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今更ながら基礎知識なるものを習得(笑)。 図書館に行ったら置いてあったので、証券分析とともに借りてきた(これから証券分析を読むことになると思うと、少し気が重い・・・)。 考えてみれば、邱永漢さんの本を読んだのは、これが人生で初めてでした。 いや~邱永漢さんって直木賞作家だったんですね(汗。 無知とは、げに恐ろしいものです・・・。 内容的には、これまでの自分の中国株に対するイメージを確認したようなものなので、それほど目新しいことはなかったですね。 むしろ、中国株そのものというよりは、台湾株のことや、台湾から中国本土に進出している企業のことの方が勉強になりました。 中国の株式市場は、出来上がってから十年程度ですから、制度的にも未成熟な点が多くて当然ではあります。 したがって、相場はインサイダー取引でできていると思ったほうが良い、といった発言には、正直う~むと唸らされてしまいました。 今後、中国以外の途上国に投資する際にも気をつけねばならない点ですね。 また、上場している国営企業の大株主は、当然中国政府ですから、政府に選任されたお役人様が経営にあたっておられるわけです。 そこには、官僚主義の弊害が生じうるわけで、その辺も気をつけなければならないな、と再確認。 あと、株価が上がってくると、新株を時価発行する会社が多いらしいので、要注意。 まぁ、これからも中国政府は色々とおもしろいことをやってくれるのでしょうが、そのたびに何らかのチャンスが転がってくるのではないか、といったことのようですね。 しかし、上場企業になったら、自社サイトくらい立ち上げてくれないと困るのですがねぇ(笑)。 まぁ、長期投資なんてやってらんねぇ、という中国の方々には無用の長物なのかもしれませんがね・・・。 全然関係のないことですが、野村證券がフィナンシャルアドバイザー募集とか新聞に書いてましたね。 要は、地域に根ざした使い捨ての営業部隊募集という趣旨のようですが・・・。 一体、彼らを通じて何を売りつけようとしているのでしょうね。 そもそも、売上げ重視の資産管理アドバイザーって何なんでしょうかね(笑)。
2004.06.13
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前作の「ユダヤ人大富豪の教え」が経済的独立に関する本であったとするならば、今回の「スイス人銀行家の教え」はマネーリテラシー(そんな言葉あったっけ?)に関する本と言えるのではないでしょうか? 本書の内容は、お金と上手く付き合うための知性と感性を身につけること、言い換えれば、お金の上手な儲け方と使い方がメインと言えます。 但し、その根底には、前作と同じく「幸せな金持ち」になるという思想が流れていると考えられますので、「幸せな人生を送るための」お金の上手な設け方と使い方という限定が付くことになろうかと思われます。 前作同様、とりあえず一回は読んでみると良いのではないでしょうか。 次回作は、どうもビジネスに焦点をあてたものとなりそうです。 余談ですが、本書では、ビジネスの美学として、「人を喜ばせること」、「多くの人を巻き込むこと」、「お金の流れを生むこと」、「関わる全員がハッピーになれるような仕組みを作ること」、「リピートできる可能性を持つこと」、「感動、感謝、癒しが起きること」の6条件が挙げられてますが、現在本田さんの行われている通信講座は、これらに該当する可能性が高いのでしょうね。 しかし、「幸せな小金持ち」の方が受けがいいような気がしますが、個人的には「幸せな大富豪」の方がいいですね~。 こんなことを書いている時点で、お金から解放されていないことが暴露されてしまっているのですが・・・(苦笑)。
2004.06.12
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「ユダヤ人大富豪の教え」に引き続き「スイス人銀行家の教え」を読んでおります。 まだ途中ですが、「お金の9つのタイプ」(95頁)というのが面白いですね。 では、お金との付き合うパターンを9つ列挙してみます。1 浪費家 :お金を使うのが好きなだけ2 ケチ :お金を使うことを罪悪だと考える3 ケチな浪費家:普段はケチだが、突然パッと使ってしまう4 貯金好き :お金をこつこつと貯めることしか考えない5 心配性 :お金にまつわる心配ばかりしている6 無関心 :お金に全く関心がない7 清貧 :お金は汚いものと信じている8 稼ぎ中毒 :お金さえ稼いでいればハッピー9 幸せな金持ち:ふだんは、好きなことをして暮らしていて、自分と周りにとって、幸せで楽しいお金の使い方をする おそらくは、自分がどの段階にいるのかを認識した上で、幸せな金持ちになるように努力していきましょう、という趣旨なのでしょうね。 私の場合は、「ケチ」と「稼ぎ中毒」の合いの子って感じでしょうか? 金を使うのが罪悪とまでは思いませんが、勿体無いなぁ~ぐらいには思っているのでケチなのでしょうね。 あと、ただひたすらに0を付け足していくのが楽しくて楽しくてしょうがないので、稼ぎ中毒にも含まれるような気がします。 単にゲームで点数を稼ぎ続けるのが楽しいのと同じ心理状態ではないかと思うのですが・・・。 さて、皆様は、どのクラスに分類されたのでしょうか?(笑)
2004.06.11
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「ユダヤ人富大富豪の教え」で気になったところを抜粋。 一つのビジネスを成功させるのには、学ぶべきこと、やるべきことが無数にある。成功するためには、それを全部学ばなければならない。そのうち八〇%を学んでも平均的な成功しかできない。野球選手も、一〇回の打席のうち、三回ヒットを打つ人間は二回ヒットを打つ人間の二〇、三〇倍稼ぐ。私や君が打席で打つのは不可能だ。二回ヒットを打つのだって、大変なことだろう。けれども、たった一回の差が、信じられない差を生む。 競馬でも、一位と二位では何倍も賞金額の差がある。最後の一〇%のつめが数倍の収入の格差を生む。一位の馬が数倍の速さで走ったわけでもなく、数倍の距離を走ったわけではない。ほんのわずかな差が勝負を決める。これを覚えておきなさい。 成功したければ、いい加減な準備では不可能だ。最後のつめのほんの数パーセントが普通と大成功の差を生むのだから。(154-155頁) 今更ながら、「なるほど」と思ってしまいました。 一位と二位に差はほとんどないとか、51良ければ勝ちで49良いのは負けといった言葉はよく聞いていましたが、いまいちピンとこなかったのですが、競馬のたとえは実に良かったですね(笑)。 この論理は、投資でもあてはまりますよね。 年に1%しか変わらなくても、複利で積もりに積もっていけばどうなることやら・・・。 最後のカーブを曲がったときにトップでも、ゴールしてみるまでは何が起こるかわからない。 心に深く刻み込んでおこうと思います。 これまで、心構え的な本はほとんど読んでこなかった私にとっては、その方面の勉強を開始する良い機会を与えてくれたのかもしれません。 とりあえずゲラーさんに感謝。
