーズ風の内容を想像していたのですが、思いっきり違う内容でしたね(苦笑) 主たる内容は、景気や相場のサイクルに関するものでした。 要は、日本の90年代の株式市場のように儲けるのが難しい下り坂の場面は避けて、2002~2003年くらいの上り坂の手前で投資できるようにしましょうということでしょうか。 まぁ、正確に景気の天底がわかるわけでもないので、実践においては若干早めに動くということになるのでしょう。 このような発言の裏には、1990年代に主張されていた長期投資さえすれば良いという考えや、IT化などによって景気循環はなくなったという主張への反論があったようですね。 どうも私にはvividには伝わってこないのですが…。 具体的な内容として気になるところは、景気がどのようなフェーズにあるときに世の中ではどのようなことが起こっているかという事例の例示や、デフレブームについて語られていたところでしょうか。 最近の日本の株式市場を念頭に置いて読むと、確かにそんなこともあったなぁと思いながら、こういうときに入退出すると良かったのかと気付かされました。 それにしても、ジム・ロジャーズやマーク・ファーバーは本当によく調べますね…。 私も怠けていてはいられませんね。
2005.07.09
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たまたまTOYOTA HYBRID CITYというサイトを見たところ、トヨタのハイブリッド車というのは結構複雑にできているもののようですね。 アメリカにもハイブリッド車の工場を建設するとのことですが、システム面での調整などは続いていきそうですね。 昨年「イノベーションのジレンマ」という本を読んだとき、最終章が電気自動車はイノベーションと成り得るかという趣旨のものだったことを思い出します。 現時点ではガソリンは高騰し、ガソリン以外のエネルギー源で走る車に有利な状況となっていることからすると感慨深いものがありますね。 ちなみに、上記のサイトの登場する眞鍋かをりさんのブログはトラックバック(引用)日本一とか紹介されていましたね。 誰が統計を取ったのかは知りませんが、何であれ一番というのは大したものですね~。 サイエンスZEROなどなにやら知性系のコンテンツに登場することが増えているように見受けられますが、そういった方向に向いた方なのでしょうか?
2005.07.05
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私の頭の中だけなのか、妙に日本の景気が良いような錯覚に襲われる。 少なくともデフレは継続しており、中国やインドといった途上国の成長も今年は鈍いと考えられているにもかかわらず、である。 そして、10年債の金利がアメリカで4.049%、日本で1.18%と景気の悪化を織り込んだような数字になっている一方で、日本や欧州で株価は上昇している(景気の改善が期待されている?)。 世界経済に目を向けると、アメリカ以外の国では過少消費ともいえる状態で、日本や中国にいたってはアメリカにお金を貸してまで消費してもらっているような感覚である。 そして、当のアメリカも不動産バブリーな状態で、FEDも金利上昇で対応しようかといった感じに見える。 要は、何となく危なっかしい状態にあると思われるのに、私の目は悪材料を無視してしまっているかのように感じられるのである。 結論としては、何となくではあるが短期的に株価は上昇を見せるような気がするものの、調子に乗ってポジションを積むと火傷をしそうな気がしてならないのである。 とはいえ、銘柄探索を続けていると、何がしか取引をしてしまうものでもあるのだが…。
2005.07.03
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世界をふらふらしていると、本当にドルの通用力は凄いと思う。 日本にいるとなかなか買い物でドルを使う機会はないのだが、外国に行くと自国通貨だけでなくドルも使えるということが多い(むしろ自国通貨では受け取ってくれないこともある)。 特に新聞やテレビでレートをチェックしているとも思えないのに、それなりにレートを知っているところがこれまたニクイのである(苦笑) まぁ、自国通貨のままでは不安ということで、日々の売上を両替屋でドルに換えているのかもしれないが…。 そんなこんなで、世界の国々はドルを欲しているように見えるわけである。 それが基軸通貨というものなのだろうが、私が生まれてからというものドル以外の通貨が基軸通貨だったこともないので比較対象に窮してしまう。 そして、以前から疑問に思っていたのだが、米国外に出て行ったドルは一体どおような運命をたどっているのだろうか? 日本円であれば結局は巡り巡って日本に戻ってくるだけのような気がするのだが、ドルはそのまま海外に滞在し続ける可能性を感じるのである。 あるいは、ドル建ての貯蓄がなされて、米国債に還流していっているのかもしれない。 海外に滞在し続ける可能性があるとすると、アメリカとしてはドルを刷りっぱなしにして、垂れ流し続けることも暫くの間は可能ということになりそうである。 要は、昔の日明貿易よろしく、諸外国はアメリカ様から通貨を買わせて頂いているのかもしれないと思ったりしてしまうわけである。 だから何なのかというと、日本のように自国通貨への愛着の強い国は別として、ドルへの需要は底堅いものがあるということである。 但し、かつてのポンドのように基軸通貨からはずれていったものの存在があったことも記憶しておかなければならないはずである。
2005.07.02
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いわゆる三菱系じゃなかったのね…。 たまたまワールドビジネスサテライトを見ていて気付かされました。 思い込みが崩れた瞬間でした(笑)
2005.06.23
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いまやインドといえばゴールドマン・サックスの提唱したBRICsの一角を占める成長国と捉えられるようになっており、日本でもHSBC、PCA、野村などから販売されています(参照:インド株ファンドによる投資) 本日のニュースでも、野村で追加投資の500億円が集まったので募集中止ということでした。 とすると、日本からのインド株式市場への投資は、合計で2000億円ぐらいになるのでしょうか? インドの株式市場の時価総額は三十数兆円だったはずという怪しい記憶からすれば、1%弱の資金が市場に供給されたということになります。 日本にひきなおすと、2兆円ほどの中長期的な買いが入ってきたという感じでしょうか。 日本でも外人の売買動向が注目を集めますが、インドでも相当注目を集めていると考えて間違い無さそうですね。 しかし、インドの本格的な発展はまだまだなのではないかという気がするのですが、どこかでマネーに目覚めて変わっていくのでしょうね。 そういったタイミングを見逃さずにいたいものです。 ついでながら、古本屋でスパークスの阿部さんの本を見つけたので立ち読みしてみると、1995年の時点でトルコファンドを立ち上げていたのですね。 当時の日本の状況からすれば、なかなか凄い行動力だと思います。 現在も韓国のアセット会社を買収するなどアジア圏で手を広げているようですが、これからも興味深い対象であって欲しいものです。
2005.06.23
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中国元は、中国語ではYUAN(ユエン)と云うらしい。 ほんでもって、かつて中国で気にかかったことは、米ドルは美国$と書かれていたのに、日本円は日本『元』と書かれていたことである(笑) やはり、中国にとっては日本はナチスドイツのような存在に映っていたのだろうか?(国土の大きさからすれば、沖縄県に本土を乗っ取られたようなものか?) ところで、最近の巷では中国人民元(renminbi)の改革が問題なのだそうである。 数年前までは切り下げを求められていたような気がするのだが、今回は切り上げなのだそうである。 確かに、自国通貨安はデフレないしは失業の輸出として経済学的にも批判される余地は大きい。 では、切り上げが行われるとして「いつ」「どのような形で」「どの程度」行われるのだろうか? 中国政府としては、外圧に屈して切り上げをやったと思われるのは嫌なこともあって、少しおさまってから実施するという考えが中道的なようである。 とはいえ未来のことは不明なので、明日に行われるかもしれないし、永遠に行われないかもしれないと考え、不測の事態に備えておくしかないのであろう。 為替においては、政治という要素が切っても切り離せないようである。 では、どのような形で行われるのか? 香港ドルが管理フロート制を取りながら多少の変動幅を認めたことからすれば、問題がなければ同様の方式によるのが平凡なような気がする。 とはいえ、ロシアのようにドルペッグから通貨バスケット制に移る国もあることからすれば、中国も通貨バスケット制に移行する可能性も否定はできない。 ちなみに、ドルペッグではなく通貨バスケット制になった場合には、ドル円ではドル売りになるであろうというのが専らの予想なのだそうである。 それで、どの程度切り上げられるのか? 不明である。 何となくではあるが、何段階かに分けて順次切り上げていくような気もするのだが、中国人は偶数が好きということで、8月に8%ということもあるかもしれない(最近の傾向からすると8月15日かも…)。 いずれにせよ珍しい機会なので、折りを見て考えてみたい投資案件である。