2004.06.10
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内容的には、金持ち父さんをマイルドな味付けにして咀嚼しやすくした感じの本だと思います。 セールス大好きな点や自分のビジネスの持ち方などは良く似ていると思いますが、こちらの本の方が心構え的な面が強調されているように思われます。 その理由は、単なる金持ちになるんじゃなくて、幸せな金持ちになるのが目標だから、ということでしょうね。 しかし、ユダヤ人大富豪から教えてもらうときに、「この話を聞いて、君が成功したら、将来前途ある若者にこの知恵を教え、彼らの成功を手伝ってあげることを約束してくれるかな?」とあるのに、有料で教えるのはないんじゃないでしょうか(笑) とりあえず、一読はしておいて損はないと思います。 楽天日記を徘徊していると、既に実践できている人も多いような気がしますがね・・・。参照:本田健の幸せな小金持ちになるホームページ追記: 上場予定のウエストって、一瞬洋菓子のウエストかと思ってしまった(笑) 最近、エイ「ペ」ックスとか、間違いそうな会社名があって、少しとまどいますね。
2004.06.09
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ピーター・リンチの「株で勝つ」によると、マゼランファンドのパフォーマンスが高レベルで維持できたのは、一部の高いパフォーマンスを弾き出した銘柄に牽引されたからである、という趣旨の発言があったように思われます(謙遜もだいぶ含まれていると思いますが・・・)。 確かに、私の保有株についても、一部の高いパフォーマンスを出す銘柄のおかげで、そこそこのパフォーマンスを維持できていることは否定できません。 すなわち、バフェット様のように永久に保有するつもりならともかくとして、いつかは売るつもりで保有している私としては、高いパフォーマンスを上げられる銘柄が必要不可欠なのではないか、と思うようになったわけです。 これまでは、監視する手間がかかることから銘柄数を絞ってきましたが、これからは、高いパフォーマンスを放つ可能性のあるものは、少しずつでもいいので組み入れていこうと思います(とはいえ、割安でなければ意味がないのですが・・・)。 ご存知の通り、ピーター・リンチはフィデリティで働かれていたので、少しフィデリティのことが気になり、Googleで「フィデリティ 就職」とかで検索してみました。 すると、リクナビで、大学院生向けに採用活動を行っているようで、日本株の推薦銘柄について、その理由を和文英文の両方で提出することが要求され、かつ、面接も日本語・英語の両方が要求されているようです。 流石は投信王国フィデリティ、相当に厳しいようです(^^;
2004.06.08
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6月5日(土)の午後一時半頃、ゲオ社長の遠藤結城さんが車とガードレールの間に挟まれ、お亡くなりになりました。 ゲオは、レンタルショップを中心として、最近では、不動産やバイオにも手を出すという多角化経営が特徴的です。 遠藤社長のカリスマ的な経営がなくなったことにより、ホルダーの投げ、それに便乗した空売りが予想されていました。 ストップ安も予想されていたところ、9時31分に前日比25000円安の299000円で寄り付きます(チャートはこちら) その後、9時34分に295000円をつけた後は上昇し、引けてみれば前日比20000円安の314000円、出来高は23916株という大商いでした。 今日は完全にコバンザメの圧勝でした(大嘘)(ごめんなさい、J_coffee様。でも一度言ってみたかったんです・・・) 今日は日経平均が300円以上上がったこともあり、下がりにくい状況にありました。 ゲオホルダーにとってはラッキーでしたね。◆◆パクリはこのくらいにしたいと思います◆◆◆◆神よ、この哀れなる子羊をお許しください◆◆
2004.06.07
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さて、前回及び前々回の日記を通じて、破壊的イノベーションとはどういったものか、及び、破壊的イノベーションに直面した正しい経営をしている企業がどのような問題に陥るのか、という点について漠然とした形ではあるが説明させていただきました。 今日は、それを踏まえて、破壊的イノベーションへの対応について御説明し、終わりということにしたいと思います。 まず、破壊的イノベーションへの対応で問題となるのは、技術開発ではなくマーケティングである、という点について確認しておきます。 前々回に申し上げた通り、正しい経営をしていると、メインの顧客の意見を聞いたり、正確な予測を立てられなかったり、新規市場の規模が小さいことから、破壊的イノベーションを活かして新規市場に参入することが阻止されてしまいます。 したがって、破壊的イノベーションを活かして新規市場に参入するには、正しい経営を一旦捨て去らなければならないということになります。 かといって、組織も人間と同じく、一度身につけた習慣をかなぐり捨てるのは困難です。 また、新規事業とともに、従来の事業(正しい経営の要求される事業)も並行して行う必要があるので、二つの異なる習慣を身につけなければならないという問題に直面することになります。 「顧客の意見を聞かなければならない」という習慣と「顧客の意見を聞いてはいけない」という習慣が一つの組織内で共存するというのは、なかなか難しいことです。 また、市場規模が小さい場合、たとえ成功したとしても利益の量が企業の規模に比して小さいことから低く評価されるおそれがあるため、人びとがやる気にならないという問題も生じえます。 そこで、クリステンセン教授(本書の著者)が提案されているのが、破壊的イノベーションを扱う独立の組織を作ること、です。 つまり、別の組織を作ることにより、一つの組織に一つの習慣ということを可能にしようというわけです。 また、小さな市場に即した小さな組織にすることにより、従業員も正当な評価を受けられるようにするという目的もあります。 さて、ここで、もう一つの問題に移りましょう。 破壊的イノベーションの問題はマーケティングにある、という点です。 前回申し上げたように、破壊的イノベーションは、従来のものに比べて性能が劣っていることが多々あります。 したがって、従来のメインの顧客には評価されないこととなります。 そこで、破壊的イノベーションについては、新規市場を開拓していかなければならない、という宿命が待ち受けていることとなります。 しかし、今までなかった商品で、今までなかった市場を切り開いていこう、というわけです。 そこには、誰に評価されるかもわからず、評価されたとしても市場規模もわからない、という問題が潜んでいます。 つまり、何もわからないことを前提にしてマーケティングをしていかなければならない、ということです。 したがって、絶対いけるはずとかいって最初から大量の資源を投入するのではなく、資源を小出しにしながら暗中模索を続け、顧客がどのように破壊的イノベーションを利用しているのかを探っていくことになります。 そして、顧客の利用の仕方を把握できたところで、勝負に出ればよい、というわけです。 ふぅ。 「イノベーションのジレンマ」については、ミソとなる部分は大体説明できたと思うので、これで終わりにしたいと思います。 まだ私は読んでおりませんが、続編として「イノベーションの解」という本も発売されているようですので、興味のある方は、お買い求められると良いと思います(但し、翻訳が悪いといわれておりますが・・・)。 本書は、本当に優れた文献であり、是非御一読されることをお勧めいたします。 最後に、クリステンセン教授の言葉で、締めくくらせていただきたいと思います。 本当の幸福はお金ではなく、家族やコミュニティーから得られるということを覚えておいて欲しい