2005.06.22
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ヒコーキといっても紙ヒコーキ・タワーで紙ヒコーキを飛ばすというわけではなく、今日も今日とて投資の話である(タワーで飛ばしてはみたいが!)。 御存知の方もいらっしゃるとは思われますが、航空機業界にはエンブラエルと呼ばれる会社があります。 このエンブラエルという会社、飛行機を飛ばす方ではなく飛行機を作る方の会社です。 まぁ「ブラ」と付くだけあってブラジルの会社なのですが(例:ペトロブラス、テレブラス)、一応世界第三位の規模なのだそうです。 おそらくは、一位はボーイングで、二位はエアバスなのでしょう。 エンブラエル社のサイトを見ていただくとお分かりになると思われますが、小型の飛行機を作っている会社のようです(ニッチなのか?)。 航空機産業は輸出産業であり、主な輸出先はやはりアメリカなのだそうです。 現在のアメリカでは航空機は更新の時期にあるらしく、エンブラエルも比較的好調なのだそうです(確かに売上は伸びている。利益率は昔ほどではないのが気にかかる)。 私にはよく分かりませんが、世界的には小型機による地域間の運行が増えてるらしく、需要は続きそうとのことだそうです(とすると、GEとホンダの小型機用のエンジンも売れるということか?)。 ちなみに、ブラジルの通貨レアルは高金利通貨(19%)ということもあり、結構値上がりしております。 その一方で経済の方は弱くなってきているようなので、追々利下げということになりレアル安となっていく可能性があります。 とすると、輸出産業のエンブラエルとしては競争力も高まり、借金の利子も軽くなって一石二鳥ということになりますでしょうか。 まぁ、ブラジル経済の後退がアメリカ経済の後退によるものということであれば、そもそもの前提がこけてしまう可能性もありますが…(アメリカの航空業界は厳しそうだしな~)。 ちなみに、通貨といえばカナダドル(2.5%)も上昇してますね。
2005.06.21
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グリーンスパン議長の「最近の債券市場の動きは謎だ」という発言は日本でも取り上げられましたが、私としては「謎とは一体なんぞや?」という気持ちでした。 要は、「謎=よくわからん、不明」という意味だとすると、グリーンスパン議長としては債券市場のミスターマーケットの行動は理解しがたいということかしらと思っていたのです。 しかし、日本語に訳されている「謎」とは、"conundrum"という単語なのですね。 "conundrum"だと、どちらかというと「謎」というよりは「難問」という感じでしょうか? まぁ、理解しがたいという意味には違いないのでしょうが、「謎」と言い切ってしまうほどには無責任ではないような気がします。 短期金利の上昇にもかかわらず強含む長期金利のマーケットと、利上げを継続するグリーンスパン議長のどちらかが間違っているということになるようですが、本当にどうなっていくのか謎ですね。
2005.06.20
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投資判断の基本は、やはり「買い」「売り」「不明」のどれかに落とし込むということになるのだろうと思います。 そして、「買い」ないしは「売り」と決めたときは、どの程度の「量」をどのくらいの「価格」で執行するのかということを考えることになります。 ほんでもって、対象企業の事業や業績から投資判断を行う場合には、わかりやすい構造をしている企業の方が判断しやすいと言えます。 そんなわけで、シンプルな事業展開を行っていることが多い中小企業が投資対象として上がってくることが多くなりがちです。 まぁ、大企業であっても素材・造船・運輸など比較的シンプルなビジネスを行っている企業もあるので、分かる人には分かるということになるのでしょう(今のところ私にはよく分かりませんが…)。 個人的には、業績のよろしくない大企業であっても、最も規模の大きい事業で改善傾向が見られるようであれば十分投資対象になったりするのではなかろうかとか思ったりしているのですがね~。 要は、「大企業でも中小企業のように単純化して捉えることができる場合もあるんじゃないだろうか」ということだけなんですけどね。 日記に書くほどのことでもないのかもしれませんが、何となく気にかかっていたことなので書いておくことにしました。
2005.06.18
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「アイディア」という言葉を検索してみると、「思いつき。着想。アイデア。」という回答が帰ってきた。 ちなみに、「投資」という言葉は、「利益を得る目的で、資金を証券・事業などに投下すること。」という意味なのだそうである。 ついでに、二つ合わせて検索してみると、何も答えは帰ってこなかった。 それはさておき、投資アイディアという言葉は、投資事業で儲けるための発想とか思いつきという意味である(たぶん)。 とすると、古くは「バリュー投資」や「成長株投資」も投資アイディアの一つであったのだろうと思われる。 まぁ、今となっては余りにも古典になってしまっているようなので、投資アイディアとは分類されないのかもしれないが…。 投資をやっている人であれば、「いま何を買ったら儲かりますか?」という質問を一度や二度は受けたことがあるのではなかろうか。 この質問自体がいけないとは思わないが、どちらかといえば「どのようなときに(when)どのような銘柄(what)を買った方がいいですか?」とでも聞いておいた方がのちのちまでも有益だったのではなかろうかと思われる。 要は、前者ではなく後者の質問をして投資アイディアを仕込んでおけば、いつかまた二匹目のドジョウもすくえるかもしれないというということである。 例えば、マネーマスターズ列伝という様々な投資アイディアが書かれた本においては、「経済的に豊かになった国では海外旅行に出かける者が増える」と考えている投資家のことが書かれていたと記憶している。 したがって、このことを認識していれば、豊かになりつつある国を見つけては、その度に旅行業界や航空会社を調べてみようという気になるわけであり、ただ漫然とこの国は発展してきているんだなぁと思うだけで終わったりはせずに済むわけである。 自分で書いていても何だかよくわからなくなってきたが(笑)、要は投資アイディアを蓄積して、必要に応じて引っ張り出すことができれば一人前と言えるのではなかろうか、ということである(そうだったのか!?)。 まぁ、銘柄選択をパクるのは当然のこととして(?)、投資アイディアもパクっておかないと将来に繋がらないということでもある。 つまるところ、いちばん自分に言い聞かせる必要があることでもあるのだが。
2005.06.05