2004.06.06
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さっき前編の補訂をして既に今日の日記を書く精力も使い果たしてしまったような気もするのですが、何となく書きます(自業自得)。 内容は、前回触れなかった言葉「イノベーション」について。 本書の原題は「The Innovator's Dilemma」であり、直訳すると「革新者のジレンマ」ということになるだろうか。 付言しておくと、ここでいう「革新」とは、「技術革新」がメインではあるが、販売方法等の革新も含まれている。 実のところ、この本のミソは、技術革新の新しい分類方法を発見したところにある。 その分類方法とは、イノベーションを持続的イノベーションと破壊的イノベーションに分けるというものである。 ちなみに、これまでの分類方法としては、抜本的か否かで分類する方法があるが、本書では、抜本的イノベーションも持続的イノベーションの一つとして扱われている。 では、持続的イノベーションと破壊的イノベーションは何が違うのか? 一言で言うと、従来のメインの顧客に評価されるか否か、という違いがあるのである。 つまり、従来の路線の延長にある「持続的イノベーション」は従来のメインの顧客に評価されるが、従来の路線の延長にない「破壊的イノベーション」は従来のメインの顧客には評価されないのである。 当然といえば当然のようだが、当該イノベーションが「破壊的イノベーション」であることに気付かなければそれまでである。 具体例を挙げると、これまでデスクトップパソコン向けに大型のハードディスクを製造していた企業が、性能は劣るが小型のハードディスクを開発したとする。 はたして、当該企業は、小型のハードディスクが破壊的イノベーションだと気付くであろうか?(性能が劣るので、当然デスクトップパソコンのメーカーには評価されないものとする) さて、従来のメインの顧客に評価されない破壊的イノベーションは、いかなる運命をたどるのであろうか? まぁ、ゴミ箱に消えていくものもあるであろうが、中には、新しい顧客に評価されるものも出てくる。 先程のハードディスクの例で言うと、ノートパソコンのメーカーに評価されるわけである。 そして、最初のうちこそ市場規模が小さいものの、次第に市場も拡大し、持続的イノベーションを重ねていくと、あるとき、従来の顧客にも評価される日がやってくることがある。 つまり、破壊的イノベーションをせず、持続的イノベーションだけを重ねていた企業を追い落とすチャンスが到来するのである。 ここで、前回の内容を思い出していただきたい。 前回は、正しい経営を行っていると従来のメインの顧客に評価されないことを行わないようになる、ということについて論じさせていただいた(えっ、そんなこと言ってないって?) すなわち、正しい経営を行っていると、破壊的イノベーションに手を出さないことが正当化されてしまっているのである。 したがって、正しい経営を行っている企業は、破壊的イノベーションに手を出した企業に追い落とされていくことになる。 では、正しい経営を行っている企業が追い落とされるとき、すなわち、正しい経営を行っている企業のメインの顧客に破壊的イノベーションが評価されるとき、とはどのようなときであろうか? ここでも一言で言ってしまうと、破壊的イノベーションが、正しい経営を行っている企業のメインの顧客の求める性能を満たしたとき、である。 これまた、何の変哲もない解答である。 では、何故このような事態が生じるのか? その理由としては、正しい経営を行う企業が、持続的イノベーションを重ねていった結果、メインの顧客が求めている以上の性能に達してしまった、ということが挙げられる。 したがって、破壊的イノベーションの方が、正しい経営を行っている企業の製品よりも性能が劣っていても、顧客の求める性能のレベルに到達しさえすれば、その顧客に評価される余地が生じてくるのである。 そして、顧客からすれば、求める性能に達していれば、性能以外の点(信頼性、利便性、価格など)で優れている方を選ぶようになるのは当然のことである。 それゆえに、正しい経営は破壊的イノベーションに駆逐されていくことがあるのである。 つまり、「イノベーションのジレンマ」とは、正しい経営を行っている企業が破壊的イノベーションを発明あるいは発見したときに陥るジレンマ、ということである。 正しい経営という面からは破壊的イノベーションを受け入れられないが、破壊的イノベーションを受け入れないと自分が駆逐されてしまう、というジレンマである。 ちなみに、破壊的イノベーションによる製品は、単価が低いのが通常である(大型バイクとスクーターを考えてみて欲しい)。 したがって、破壊的イノベーションを受容した企業は、受容しなかった企業(正しい経営をしている企業)に比べ、低コスト構造を持っていることになる。 言い換えれば、単価が低い製品を扱って利益を出すためには、コストを低くすることと回転率を上げることが要求されるようになるのである。 このような低コスト構造をもった企業が追い上げてきた場合、破壊的イノベーションを受容せず高コスト構造のままであった企業(正しい経営をしていた企業)は、価格の面で太刀打ちできないことになる。 そして、正しい経営をしていた企業は、自分のコスト構造を維持したままでいられる市場、つまり高性能の求められる高価品市場へと逃げ延びていくことになるのである。 具体例を挙げると、スクーターに低価格バイク市場を制圧されたバイクメーカーは、高性能の求められる高級バイク市場へと逃げ延びていくのである(当然、それまで高価品市場に根を下ろしていた企業は駆逐される)。 そして、皮肉的なことに、高価品市場へと逃げ延びた企業は過去最高益を上げることがままあり、経済誌などでエクセレントカンパニーなどと評されることがある。 「逃げ延びられる高価品市場がなくなったとき」、それが正しい経営をしている企業の死すべきときである。 さて、自分の投資している企業は、どの段階にいるのであろうか?