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たまには個別銘柄のことにも触れておかないと、「こいつは一体なにをしているんだ?」と思われるかもしれないので若干考えてみたいと思います(苦笑) 家具屋で上場している企業にも数社存在しているわけですが、今回はカッシーナ・イクスシーのことにでも触れてみようかと思います。 と言っても調べたのは半年以上前なので、最近の決算短信とかも読んでいないのですけどね(爆) まず、カッシーナというのはイタリアのブランド家具屋のことで、カッシーナ・イクスシーは輸入販売やライセンス生産をしているようです。 ブランド家具関連のサイトや雑誌を見たかぎりでは、デザイン性のある家具を探す人には知られているものらしいという感触だったでしょうか(私は聞いたことはある名前だなぐらいな感じでした)。 とはいえ、カッシーナの家具は高価なので、ブランドへの入門モデルとしてか比較的安価な独自製品も取り揃えているようです(といっても普通の家具の数倍はしますが…)。 そんなわけで、私が店舗を拝見させていただいたときも、金持ちそうな人とか、定年後の第二の生活用という感じの人や、新婚さんで背伸びしてやってきましたという雰囲気の方がいらっしゃってました(そんな中に冷やかしともいえる私もいたわけですが…)。 ちなみに、この会社はユニマットと資本提携関係にあるみたいですね。 そのせいか、青山の本店はユニマットのビル内にありますし、ユニマットが建てた渋谷のピカソ347の中にも出店しているようですね。 私の場合、ユニマットと聞くとオフィスコーヒーの方を思い浮かべてしまうのですが、持株会社のユニマット・ホールディングスの方と資本提携にあるようです(そのうちダイオーズとユニマットの比較とかもやってみようかしら)。 そんなわけで、ユニマットを通じてオフィス向けにも販売してしまっているようですね。なかなかしたたかなものです(多分ユニマットのほうがしたたかなのではないかと思われますが…)。 要は、貴方の会社の社長室や役員室の家具はカッシーナ製ということもありえるわけですな。 最近の世の中では高級マンションもそれなりに販売されているようでして、カッシーナ・イクスシーもそういったところに入り込んでいるようです。 「カッシーナのある生活」といったところでしょうか。 今のところ、新店舗を開設するごとに営業利益率を維持しながら売上増加に繋げており、資本利益率も立派なものです。 ブランドって偉大なもんなんですね~(ちなみに、ティファニー、コーチ、LVMHなどは上場企業なんですよねぇ…)。 まぁ、サマンサ・タバサとか見ているとOH!という気になってしまいますね。 しかし、家具はカバンとは違って、何個も買ったり、すぐに乗り換えたりするものではないという庶民感覚に基づけば、どこかで販売数量にも限界があるはずという感覚に襲われてしまうのが小市民。 結局は買わずに終わってしまった銘柄の一つなのでありました。追伸: ちなみに、創業者の方は亡くなられていたのですね…。 カッシーナ関連の本とかも書かれていて家具への情熱を感じる方だっただけに、ちょっと寂しい気がします。 投資家としてクールに見れば、この会社はカリスマを失ったのかもしれないという感じにもなりますが。 また、イタリアのカッシーナ自体が買収されてしまったとのことで、急遽カッシーナの株式の20%を借金してまで購入して提携関係を保つことになったようですね。 株主間契約によると、アジアに関してはカッシーナ・イクスシーのテリトリーにするということになっているようなので、当面は競合ということにはならないようですが、意外な出費だったようですね。
2005.06.04
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企業は、モノやサービスを生産して販売することによって収益を上げています。 消費者である私たちは、モノやサービスにも質があることを多少は知っており、その質に比して価格が割安かどうかを気にしながら消費生活を送っています(?)。 したがって、経営者は、自社が販売しているモノやサービスの質には気を配らなくてはならないはずです。 このことでふと気になったのは、他でもないGMのリチャード・ワゴナー会長です。 最近GMやフォードの格付けが下げられ、アメリカの社債市場では信用不安から値下がりが続いていたようですが、そのおかげで私もGMの会長の御尊顔を覚えることができました(笑) ワゴナー会長の略歴を見させていただくと、案の定財務畑出身のようですね。 まぁ、自宅では欧州車や日本車を乗りながらGMの車を販売しているのではないかと邪推したりしてしまうのですが(ゴーンさんも欧州車に載ってたしなぁ)、多分ワゴナー会長はあまり車のことは知らないんじゃないかと思ったりしてしまうんですね。 ここでようやく最初の話に戻ってくるわけですが、GMでは経営者が自社の製品の質のことを良くわかっていないじゃないかと思われるのですね。 おそらくは市場調査や営業活動、金融サービスの面ではリーダーシップを発揮していても、技術に関しては他人任せになっているのではなかろうかと勘繰ったりしているわけなのです。 GMの抱えている危機は案外そういったところにあるんじゃなかろうかと思ってしまったりしています。 ま、素人考えですけどね。 そして、多分日本の電機産業にもそういった経営者が出てきているんじゃなかろうかとも疑ってみたりしている今日この頃です(笑)
2005.05.29
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私が日記を書き始めた頃も凄い勢いで株式投資関連のサイトが増殖していましたが、まだまだ増えているようですね~。 それらのサイトの中には凄いサイト様もいらっしゃるわけで、私も参考にさせていただこうと思います。 でもやっぱり下げがきつかったりすると中止されるサイトが増えたりするのでしょうかねぇ? 私は生来の怠け性が出てきて、相当マイペースで書かせていただいておりますが、毎日コツコツと書かれている方々には脱帽であります。 とりあえずは細かいところに分け入ってしまわずに、「子供でも10秒で理解して買いたくなるような企業」を探していければいいなぁと思っております。 毎日一生懸命働いて10億円稼ぐのもいいけど、のんべんだらりと1億円稼ぐのもいいもんですよね(笑) まぁ、いずれは複利で挽回ということで…。
2005.05.29
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先日N新聞を読んでいると、上海市場が盛り上がらないので香港市場への上場を考える中国企業が出てきているといったことが書かれていた。 日本の新聞で書かれるぐらいなのだから、向こうでは結構前からそういった雰囲気になっているものと思われる。 つまるところ、くず株をつかまない限りは相当なチャンスが眠っている可能性があるということなのではないだろうか? 話は変わるが、私は上海という街は大変面白いところだと思う。 かつて英仏が闊歩していたときや、日本が占領していたときであっても興味深い街だったのだとは思うのだが、現在でも結構なところである。 但し、「外国人にとっては…」という限定が付くのかもしれない。 だとすれば、自分達の享受できない便益を謳歌している外国人がウヨウヨしていたとすれば、腹が立つのも人間として仕方ないというべきか。
2005.05.28
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株式市場が低迷すると気分が高揚してくるという点では、バリュー投資も因果な商売だなぁという気がしますね(苦笑) そういう意味では、景気が悪くなると儲かる債券投資に通ずるところがあるのかもしれませんね。 まぁ、ファンドの乱発が想像されるエマージング・ボンドの場合は、信用リスクが大きいので、景気がよくなると上昇してきたりしますが…。 そんなこんなで来週はチョコチョコ買いに出てみようかと思います。 特に自信はないですけど、リスクを取らないとリターンもないですからね~。 あと、ユーロ・ドル売りも検討してみようかな。
2005.05.21
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外国為替取引をしている人はよくわかっておられることだとは思うが、通貨スワップとはほぼ「通貨ペア間の短期金利の差」に等しい。 具体的には、日本円と米ドルなら約3%(年利)ということになるだろうか。 つまり、円売りドル買いをすれば3%の金利が付き、逆に円買いドル売りをすれば3%の金利を支払わなければならないということである。 したがって、金利の高い通貨を売るのは難しいのである。 しかし、ここにニュージーランドドルを売ってみたいというNという酔狂な人間がいたとしよう(笑) 現在のニュージーランドドルは、外貨預金のネタに使われるほどの高金利通貨である(政策金利6%強)。 つまり、日本円買いニュージーランドドル売りはとっても危険なわけである。 そこで、事前の策として、日本円よりは高金利な通貨とニュージーランドドルをペアにする手法が考えられる。 例えば、米ドル買いニュージーランドドル売りなどがそれにあてはまるだろう。 しかし、なぜ金利を敵に回してまで行動しなければならないのかは疑問である。 まぁ、本音を言ってしまえば、お隣の豪州とは商品市況の影響も異なれば、口蹄病の噂も出てきているということで経済的に宜しくない状況に向かっているのではなかろうかというに過ぎないわけですが…。 さて、どうなることでしょうか?