2004.06.05
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「偉大な企業はすべてを正しく行うが故に失敗する」ということを解き明かした良書。 出版されてから6年以上経ってから読むのも恥ずかしい話だが、グレアム/ドッドの証券分析が1934年に出版されていることに比べればマシというものか(苦笑)。 さて、まずは「偉大な企業」について定義しておく必要があるだろう。 偉大な企業とは、メインの顧客の意見に耳を傾け、マーケットをきっちりと調査し、たゆまぬ技術革新を行い、利益率の高い事業を行っている企業のことである。 では、何故このような「偉大な企業」が失敗しなければならないのか? この問いに対する鍵は、「すべてを正しく行う」という点にある。 まず、企業は、特定の既存の市場において、特定の取引先及び特定の顧客において活動していることが常態である。 もちろん、新規顧客を獲得することはあるが、それは特定の既存の市場内であることが多い。 つまり、メインの顧客の意見に耳を傾け、マーケットをきっちりと調査し、たゆまぬ技術革新を行い、利益率の高い事業を行っている偉大な企業は、特定の関係の上でのみ、メインの顧客の意見に耳を傾け、マーケットをきっちりと調査し、たゆまぬ技術革新を行い、利益率の高い事業を行っている、ということになる。 この「特定の関係」というのがミソである。 何故ミソなのかというと、企業は、今までとは全く異なる新しいことをするときであっても、ついついこの「特定の関係」に焦点を合わせてしまいがちだからである。 では、何故ついつい「特定の関係」に焦点を合わせてしまいがちなのか、はたまた、今までとは全く異なる新しいことをするときには、どうして「特定の関係」に焦点を合わせてはいけないのか? まず、何故ついつい「特定の関係」に焦点を合わせてしまいがちなのか、という点について。 第一の理由としては、「既存の市場は存在する」ということに由来するもので、既存の市場に焦点を合わせることにより、定量的かつ確実性の高い見通しが得られることが挙げられる。 このような見通しに基づいて経営を行うことは、当然すべきことであり、基本的に何の問題も無い。 というよりは、むしろ、このような見通しを持たずに経営を行うのは愚かなことであり、そんなことをする経営者及び従業員はクビになるのがオチであろう。 ただ、今までとは全く異なる新しいことをするときには問題がある、というだけである。 第二の理由も、「既存の市場は存在する」ということに由来するもので、企業自身が当該既存の市場で上手く活動するための習慣を身につけてしまっている、ということが挙げられる。 人間と同じで、企業も一度身についた習慣は、なかなか抜けないものだ。 アレをするならココへ、ソレをするならアソコへ、といった習慣は必ず存在する。 というよりは、そのような習慣(パターン)を確立できないような企業は、非効率的であるといえよう。 ただ、今までとは全く異なる新しいことをするときには問題がある、というだけである。 第三の理由としては、「新規の市場は存在しないことがある」ということに由来するもので、新規の市場については正確な見通しを得ることができないということが挙げられる。 したがって、正確な見通しを立てた上で実行するという正しい経営を行うことができないため、保身を考える従業員は実行をためらうし、やる気も出ない。 付言するならば、人びとは、自分に理解できない案は、そこに内在するリスクに関係なく「リスクが大きい」と判断し、理解できる案は、内在するリスクに関係なく「リスクが小さい」と判断する傾向がある、ということである。 第四の理由も、「新規の市場は存在しないことがある」ということに由来するもので、既に成功している企業にとっては、存在しない、あるいは、存在しても小さい市場では、利益及び売上げの成長率を保てるだけの需要が短期的には見込めないということが挙げられる。 したがって、既に成功している企業としては、新規の市場が自分の成長率を保てるぐらいの規模にまで成長してから参入しようと考えることがある。 しかし、その市場で上手く立ち回る習慣を身に付けていないことがあるので、この考え方は、必ずしも上手く行かないことがある。 特に、今までとは全く異なる新しいことをするときには大問題となりうる。 次に、今までとは全く異なる新しいことをするときには、どうして「特定の関係」に焦点を合わせてはいけないのか、という点について。 結論から言えば、「今までとは全く異なる新しいこと」は、従来の「特定の関係」においては全く評価されないことだからである。 具体的に言うと、企業は新しいことをする場合、事業の見通しを得るために、既存の顧客、つまり「特定の関係」にある者に伺いを立てるのが常態である。 この習慣は、従来の事業の延長線上にある新しいことであれば何の問題もないが、従来の事業の延長線上にない全く新しいことをする場合には何の意味もない。 ただ馬鹿にされて帰ってくるのがオチというものである。 要するに、正しい経営をする習慣を身につけている者は、既存の事業については「特定の関係」に焦点をあてることが成功の秘訣であることを知っているので、ついうっかり新規の事業についても「特定の関係」に焦点をあててしまいがちになる、ということである。 さて、このままでは理解しにくいと思われるので、一例だけ挙げさせていただく。 バイクにとって重要なことが走行距離や頑丈さであったときに、あるバイクメーカーがスクーターを製造し始めたとしよう。 このバイクメーカーは、正しい経営を行うために、当然これまで付き合いのあったバイクディーラーにスクーターを見せに行く。 すると、バイクディーラーは、走行距離でも頑丈さでもバイクに劣るスクーターには何の魅力も感じない。 付言すると、バイクよりもスクーターのほうが安くても、スクーターの方が同じ走行距離を走るために金がかかり、頑丈でもないので修理代などがかさむということから、魅力を感じないのである。 さて、バイクディーラーに伺いを立てることに何の意味があったのだろうか?