2005.05.10
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不動産投資においても、バリューのアプローチは有効だと考えられる。 というよりは、むしろ株や債券よりも昔から不動産ではバリューに着目する人々がいたと言えるのかもしれない。 しかし、株式とは異なり、不動産には「市場」というものがない。 このことは、流動性が低いことを示すとともに、ミスターマーケットが躁鬱状態になる回数を減らすことになるという点では投資家に不利だと思われる。 その一方で、「市場」がないことにもメリットがありそうである。 例えば、私たちは「市場」があることによって、ある程度効率的な価格帯を知ることができ、その知識に基づいて取引することが可能なわけである。 具体的には、A業種に属する甲社の株価がPER15倍なら、似通った事業をしている乙社の株価がPER8倍のままでいるのは割安なのではなかろうか、などと考えたりするわけである。 したがって、効率的な価格形成手段としての「市場」が存在しない不動産市場には、非効率性が多々存在しうると考えることもできる。 特に、不動産取引では、買い手と売り手が直接交渉して取引をするわけだから、そこには大いに非効率性が存在するはずである。 バリューを追求するものとしては、鬱状態のミスターマーケットのように売り急ぐものから買い取り、躁状態ミスターマーケットのように買い急ぐものに売ることができれば上等ということになるだろう。 また、不動産投資では、株式投資とは異なる魅力もある。 例えば、株式投資を通じて投資対象を変化させるためには、それなりの大株主になる必要があると考えられるところ、不動産投資では、買ってしまえばどのような色に染めるのも自由である。 つまり、己の創意工夫によって投資対象のバリューを上げることが可能ということである。 具体的には、テレビ番組のように格安で改装してしまったり、繁華街の中の目立たない場所を目立つように改装するという方法などがありえるだろう。 しかし、近年よく言われるように、インカムゲイン(家賃収入)の面から割安と考えられる東京近郊の不動産は値上がりしてしまっているものが多いようで、買えば誰でも儲かるという状態ではないようである。 もし、そのような物件を探すつもりであれば、年に1,2件でも見つけられればラッキーということになるだろうか。 では、東京以外の場所はどうであろうか? 不謹慎とののしられるかもしれないが、私としては「地震の起きた後の福岡なんてどう?」とか思ってしまうのだがいかがなものだろうか。 東京からも大阪からも離れた福岡は、他の大都市圏に吸収される傾向は感じられない。 その一方で、自動車の生産工場もできたり、韓国との交流もあったりして、それなりに人口を確保できるように思われる。 あとは、「誰でもいいから買ってくれ」というニーズを持った売主を探すことができれば万々歳だという気がするのだが、どんなものだろうか?
2005.05.03
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もし世界の上場企業の発行済株式総数が100株だったとしたら…とか誰かやってくれないかな(笑) -やっぱりアメリカで50株くらいになるのかな。 時価総額もアメリカで40%くらいになるのだろうか。 大体、日本はアメリカの半分くらいかな? とはいえ、発行済み株式総数のうち実際に流通している株数は、何株くらいになるのでしょうか? はたまた、買収以外で時価総額が現実味を帯びる機会がどれほどあるのでしょうか? そう考えてみると、時価総額というのも幻想に近いような気がしてきますな~。
2005.05.02
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昨日まで、証券アナリスト試験の勉強をしていたNです(苦笑) 試験勉強は随分と久しぶりだったので、結構ストレスになりましたが、とりあえず終わったのでホッとしているところであります。 しかし、先週は株式市場にチャンスが訪れていそうなのを横目で見ながら勉強に励むのがつらかったですね~。 そのつらさを跳ね返すためにも、今週はバーゲンハンティングに繰り出して息たちと思っております。
2005.04.25
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第一次オイルショックのとき、店頭からトイレットペーパー等の紙が姿を消したということは、笑い事となって久しい。 んが、今回は本当にオイルも紙も値上がりすると言われている。 もちろん、輸送費や電気代を通してオイルの価格上昇が一枚噛んではいるものの、原材料の「紙・パルプ」の価格が上昇しているということもあるようだ(これでいいのだろうか?)。 まぁ、以前から原材料は上昇していたのに、業界内では価格競争が続いていたのでなかなか転嫁できなかったということだろうか? ほんでもって、このままでは駅前で消費者金融のお姉さんからポケットティッシュを貰えなくなる日も近いといわれている。 とはいえ、製紙会社のサイトなどでは需給の悪化により値上げが浸透できないと書かれていたりするのを見ると、どう捉えてよいのかわからなくなってしまうのではあるが…。 う~む。私の頭では考えてもわからん…。 とりあえず、どこかの製紙会社のIRにでも電話してみるとするか。追記: ポケットティッシュは2万円以下で3000個作れたのね…。 ついでながら、古紙価格も上昇という話も聞くことがあるが、実際のところはどうなのだろうか?<参考>・フォレストネット・日本製紙連合会
2005.03.27
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第一次オイルショックのとき、店頭からトイレットペーパー等の紙が姿を消したということは、笑い事となって久しい。 んが、今回は本当にオイルも紙も値上がりすると言われている。 もちろん、輸送費や電気代を通してオイルの価格上昇が一枚噛んではいるものの、原材料の「紙・パルプ」の価格が上昇しているということもあるようだ(これでいいのだろうか?)。 まぁ、以前から原材料は上昇していたのに、業界内では価格競争が続いていたのでなかなか転嫁できなかったということだろうか? ほんでもって、このままでは駅前で消費者金融のお姉さんからポケットティッシュを貰えなくなる日も近いといわれている。 とはいえ、製紙会社のサイトなどでは需給の悪化により値上げが浸透できないと書かれていたりするのを見ると、どう捉えてよいのかわからなくなってしまうのではあるが…。 う~む。私の頭では考えてもわからん…。 とりあえず、どこかの製紙会社のIRにでも電話してみるとするか。追記: ポケットティッシュは2万円以下で3000個作れたのね…。 ついでながら、古紙価格も上昇という話も聞くことがあるが、実際のところはどうなのだろうか?<参考>・フォレストネット・日本製紙連合会
2005.03.27
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相場の下落に対応するとして、キャッシュポジションを調節できない投資家は、景気に左右されやすい銘柄から景気に左右されにくい銘柄への乗り換えとかを考えたりするものなのだろうか? 景気に左右されない銘柄のことを一般的にはディフェンシヴ銘柄と呼ぶようで、武田薬品などの薬品株がその代名詞とでも言えるのだろう。 また、景気が後退すると金利が引き下げられることが多かったことから、金利敏感株もディフェンシブ銘柄なのだそうだが、現在の日本では余りディフェンシブとは言えないかもしれない…。 さらに、メルクのような世界的な製薬会社でもディフェンシヴとは言い難い事態が生じることをまだ鮮明に認識している昨今では、薬品株も買いにくいのかもしれない(そこに収益機会が生じうるわけだが…)。 さて、このような状況下にあって、機関投資家等のサラリーマン・ファンドマネジャー達は、どのような対応をするものなのだろうか?追記: セコム上信越を一旦はずさせて頂きました。 私としては、頑張ってこられた社長の御冥福をお祈りするのみ。
2005.03.23
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大変ありがたいことに、昨年に続き本年も株式投資を通じて利益を得させていただいているわけですが、その原因を考えてみると、「銘柄選択のおかげというよりは相場に入ったタイミングがよかった」ことによる方が大きかったと考えざるを得ないのでしょう(運も実力のうちか!?)。 考えても見ると、バリュー投資関連の本では、銘柄選択と投資タイミングに重点が置かれているものが多いように思われます。 銘柄選択では、資産バリューや財務諸表には表れないブランドのことなどが書かれており、バリュー投資を学ぶ人にとっては馴染み深いものです。 その一方で、「市場が総悲観のときに買え」といった投資タイミングの問題もほとんどの本で書かれており、これまた馴染み深いものです。 まぁ、価格が下がってくるからこそ割安性という魅力が出てくるわけですから、元来バリュー投資には「見捨てられた市場」という存在が前提条件にならざるを得ないということでしょうか。 そういった意味では、バリュー投資も十分投機的であります(笑) と言いましても、いつ何時でも相場の行く末がわかるわけでもないので、「わかったときには頑張る」、「わからないときは休むか地道にやる」しかないでしょうか。追記: セゾン情報をはずしました。 もともと、財務諸表上だけの業績回復株(?)としてのお付き合いとして本年度末までに売却するつもりでしたので、予定通りの行動となります。 しかし、2000円を突破してくれなかったことは残念。
2005.03.20
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M&Aコンサルティングは、世に村上ファンドとして知られている会社であり、昨年上場廃止となったアシエント・テクノロジーの二番目の大株主でもあります。 有価証券報告書によると、16,892株(23.18%)ということなので、上場廃止直前の一万円の頃に購入しているとすると、二億円ぐらいの投資金額といったところでしょうか? M&Aコンサルティングとしては、再上場を果たして利益を獲得する予定なのでしょうが、一体何年後ぐらいにどのくらいの金額で再上場してくるつもりなのかは気になりますね。 また、買収を持ちかけていたという西武鉄道についても、それなりに保有しているのかもしれません。 現時点では、こういった手合いの再生株を手がける予定はありませんが、資金規模やパートナー次第では一考の余地ありということになるでしょうか。
2005.03.16
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投資家とか言う立場とは何の関係もない話ですが、ライブドアがニッポン放送株の買い付けで世間が大騒ぎしているうちに、フジテレビ本体やTBS、テレ東などをこっそり買い占めている人がいればおもしろいかなぁと思ってしまいました。 まぁ、ライブドア自身がやっていれば、相当な役者ではありますが(笑) とりあえず、地裁レベルではニッポン放送の主張が認められなかったようですね。 異議申立てもしているということですが、どうなることやら…。 それにしても、立場が変わると物の見方は本当に大きく変わるものですね~。
2005.03.12
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本日は新光製糖を売却。 朝のモーニングサテライトとかを見ていると、どうもちょっとしたバリュー株ブームになっているらしいと感じる。 そういう観点からすると、糖業関連株は低PBR株が目白押しなので、新光製糖も価格上昇の可能性が否定できないのも確かではある。 極めて賭博的な考えではあるが(笑) それにしても、私はどうも早く売りすぎてしまうらしい(苦笑)。 プレステージインターナショナルなどを見ているとそのように痛感する。 といっても、自分としては売るべきときに売ったという感覚があるので、今のところ後悔は無いのだが。 それにしても、以前は売却した銘柄のその後の株価は見ないようにしていたのだが、多少なりとも精神的にタフになってきたのか、今となっては自分の行動の結果を検証するためにも保有銘柄以上にチェックしている始末である(爆)。 まぁ、今のところ大きく損はしていないので問題は無いのだが、どうなることやら…。 それにしても、中国B株をどのように買うかが問題だ…。<御参考> とあるインデックスの現在のPERと予想PER上海B 37.40 22.24深センB 11.61 11.30韓国 11.42 11.18オランダ 13.16 12.72ノルウェー 14.40 13.08
2005.03.11
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大体の国は、自分の国の株価が上昇することに対して好意的です。 そして、株価が上昇するということは時価総額の増加を意味するわけでして、そのためには市場への資金注入が欠かせないわけです。 そして、株価が高止まりさせるためには、一旦市場に入ったお金を容易には出せなくしてしまえばよいと考えることができます。 しかし、出口が限られているのにわざわざ入ってきてくれるお金は少ないわけでして、結局は普通に開放した方がマシという結論に落ち着くことが多いようです(出口が限られているほうが非効率という投資機会は存在しうるのですが…)。 とはいっても、外国企業に国内企業が買収されてしまうことは防止したいと考える国は多いようです。 日本も、70年代くらいには、そういった考えが一世を風靡したようです(話題の放送業界などに顕著)。 まぁ、現在でもその名残はあるようでして、外国企業が自社株を買収の対価に使えるようにする法案が先送りになったりすることになるようですが…。 海外でいうと、タイのNVDRあたりが買収防止策の好例でしょうか? しかし、なかなか当局が思うように歪みを歪みのまま維持することは難しいようですね。 我々としては、歪みこそが投資機会と捉えることになるということなのでしょうが…。
2005.03.10
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昨年のメルクのバイオックスや今年のバイオジェンのタイサブリのように、副作用を理由とした薬品関連株が急に売られてしまう事件が目立ちます。 薬品は、健康に直接関わるだけに、事故が起これば重大な問題に発展しがちであるわけですが、どちらの事件でも随分と株が売られたようですが、それが投資機会を提供しうるものであったのかどうかは検証してみたいですね。 メルクのバイオックスは、売上の一割を占める主要製品だったということで、株主にとっても大問題であったことは確かです。 また、後々に控えている訴訟のことを考えると、「もしかしたらトンデモナイ賠償額になるのでは?」といった不安もありました。 実際のところ、株価は20ドル台(PERにして約10倍)になり、私も購入を検討しましたが、あまりにもわからないことだらけなので見送ることにしました。 バイオジェンのタイサブリは、期待の新薬ではあったものの市販されていたわけではなかったので、メルクとは若干違ったということになるでしょうか。 とはいえ、Valuationはよくわからないし、そもそもどんな会社なのかも知らないので、またまた見送りのツーストライクということになるかもしれません(苦笑)。 しかし、株価の下落だけで見ればエランの方が大変なことになっているわけで、半分ボロ株の様相を呈してきていると言ってもいいのかもしれません…。 まぁ、こんな正真正銘のボロ株も世の中にはいるわけですが…。
2005.03.09
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最近、日本でもCRB指数のことが取り上げられることが多くなってきているように感じます。 ここでの説明にもあるように、ニューヨーク先物取引所のインデックスで、Commodity Research Bureauというところが算出しています。 商品先物といえば、最近は原油が巷を騒がせておりますが、コーヒーや砂糖といった食品関連や金も値を上げてきているようです。 ジム・ロジャーズさんが、株と商品は大体10年周期で交互に相場を形成してきたといった趣旨のことを述べられていたと思いますが、もしその通りであれば、これから数年は商品が活況を呈し、株が不振になるということになるのでしょう(少なくともアメリカでは)。 いずれにせよ、商品の価格上昇はアメリカのみに限られた事情ではなく、日本にも影響のある問題です(それぞれの国ごとに固有の事情はありますが…)。 そして、CPI(消費者物価指数)が上昇に転じて、ディスインフレからインフレになったと広く認識されれば、ここ数年の常識が非常識に変わってしまう可能性を秘めていると思われます。 特に、インフレになれば、通常金利も上昇に転じてきますので、若い人にとっては馴染みのない状況が発生することとなるでしょう。 また、緩やかなインフレは好景気を伴いやすいということであれば、長期間の上昇相場が発生したり、かつての「イケイケ」的な雰囲気が蔓延してくる可能性もあるのでしょう。 そのような状況が到来するかもしれないとして、どの方法を用いて儲けていくのか? それぞれの立場に応じて、よく考えておいた方が良い問題のように思われます。
2005.03.07
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最近のニュースによると、三井住友建設が会社分割をする可能性があるとのこと。 場合によっては、グリーンブラット投資法の出番になるかもしれませんね…。
2005.03.04
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M&Aは、バリュー株の値上がり要因として、無視できないものの一つだと思われます。 最近のライブドアによるニッポン放送株の買い付けは、まさにM&A的な行動によって株価が上昇するという事例であったと言えます(ニッポン放送株がバリュー株だったのかどうかは私にはわかりませんが)。 しかし、今回の事例においては、ライブドアの行動を非難する言動が散見されました。 といっても、経営者仲間の団体や経営者と仲良しの政治家によるものだったようですが…。 昨日か今日のニュースによると、結局は増資することによってライブドアの持ち株比率を下げるという強引な手段に打って出るということで、このような行為が合法的になされてしまうかぎりはM&Aはなかなか上手くいかないようです。 ということは、バリュー株にとって重要な値上がり要因の一つが輝きを失ってしまったわけで、実に残念なことです。 会社法も改正してM&Aをしにくくしようということだそうですので、ますます厳しくなりそうですね。