2004.06.04
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現在、本を並行して読んでいるので、あまりブックレビューが書けそうにありません(汗。 というわけで、本日もNの雑想にお付き合いくださいませ。 私は、ビジネスは、次のビジネスの踏み台となるべきである、と思う。 つまり、一回ポッキリのビジネスは嫌、ということである。 一回ポッキリのビジネスとは、各家庭に一回ずつ売ってしまえばそれで終わり、というタイプのビジネスのことである。 例えば、墓石は一つ買ってしまえば、二つ目はいらないのに対し、墓地清掃業(そんなもんあんのか? 無いなら起業するべきか?)は継続的に必要とするものである。 そして、墓地清掃業から、人間が死んだときのビジネスや、死ぬ直前のビジネスなどに進出していくという方法もあるであろう。 すなわち、連鎖的あるいは芋蔓式に新規ビジネスが展開していける土壌を持つように心がけるべき、ということである。 また、投資をする場合にも、自分の投資先企業が一回ポッキリ型なのかどうかは、はっきりさせておかなければならない。 その点、ゆめゆめ判断ミスが無いようにしたいものだ。 さて、「次につながる」というのは、ビジネスに限ったものではないと考えられる。 学習するに際しても、今やっていることの次に何をすべきなのかハッキリさせておくことは有意義だろう。 逆に言えば、一回ポッキリ型の学習は、費用対効果が悪いことが多いということだ。 次につながらない分だけ、何らかの効用がないと勿体無いということになる。 可能であれば、迷路のようにゴールからスタートまで逆算して筋道を立てたいものだが、ゴール自体を手探りで探している人間にとっては無理というものである。 とりあえず、ゴールに近いと思しき方向へと近づきながら、今いるところから一歩先、あるいは二歩先へと繋がっている道を選択していかなければならないのだと思う。 今日の日記自体、手探り状態のものなので、正直読みにくいものだと思う。 手探り状態とは、傍目には見苦しいものだとは思うが、お許し願いたい。 私も、早く「次につながる投資」をしたいものだ。
2004.06.03
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ゴミ拾いというか、草抜きをしてきてクタクタになったNです。 無駄話はさておき、株日記いきます。 「成長が期待される沃土(分野)にあり、かつ経営がしっかりしている会社を選び、その株を買う。そして、成長株の定義から外れてきたことが明らかになるまでずっと持続する。そうすれば訓練もなく、また投資運用に費やす時間もない素人投資家でも、まずまずの成果をあげられるはずだ。」(マネーマスターズ列伝21頁) これは、ミスター成長株と呼ばれたT・ロウ・プライス氏の言葉である。 最近、この「成長が期待される沃土」というものが気にかかるようになってきた。 そのような沃土とは、「当該企業にとって」拡大余地のある市場のことであり、新規・既存の別を問うものではない。 そして、成長の蕾は、最初は小さく咲き、次第に大輪の花を咲かせていくものである。 成長株投資をするのであれば、沃土の存在に早期に気付き、成長の蕾が野辺でひっそりと花を咲かせている間に採取するのが望ましい。 では、どうすれば、そのような沃土を発見できるのか? この問いに対する答えは、私も持ち合わせていない。 ただ一ついえることは・・・ 「成長が期待される沃土」は、見えないからといって存在しないわけではない ということだ。 このことは、投資にもあてはまるかもしれない。 つまり、まだ見えてはいないが存在する、私にとっての新たな沃土(投資分野)があるのではないか、ということである。 現在は、量的には小さい分野かもしれないが、質的には驚異的なスピードで成長している分野を求めなくてはならない。 今日もまた、見果てぬ夢は続く。 フロンティアを求めて・・・
2004.06.02
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数々の仕事があることを知るのは、投資に役立つのではないか、という浅はかな発想により購入。 13歳向けの職業全集的な本ということのようだが、どうも13歳に焦点をあてきれていないような気もする。 とりあえず、毎日チョコチョコ読んでいくことにしよう。 まず、セオリー通り、自分に向いた職業を探してみることにする(13歳ではないが、この本の本来の目的に沿っているはず!) ムム・・・ムムム・・・・・・無無無無無 ない・・・ないぞ~(悲痛な叫び) あ、あった。 6 何も好きなことがないとがっかりした子のための特別編 題名を見ただけで、がっかりしてしまうだよ。。。 その8 何もしない&寝ているのが好き(373頁) 何をやるにも面倒で、とにかく寝ているのが好きという子は意外に多い。いつも脱力感があり、勉強もスポーツも恋愛もばかばかしくてやる気になれないというような子だ。そういった子は大きく2つのタイプに分けることができる。1つは、大物で、学校の勉強やスポーツという常識的な枠からはみ出した才能を持っている場合だ。もう1つは、本来何かを見つけたり、何かに打ち込むための好奇心やエネルギーを、学校の先生や親、あるいはいじめっ子から奪われてしまった子だ。 う~む。 前者なら良いような気もするが、後者だったらどうすっぺかや~? まぁ、投資という打ち込むべきものもあるし、気にしても仕方ないか。 次の頁でも逝ってみよう。 その9 エッチなことが好き(374頁) そ、そんなことだけでええんか!? 「当たり前のことだが、エッチなことが好きというだけでこれらの職業につくことはできない」 ま、そんなもんだよな。 またまたがっくり。 最後に、まともな文章で締めることとしよう。 趣味を歓迎する社会の弊害(410頁) 趣味の世界にはほとんど競争がない。