2005.02.24
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恐らく皆様もご存知の投資法の一つに、コバンザメ投資法というものがあるかと思います。 具体的には、将来インデックスに含まれるであろう銘柄がインデックスに含まれる前に先回り買いして、インデックスに含まれた後にインデックスファンド等に買いあがってもらうのを待つ投資法ということになるでしょうか。 ポイントは、他人が欲しくなるような株を先に買っておくという点にあります。 すべからく、株価の上昇というのは、現在の値段よりも高い値段であっても購入しようとする人が存在しているかどうかに依存しています。 とすれば、バリュー投資であれ何であれ、買いから入って儲けるためには、他人が高い値段であっても買いたくなるような要素(触媒)を備えている必要があるということになります。 したがって、儲けるためには、或る情報がそのような触媒に当たるのかどうかを考察するという方法もアリなのだと思います。 例えば、それがテクニカル的なシグナルであれ、百年に一度の変化であれ、資産バリューであれ…。 要は、他人の思考や行動を読むということに尽きるということなのでしょうか。
2005.02.10
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かなり前から各種のサイトで紹介されている文献でありながら、今頃になって読んでおります(恥) まだ半分くらいしか読んでおりませんが、気になったところを一部分だけ拝借。 会社の値段の源泉が「どんな工場や設備、店舗を持っているか」というハード資産から「高い収益力を生み出すどんなブランド、商品開発力、生産性向上力があるか」というソフト資産に急速に移っていることは、想像に難くない。 時価総額(会社価値)と会計上の純資産価値の差がこれほどまでに大きくなると、会社あるいはその商品の持つ「信用」や「ブランド」がいかに重要でかつ厳しく管理しなければならない資産であるかがよくわかってくる。同じ品質、同じコストで生産されたものが、ブランドが付くだけでより高い価格をつけられるとすれば、それは会社価値の源泉の重要部分として株式市場で評価される。価格への利益マージンの上乗せが消費者に受け入れられることや、長期安定的な販売店関係が価値として認められるようになるには長年をかけて慎重に信用を積み上げねばならない。しかしながら、これらの無形の価値は無形であるが故に積み木くずしのようなもろさを持っており、ちょっとした気の緩みであっという間に消滅する。時には無くなってしまうだけに止まらず逆噴射を起こし、そのブランドがついていることがかえって売上を落とすことになる。大きな数字にマイナス1を掛けるだけで大きなマイナス数字になるようなもので、会社価値にとっては致命傷になりかねない。 長年に亘って築き上げてきたはずの価値が、むしろ会社価値の足を引っ張る要因に一瞬にして変貌するということは、投資家株主にとり許しがたい経営の失敗である。そのことがよく分かっているからか、こういう事件・事故がおこると会社トップの辞任につながることが多い。 ブランドというものが、築き上げるのに長年の投資を要し回収には時間がかかるにもかかわらず、ちょっとした気の緩みで全てが水泡に帰す。それにとどまらず、会社価値に致命的ダメージを与える
2005.02.01
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先週、ついにプレステージを売却いたしました。 競合する可能性の少なかったところで地道にやっている会社なので良いとは思うのですが、やはり割高かなと思い売却いたしました(他にも有望そうな銘柄もありますし・・・)。 また割安になったら買い戻すかもしれないので、チェックリストには入れておこうと思います。 しかし、割安株投資は長期投資になりやすいと聞きながら入った株式投資ではありましたが、振り返ってみると中期投資と分類されるような売買の連続だったような気がします。 どうも私には永久保有という考え方は根付いていないようですね(苦笑) 世界の富豪ランキング上位には、己の築き上げた企業の株式を永久保有してきた人が多いのは事実ですが、そのような企業を必ず見抜けるとまでは深層で思っていないということの現われなのでしょう。 また、最近は、為替やオプションの勉強をしておりました。 オプションでもボラティリティーを元に割安割高という考えもあっておもしろいものですね。 数学の得意でない私でも、ブラック・ショールズに少しは親近感が湧いてきました(笑) 為替は、海外株式を保有している私は、もっと真剣に考えなければならない話題です。 これまでは、現地通貨建てで売買しているのでさほど気にしておりませんでしたが、大きく動くようになったり、大きく動くエマージング市場に投資するようになった際には気をつけなければならないことですので・・・。 細かいことは追々書ければいいなと思っております。
2005.01.30
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コカコーラ社のブランドが堅固なものであることは承知の上での話ですが、果たしてゴイズエタ新社長の就任という事態なしにバフェットさんが同社への投資を決めたのかどうかという点は気になっています。 本当は、もっと細かく書けないものかと何日か考えていたのですが、どうも上手く書けないので、現時点では疑問を提示するにとどめておこうと思います。
2005.01.18
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最近、私は、今までよりも成長性に敬意を払うべきなのではないかと思うことがあります。 少なくとも、見逃したストライクボールのほとんどは、成長性は感じられるもののPERが10前後にまでは価格が下がってきていなかった銘柄がほとんどを占めていると考えられるからです。 とはいえ、そういった銘柄に手を出してこなかったからこそ、大火傷を負わずにいられたとも言えるのでしょう。 そこで、これからも完全なグロース投資に移行するということはないでしょうが、PER15~20の次元での投資活動は打つべき手の一つとして考えておきたいと思います。 しかし、最近の上昇からして、少し様子を見てからの参入ということになると思われますので、今のうちに小売業等の上場企業の店巡りなどを済ませておきたいと思います。
2005.01.11
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投資家としてやっていくためには、投資家に適した精神状態というものが必要といったことはよく言われることである。 とは言っても、私には「投資家に適した精神状態」というものを正確に捉えることはできていないのだが・・・(苦笑)。 久しぶりに他の投資家の方々の日記を拝見させていただくと、年末から年初にかけて購入された銘柄が上昇されているということで、正直うらやましいと思う。 特に、エイジスなどは、投資を始めようと思ったときから狙っていた株の一つであり、昨年末などは私の投資基準にもかなり接近していたことからすると、エイジスを買って含み益をもたれている方々に対する恨みというものすら出てきそうである(爆)。 とはいえ、結局購入基準に達しなかったのだから現在の私にとっては仕方のないことであり、いつも通りストライクをまた一つ見逃したというに過ぎないのだろうが・・・。 日本市場はさておき、海外市場に目を向けると、中国などが結構下がっているようである。 最近は銘柄検索をさぼりがちであったが、再開してみるだけのインセンティブは供給してくれそうな状況といえるだろうか。 また、既に上昇してしまってはいるが、タイなどのアジア諸国に対する興味も尽きないものがある。 できれば、年内にはこれらの国の一つには足を踏み入れたいと思う。 既にご存知の方も多いとは思われるが、アジア株全般の情報源として、アジア株(KABU) 総合インデックス Asian Stocks Worldという日本語のサイトがあることを今更ながら挙げさせて頂きたいと思う。 このサイトの著者は、自分の力でアジア諸国を巡って調査されてきたのであり、ジム・ロジャーズとまでは行かないにしても、その行動力には目を瞠るものがあるといって差し支えないと思う。 エマージングマーケット投資関連の文献を読むにつれ、株券の紛失や証券会社の不誠実な行動など、現在の日本ではそうそうお目にかかれない事態がこれらの国では起こっているということがひしひしと感じられる。 インフレ率に関しても、トルコでは18%というのが驚異的な低さだと聞くとめまいがしそうである。 そのような国にあっても優良な投資物件はありうるものと信じて探し続けるわけなのですが、なかなか一人では厳しいものがありそうです(当たり前ですが・・・)。 正直、ジム・ロジャーズの凄さを痛感せずにはいられないですね・・・。 一緒に探してくれるという奇特な人がおられるのなら、是非お願いしたいところですね(苦笑)。 それにしても寒いせいか、文体まで固く凍り付いてしまっているようであります。 投資歴の冬眠も、もう少し長引くのかもしれませんね。
2005.01.10
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昨年の終盤は、ログインパスワードすら忘れ、日記をつけることができずにおりました(汗。 日経225は、ゆるりと上昇してきているようですが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 私としては、今年は海外投資を本格化させていきたいと思っております。 とはいえ、日本以上に海外のことは良く分からないものなのですが、一方で、外国人のほうが国内の方々よりも分かることもあるのではないかという思いもあることから、国際投資を継続していこうと思っております。 当面は、まだ手を出していない中国B株や他のアジア諸国を中心に検討していきたいと考えております。 それでは、皆様も今年をよい一年にされることをお祈りいたしております。
2005.01.04
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株に関しては、買いは全くなく、売り一辺倒でした。 まず、ローヤル電機に関しては、もはや実体とかけ離れた価格が付けられているとしか思えないので売却。 あと、基本に立ち返るという観点から、一旦ジーエフシーを売却。 また、何がしかChangeの兆しが見えれば、手を出してみたいとは思う。 プレステージに関しては、よく吟味してみる必要があると感じている。 現在売却できる分くらいは売っておいてもいいかもしれない。 最近は、ジム・ロジャーズに感化されたせいか、グローバル投資を真剣に検討するようになった一ヶ月でした(といいながら、ジム・ロジャーズの世界大発見はまだ読んでいないのですが・・・)。 ともかくとして、テンプルトンでエマージングを担当しているマーク・モビアスの「国際投資へのパスポート」を読みながら、ジム・ロジャーズの著書を回想していると、非常によい影響を受けたなぁという気分になれました。 やはり、知れば知るほど自らの無知を痛感するものですね。 といっても、前進をやめるわけにはいかないのが悲しいところではありますが・・・。 いずれにせよ、まだまだ読みたい本はたくさんありますし、調べたい企業もたくさんありますので、また日記の更新が遅れがちになるとは思いますが、お許し頂ければ幸いに存じます。 最近だと、メルクとかが気になるところですね。 それでは、次のChangeを探しに行きたいと思います。 ではでは。
2004.12.13
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二度あることは三度あると申しますが、投資の世界でも「安物買いの銭失い」というルールは厳然と生きているようですね(苦笑)。 というわけで、石光商事を売り切りました。 石光商事は、未だに割安性を保ってはおりますが、何分にも株価上昇のためのシナリオを欠いてしまったということで売却することと致しました。 何といっても、キャピタルゲインを得るためには、他人に気持ちよく買って頂く必要があるので、いかに割安であっても買う理由の見当たらない株では意味がないというわけであります。 まぁ、これから数日後に大幅に上昇していた場合は、二重の意味で失敗したことになるわけですが…(爆)。 何にせよ、単に割安というだけで手を伸ばしてしまってはいけないということを身をもって体験することとなってしまったようです。 安いものには、安いだけの理由があることが多いことのようですね。 最後に、最近読んだジム・ロジャーズの本から引用させていただきたいと思います。 投資家たるものは、ついそこのお金までが動きそうになるのを見極めるまで何もしないほうがいいのだ。ほとんどの投資家がおかす大きなミスのひとつは、常に何かしていなければと思っていることだ。実際、多くの投資家にとって、一回の投資で大金を手にすることが最悪の事態を招くのだ。彼らは興奮して勝ち誇り、「さあ、次もチャンスを狙ってやろう」と思うようになる。 次の確実なチャンスが来るまで、お金を銀行に預金してじっと待つべきなのだ。それなのにすぐまた飛びついてしまう。何たる傲り!投資のコツはいかにしてお金を失わないかということにあるのだ。これが最も大事なことだ。もし年9%の割合で資金を増やすことができれば、ある年は上々の出来だったが次は散々というような浮き沈みの激しい投資家よりも、よい成果をあげられるのだ。損失が命取りとなる。損を出せば複利での利殖率は落ちる。そして複利こそが力なのだ。
2004.11.18
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先月発見した割安株の日本ファイリングが、予想通り下方修正を出したにもかかわらず、妙に値上がりしていているのを見ると、相場にはまだまだ分からないことが一杯あるのだなぁ~と感慨に浸ってしまいました(笑) こういう上がり方のことを仕手株化したとでも言うのでしょうかね? 私の日記は、かなり更新頻度が落ちてしまっているのですが、現在投資方針を再構築中ということでお見逃しくださいませ(苦笑)。 このようなぐ~たら投資家がいる一方で、同じ楽天日記の稲虎さんの日記では、難しいことを、易しくかつおもしろく説明されておられますので、まだ御覧になっていない方は是非読まれることをお勧めいたします。 しかし、難しいことをあっさりと理解できるように説明される能力は凄いものですなぁ~。 さて、タイトルに戻りますと、ビル・グロースという人は、PIMCOというアメリカの有名な債券専門の運用会社の最高運用責任者でして、PIMCOの初期からのパートナーの一人です。 彼は、債券運用でインカムゲインだけでなくキャピタルゲインも狙うことにより、年率10%強の運用成績を築いてきました。 バフェットが年率20%以上の成績をおさめていることからすれば大したことがないと思われるかもしれませんが、債券運用に限定した上での話ですので、簡単には比較できないということでしょうか。 彼の投資方法は、基本的にトップダウン・アプローチでして、ボトムアップ・アプローチのバフェットとは異なり、むしろジム・ロジャーズあたりに近い思考をしているということになるでしょうか。 とはいえ、彼にはPIMCOが付いておりますので、個別の銘柄はスタッフが賢明に探してくれるということのようです(笑)。 まぁ、スタッフの育成に関しては彼の貢献も多大のようですので、スタッフの活躍も含めて彼の実力というところでしょうか。 何にせよ、株式だけでなく債券についても関心を持っていたのですが、あまりに実用的な本が少ないので困っていたところ、まがりなりにも債券投資家についての本が出されていたのでつい読んでしまったというところですね(苦笑)。 ビル・グロースは、バリュー・リバモア、バーナード・バルーク、J・P・モルガンの三人を参考にしているということですが、私も上記の三人に関する本を読みたくなってきましたね。 いずれにせよ、債券運用というものは、ある意味で株式投資と逆の発想をすることになりますので、バランスを取るために一読しておくと良いかもしれません。 さて、アメリカ市場だけでなく香港市場も元気付いてきているようですね…。 これからは、少し海外市場のウェイトを高めていこうと思っていたところなので、先に上がられてしまうと困るのですがねぇ(苦笑)。 日本市場は、上がるとすれば、資産バリュー株というよりは成長株かなぁという気が何となくしております。追記: 機関投資家が使っているというBloombergを作ったのは、ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグだったんですね~。 恥ずかしながら、最近まで知らずにおりました…。 参考:ウィキペディア 東京にお住まいの方は、確か丸ビルの一階にブルームバーグが置かれていたと思いますので、御覧になりたければどうぞ御覧になってくださいませ(笑)
2004.11.13