政府はフリーター対策として大量の起業者育成などを政策に盛り込んでいるが、政府の支援で起業する若者のモチベーションなどたかが知れている。「世の中どうなろうと、誰がなんと言おうと、俺はこれで勝負するんだ」というモチベーションを持った若者が起業し、その中の数パーセントが成功して、社会は活性化する。趣味でサッカーをやっても絶対に中田英寿にはなれないし、趣味で音楽をやっても絶対に坂本龍一にはなれない。盛田昭夫は趣味でトランジスタラジオやテープレコーダーを作ったわけではないし、本田宗一郎は趣味でオートバイを作ったわけではない。盛田昭夫や本田宗一郎が趣味の世界に生きていたら、SONYやHONDAという世界企業は存在しなかっただろう。生き抜くための知識とスキルの習得を目指す若者にとって、趣味と、趣味を歓迎する社会風潮には弊害がある。また、趣味の世界は基本的に閉鎖的なので、お互いに重要な情報のやりとりができて、お互いに刺激を与え合うという人的なネットワークを作るのがむずかしい。テンションの高い訓練や勉強を続ける中で息抜きは必要だろうが、それは洗練された趣味とは別のものである。 ヨシ、俺も、「世の中が崩壊しようと、誰が損しようと、俺は投資で儲けてやるんだ」、という気持ちで生きていくことにしよう。 それが社会の活性化につながるらしいし(笑) では、いざスクリーニング!
2004.06.01
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明確な需要は見られませんでしたが、当方にも新しいネタの供給がなかったので、ひき続きEVAネタを供給させていただきます(^^;。・現代の経営における大きな欠点の一つは「プラグイン」精神、つまり何でもよいアイデアを自社の組織に取り入れれば、素晴らしい結果を生み出すというコンセプトである(76頁)・すべての組織の要素は、選択された価値規則と一貫性があるか、確認する必要がある(77頁) つまり、自社が選んだ価値規則から外れるような行為は極力するべきではない、ということ。 鉄鋼会社が、ある日突然ファミレスを始めるような行為を考えれば、納得していただけるものと思う。・多くの企業にとって実質的な利益は、適切にフォーカスされ、十分に動機付けられた従業員によって達成される何百もの小さなプロセス改善から生じる(83頁) EVAは、企業評価の方法の一つだが、EVAを完全に達成するためには、測定システム・経営システム・インセンティブシステムの三要素を取り込むべきであるとする(スターン・スチュワート社の宣伝に聞こえなくもないが・・・)。 つまり、EVAベースのインセンティブシステム=報酬体系を全従業員に適用することにより、各人がEVAの向上(費用削減・資本節約)に向かってアイデアを出し、実践していくようになる(あるいは、すべきである)、ということ。・利益があげられなければ、それは反社会的な犯罪の片棒を担いでいることを意味する。われわれは社会の資本や人材、資源を使っている。それでも十分な利益をあげられないならば、他社でもっと有効に使用できた貴重な資源を無駄にしていることになる(松下幸之助 88頁) 私も、他人の方が相当パフォーマンスが良いのなら、その人に資産運用を任せるべきなのだろう。・棚卸資産は麻薬のようなものである。それを許容すればすぐに中毒状態に陥り、安心感を得るためにより大量に求めるようになる(新郷重夫 100頁) かんばん方式のこと。 棚卸資産(在庫)が多いということは、「死に金」が多いということだ。 現金の状態であれば新たな投資も可能だが、棚卸資産のままでは新たな投資を行うのは困難である。 つまり、棚卸資産が多い会社は、経営に多額の資金が必要となり、場合によっては借金漬けとなり、突発的な事故の発生により返済不能(事実上の倒産)となりかねない。 経営者は、在庫回転率や売上債権の回収を早めたり、買掛債権の支払いを延ばしたりすることにより、資金が現金の形で存在している状態を可能なかぎり目指すべきだし、投資家としては、このような点に注意すべきである。 ちなみに、日本では、顧客の注文にすぐに応えるために在庫を多めに持つ会社が多いという。・マイナスのシナジー(163頁) M&Aを考える際、プラスのシナジーを考えることは多いが、マイナスのシナジーを考えることは、少ない(考えるにしても、表立って出てくることは少ない)。・科学的選択では何かを間違える(164頁) 本文での使い方とは関係ないが、定量分析のみを行っていると、根本的なことを見落とす危険性がある。 自戒の念もこめて、注意すべき。・営業利益とEPSの成長は、資本を浪費することによって成し遂げられる(257頁) CEOやマネジャーの報酬は、営業利益やEPSの成長に連動していることが多いため、資金効率を無視して、拡大路線を突き進む者は多い。 また、名誉欲の面から、肥大化を目指す者も多い。 本当に太っている人間は、自分がそれほど太いとは思っていないものだ。・最良の価値創造実践者とは、どんなに難解な財務会計原則のトレーニングを受けてきたとしても、「これまでやってきた誤った評価方法を忘れる」ことができる人である(259頁) 「これまでやってきた誤った投資方法を忘れる」と書かれた場合、どうだろうか? きっと難しいことだと思う。 自分が正しいと思っていることが客観的には誤っていると認めるのはつらいことだ。 誤りを認めた方が儲かるのであれば、ホイホイと乗り換えたいものだが・・・(尻軽)。・実験と失敗を許容することは学習プロセスの中核である(288頁) 時と場合によるような気もするが、基本であろう。 とりあえず、今日も試行錯誤してみることにしよう。・生き残ることについて考えるのはやめていただきたい。攻撃的なポジションをとる必要があるのだ。(292頁) ふぅ・・・今日は手抜きしまくりの日記でした。 とりあえず、著作権法違反で訴えられないことを祈るのみ(引用の範囲を超えていないとは思う)。 しかし、そろそろ経営ではなく、投資の方に戻らねば・・・ 今年は、シークエンスパラディウムや英雄伝説の続編が発売されることになっているが、んなもんで遊んでしまったらどうなることやら・・・実に悩ましい。←愚か者カレー絶滅まで、あと一食(宇宙戦艦や○と風で)
2004.05.31
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なぜか、雑談から。 最近とみに思うことなのですが、 難しい本は売れないって・・・ 世の中には、今日のタイトル通りの本が存在するのですが、読むのに時間のかかる本はつらいですねぇ、時間的にも精神的にも。 それはさておき、内容に入りやしょう。 この本は、企業の目的は、金を使って金を儲けることとした上で、資本コストを超える価値(=EVA)を生み出すほど儲けることができない企業経営は無意味であるとし、EVAを生み出すにはどうしたら良いか、ということを考えるためのものである。 要約しすぎて、わけがわからんですな。 平たく言うと、他人様の金を使わせていただいて企業経営しとるんやから、他人様の期待する以上の結果を出せない経営者はクビ、ということですな。 この「他人様の期待する結果」というのが「資本コスト」というやつでして、計算方法は、大体「国債の利率+プレミアムリスク」(=機会費用)となっております。 とりあえず、計算方法のことは、忘れておいて良いでしょう。 おぼろげながらEVAというものが理解できたところで、実際には、どうすればEVAは向上するのか? 一般的には、自社の価値規則を定めた上で、価値規則からはみ出さないように経営を行い、かつ、価値規則を組織内に浸透させていく、ということになるのでしょう。 またまた一般化しすぎて、わかりませんな。 平たく言えば、自分達の進むべき道を決めたら、わき目も振らずまっすぐにその道を進み、かつ、その道の素晴らしさを仲間に布教せよ、ということですな。 で、代表的な価値規則が3つ挙げられております。 1 コスト・リーダーシップ(低コスト) 2 プロダクト・リーダー(高付加価値) 3 ベスト・トータル・ソリューション(ワンストップ化) ほんでもって、重要なのは、選択しなかった価値規則についても、選択した価値規則と抵触しない範囲では実行すべき、という基本的な点。 見落としがちなので注意。 う~ん。 あとは各論なので、細かいですねぇ・・・。 今日のところはこのくらいにして、続きについては、需要があれば供給することにしたいと思います。 要は、資本コストと割引現在価値(明日の百円より今日の百円というやつ)が体得できていれば、読まなくてもいいような気がするんですけどねぇ・・・。 バフェット様のおっしゃる自由に使える利益との違いについては、「バフェットのポートフォリオ」という本に書かれていたような気がします(立ち読みだったのでいい加減)。 とにかく、「量の経営(利益の大きさを追求する経営)」よりも「質の経営(資本利益率を追求する経営)」を重視する点ではバフェット様と変わらないと思います。 企業を評価する方法は、まだまだ発展途上の分野と思われますので、ある程度の不満は横に置いておいて、その評価方法を導入することから得られる意味を重く受け止めていく必要がありそうです。 ちと、私的に忙しくなりそうなので、お許しあれ。
2004.05.30
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本日未明、N収容所から、Nの家族数名が温泉地へ脱走した。 この脱走計画は、事前に周到に練られたものであり、Nにも筒抜けであったが、やんごとない理由によりNは追随できず、不覚にも、近郊の駅まで車で送り届けるのがせいぜいであった。 ところで、収容所に連れ戻されたN軍曹には、新たなタスクが課されることとなった。 それは・・・ カレーを鍋ごと抹殺せよ! というものである。 確かに、自称投資家のNは、カレーが嫌いではない。 外で食するカレーも乙なものだが、自家製カレーには、それ相応の旨みというものがある。 おかわり自由というのも魅力的だ。 しかし・・・しかし、である。 一鍋は強敵である。 とりあえず、本日の夕食はカレーであった。 二杯食した。 満腹である。 しかし、犠牲者も出てしまった(無念)。 台所のカーペット二等兵である。 ついうっかり、N軍曹が会計書を読みながら鍋を温めていたばっかりに、二等兵は大火傷を負ってしまった。 申し訳ない。 「カーペット二等兵よ、靖国で会おう!」(涙) 二等兵の名誉の戦死はあったものの、夕食戦線は何とか乗り切った。 問題は、明日の朝食も昼食もカレーに大決定していることぐらいである。 凍死家Nの、カレーなる生活は、まだまだ続きそうである。 円高にふれてきた。 外貨にかえておこうかな・・・。
2004.05.29
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トップページを御覧になればすぐにわかってしまうことですが、私は結構写真が好きです。 そして、きれいな写真も好きですが、ロバート・キャパのような、戦地での写真撮影も凄いと思います。 映像の持つ圧倒的な力を感じずに入られません。 やはり、20世紀が映像の世紀といわれただけのことはあると思います。 日本だと、土門拳の写真が、凄さを感じさせてくれると思います(モノクロなのが逆に良いのかもしれません)。 最近は、そこまでゾクッとするような写真に出会うことが減ったような気がします。 それが流行というものかもしれませんが。。。 なぜ、このようなことを書くのか? 既にお察しかとは思いますが、イラクで、フリージャーナリストがお亡くなりになりました。 戦地で亡くなったと聞くと、個人的には、キャパを思い出さずにいられません。 また、最近、キャパの亡くなった地も特定されたそうです。 今日は、なくなられたジャーナリストの方々の御冥福を、キャパを偲びながら祈らせていただきたいと思います。
2004.05.28