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Chapter 3 最高の株を選び出すための15のポイントPoint 11 その企業は、他社との競争を勝ち抜くために企業運営の面で必要な業界特有のスキルを十分に備えているか。・業種によって重要とされるスキルは異なる。・特許もまた、業態によって重要度が違ってくるもののひとつだが、特許による利点は、普通、それほど大きなものではない。・新興企業でもないかぎり、製造技術、販売網とサービス組織、得意客、消費者に関する知識といったもののほうが特許よりももっと大きな力となる。・新興企業では、特許がないと大企業を締め出すことができないので、特許が重要なこともある。・企業を守る根本的な力というのは、特許が与えてくれるのではなく、特許を作り出せるだけの常に他社よりも進んだ技術力を保つことから生まれるものである。Chapter 12 その企業は収益に関して長期的な展望をもっているか。・目先の利益に目を奪われている企業と長期的な展望をもっている企業との違いは、顧客や仕入先との対応によく現れるので、「聞き込み」が有効である。Chapter 13 近々その企業は成長のために増資をする必要がないかどうか。その増資にともなう株数の増加によって現在の株主の利益を大きく損なう恐れはないだろうか。・賢明な投資家たるもの、安いというだけで企業の株を買うのではなく、大きな利益を約束してくれる場合にのみ株を買うのでなければならない。 ↓・超優良企業の場合、現金と借り入れ余力の合計が、今後数年間の成長に必要な資金をまかなうに十分であるかどうかにだけ注意すれば十分であって、それ以外の純然たる財務上の問題を気にする必要はない。・投資家は何年間もかけて10倍近くになるような株価の成長にこそ興味を持つべきなので、他の14のポイントを満たしていれば、多少の希薄化を気にする必要はない。・長期的に株式を保有して最大限の利益を得ようとするのであれば、単に資金調達力や現金の持ち高だけを評価して、他の14のポイントで見るべき点のない企業に投資するべきではありません。Chapter 14 その企業の経営者は事業が順調なときには投資家に気軽に口を開くのに、困難な状況に陥ったり市場の期待を裏切るような出来事が起こったりすると、貝のように口を閉ざしたりしないだろうか。・優れた企業であっても、ときとして多額の損失を被る失敗を必然的にともなうものであり、そのような問題も正面から対処していけば、その企業の弱点というよりはむしろ強さの証明となる場合も多い。・困難な状況において口を閉ざす経営者には、何か後ろめたいことがあるものなので、悪いニュースを公開せず隠そうとする企業は投資対象から除外すべきである。Chapter 15 その企業の経営者はほんとうに誠実だろうか。・一般株主の資金を使って合法的に自分自身や家族が利益を得るようにする方法はいくらでもあるので、このような権限の悪用から投資家が真の意味で身を守るには、株主の資産を託されているのだという強い自覚と責任感をもった経営者のいる会社にだけ投資をするしかありません。・この点については、「聞き込み」が大いに威力を発揮します。・経営者の側に株主への強い使命感がかけているような企業は、他の全ての点でどれほど優れていたとしても、決して投資の対象にすべきではないのです。
2004.11.07
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何と2週間も続きを書かずにいたんですね…。 最近になって運動をするようにしているのですが、長年の怠けがたたって毎日が筋肉痛との戦いです(苦笑) う~ん。長期投資への道のりは長いですね~。 と言いつつ、フィッシャーの第三回です。Chapter 3 最高の株を選び出すための15のポイントPoint 6 その企業は利益率を維持し、改善するために何をしているか。・株式投資の成否を決めるのは将来に公開される情報にかかっているので、投資家が重視しなければならないのは将来の利益率である。・単に製品を値上げするだけで利益率を維持できるような状況にあって、度重なる価格上昇によって業界全体の利益率が上昇しているとすれば、将来的には新たな供給が行われる可能性があるので、長期投資にとっては不吉な兆候となる。・成功する投資家を目指すのであれば、経費を減らし利益率を高めるための新しいアイデアに基づいて、その企業がどれだけ巧みに経営改革を進めているかに注目すべきです。Point 7 その企業は良好な労使関係を築いているか。・良好な労使関係が保たれていれば効果的な指導が可能であるし、転職率が低ければ訓練費用もかからずに済む。・労使関係に対する企業の基本的に態度を知るためには、同業他社との転職率を比べてみることや、同一地域の他者と比べたその企業への求職希望者の数が重要なヒントとなる。・労使関係の良好な企業は、労働者の不満を解消する努力をしているものなので、企業の賃金体系も参考となる。・従業員の尊厳を高めようともしない経営者は、投資に値する企業をつくりあげることはできない。Point 8 その企業は管理職の能力を引き出すような環境をつくっているか。・どのような事業であっても、上級管理職の能力や協力によってその成否が決まってくるので、上級管理職が経営者を信頼して気持ちよく仕事をしている企業が望ましい。・そのためには、会社全体が、派閥主義ではなく実力に基づいて昇進できると感じている必要がある。・経営者は、人間が集まれば多かれ少なかれ派閥や軋轢は生じるものだと知ったうえで、そうしたものが最小限に抑えられるよう、チームプレーに参加できないものには厳しい態度をとっているか。Point 9 その企業は管理職レベルの優秀な人材が豊富にいるだろうか。・成長し続ける企業を求める投資家としては、中心的人物が働けなくなったときに企業の崩壊を食い止められるような企業を探す必要がある。・能力を持った管理職の層を厚くし、かつ彼らに権限と機会を与えているか。・現場の声には貴重なアイデアが含まれていることがあるので、経営幹部が社員からの提案を、ときにはその時点での経営方針に逆行する内容であったとしても耳を貸し、検討しようという態度をもっているかどうかが一つのポイントとなる。Point 10 その企業は、しっかりとしたコスト分析と財務管理を行っているか。・経費については調べられることに限界があるので、公表されている数字が十分に信頼できるものであるかどうかが重要なポイントとなる。・したがって、投資家としては、他のほとんどの業務分野で水準を超える仕事をしている会社は、経営者が緻密な財務管理と経費分析の重要性を理解している限り、経理分野でも平均以上のレベルにあるはずだ、という程度の考えておけばよい。
2004.10.30
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今日は、随分と地震関連銘柄が買われたようですね。 ちょっと、Yahoo!からニュースを拝借させていただきましょう。 23日に新潟県中越地方で最大震度6強を記録した「新潟県中越地震」は、その後も大きな余震が続き、ライフラインにも影響が続いている。25日の東京株式市場では「復興」関連として地元建設株などが物色されている。阪神大震災の際には関連銘柄がしばらく買われた経緯もあり、短期資金を集める可能性もありそうだ。市場関係者の作成資料を元にまとめた、主な関連銘柄は以下の通り。「植木組、福田組の地元建設は、補正予算での恩恵がおよぶ公算がある」(中堅証券)などとの声もある。 建設関連: 不動建設 (地盤改良)、鉄建建設 (鉄道、JR関連 の比率高い)、松村組 (免震工法)、福田組 (新潟最大のゼネコン)、植木組 (新潟県地盤)、NIPPO (道路舗装最大手)、東亜道路 、前田道路 、日本道路 (道路関連)、大成ロテック 、積水ハウス (免震住宅)、北川鉄工所 (プレハブ仮設住宅)、シーティーエス 、法面工事・ライト工業(1926)、港湾・リンコー(9355)など。 防災関連:帝人 (防災袋)、東洋紡 (防災袋)、丸山工業 (ブルーシート) 、ニイタカ (固形燃)、岩谷産業 (ガスコンロ・ボンベ)、サトウ食品工業 (パック米飯・切り餅)、日清食品 (即席麺・カップ麺)など。 新潟関連(本社新潟など):雪国まいたけ 、第一建設工業 、ブルボン 、亀田製菓 、岩塚製菓 、ハードオフコーポレーション 、セイヒョー 、セコム上信越 有沢製作所 、北越メタル 、コロナ 、ダイニチ工業 、北越工業 など。 しかし、停電はするは、新幹線は止まるは、道路は傾くはで私の予想以上に大規模な地震ということであったようですね。 どうやら、震度6以上となると、かなりの被害が出てくるようですね。 今回の地震では、約10万人の方々が避難されているということですから、本当に大変な地震だったのだなぁと感じております。 とはいえ、株式市場では、随分と大げさな形で反応しているようですが、果たしてそこまで特需となりうるのでしょうか? まぁ、台風も近づいてきているということですが、堤防決壊とかいうい惨事にまでつながらないと良いですね。
2004.10.25
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昨日は、新潟県を中心に大きめの地震が頻発したようですね。 富山在住の恋の漣様は御無事だったのでしょうか? 私の保有銘柄の中にはセコム上信越が含まれておりますが、来週はとりあえず株価は下がるんだろうな~という予想は立つといえるでしょうか(セコム上信越のファンダメンタルズに変化が生じたと見るべきかどうか判断はつきかねますが…)。 地震による倒壊が進むと、新潟県の方では建設会社に恩恵がやってきそうではありますが、こうも自然災害が続くと保険会社の財政事情が気になってきますね…。 何にせよ、予測し難い事象は起こりうるものと考えて、ある程度は分散しておくことが重要なのでしょうね。
2004.10.24
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