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トップとは、孤独なものである。 少なくとも、同じ組織内では、自分と同じ立場・同じ視点で物事を考える知遇を得るのは難しい。 また、問題が生じたときには、責任を転嫁させる対象にも事欠くことが多い(笑)。 トップに立つと、内部のことだけでなく、外部のことにも目を向けなくてはならない。 そのためには、自分の属する組織を外部的視点で眺めることがあるが、ゾッとすることが多々あるという。 つまり、トップに立つまでは、自社の置かれている状況を客観的に眺める経験が非常に乏しかったということである。 少なくとも日本においては、雇われ社長には、このような方々が結構いらっしゃるように思われる。 これからは、トップを目指す人は、可能な限り早い時期に、外部的視点を得るトレーニングをすべきであろう。 そして、株式「投資」は、そのような視点を養うのに有効な手法の一つであると思われる。 そして、今必要とされているのは、組織内部の調整が上手い「パイの切り分け名人」型の社長ではなく、組織を効率的・効果的に運営できる「パイ自体を大きくできる職人」型の社長であろう。 多くの有望なトップが生まれることを、一日本人として期待したい。 投資家は、孤独である。 投資家の椅子は、死の座である。 再び立ち上がった後に残されているのは、「引退」か「死」のみである。
2004.05.27
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基本的には、「努力すること」も「努力できること」も大切なことだと思われる。 まず、「努力できること」から考えてみる。 私は、「努力できること」とは、一種の才能なのではないかと思う。 ある目標に向けてエネルギーを注ぎ込むという行為は、とてもじゃないが誰にでもできるものではない。 もちろん、他の能力と同様に、トレーニングによって一定程度はカバーできるものと考えられる。 では、そのような異常なまでの努力は、どうしてできるのか? 平凡な私としては、何らかの強い動機付け、例えば、恐怖感や欠乏感、はたまた憧れであったり夢であったりするのだろう、としか言いようがない。 とにかく、事実として、尋常でない努力をすることができる人間というものが世の中には存在しているのである。 次に、「努力すること」について考えてみる。 「努力すること」は、言うまでもなく、重要なことであろう。 努力できる人であっても、努力しなければ、大した結果を得られずに終わる人が多いものと思われる(中には、本当に努力無用の人も存在しうるとは思われるが・・・)。 しかし、何が何でも努力すれば良いというものではなかろう。 やはり、「正当な」努力をする必要があると思われるのである。 ここでいう「正当な努力」とは、「ある目標を実現するために、効率的・効果的に行われる努力」のことである。 要するに、最大限の結果を出すための努力である。 では、どうすれば、そのような努力ができるのか? 定義通り、正確に目標を立てて、その目標に到るプロセスを策定して、順序通り進めていけばよいだけである。 このようなことは、誰もがやっているはずのことであり、私ごときが、たらたらと書くようなことではない(こんなことをを書いている時点で、私自身が馬鹿ということだな)。 しかし、世の中には、曖昧な目的を立ててしまう者、目的を理解しないまま実行に移す者、目的は立てたがプロセスを策定しない者、目的もプロセスも立てたが順序を守らない者などが実際に存在している。 確かに、そのように振舞うことが、処世術として存在していることも否定はできない。 正当な努力をしてしまうと、周囲との衝突もありうるし、責任を負わされて面倒なことを押し付けられることもありうる。 とはいえ、正当な努力なくして、継続的な成功は、おぼつかないものと考えられる。 したがって、正当な努力を助長する制度及び風土を有しない組織は危険である。 なぜなら、正当な努力がなされないのであれば、そこに存在するのは無駄な努力だけであり、無駄な努力は、無成長・高コストの温床となってしまうからである。 投資を考えるとき、もし、その企業の制度や風土がわかるのであれば、正当な努力を助長できないような企業は避けた方が賢明であろう。 バブルと同じく、内部にいると、自分がおかしなことをしていることに気付かないことが多々ある。 おそらくは、現在も、外から見れば、おかしなことをしている私が存在しているに違いない。
2004.05.26
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最近、この何の変哲も無い言葉が気になる。 馬鹿を見るような正直者とは、どのような者を指すだろうか?(そもそも、馬鹿を見るとは、どのような状態なのかも問題ではあるが・・・) ここでいう正直者とは、『知っていた方が得すること、あるいは、損しないこと』を『知らない者、あるいは、知ろうとしない者』と仮定してみる。 まず、重要な情報は、情報の方からやってきてくれるものではなく、自ら入手しに行かなければならないものである。 ここでいう正直者とは、このことを認識できていない、あるいは、実践できていない人々かもしれない。 (私も、分野によっては、実践できていないはずである) また、ここでいう正直者とは、自分に割り当てられた仕事に没頭することにより忙しいフリをすることにより、外の世界のことを知る時間がないフリをしている人々かもしれない。 これは、自分は一生懸命やっているのに、近道を走っている狡賢い奴がいると愚痴を言うタイプの人々である。 (かつては、私も、このカテゴリーに属していたかもしれない) しかし、これは間違いであろう(犯罪という近道であれば、正当な非難といえるだろうが・・・)。 なぜなら、近道を進んでいる人々は、近道を見つける正当な努力をした上で、周りの批判を押し切って近道を進んでいる人々だと考えられるからである。 むしろ、ここでいう正直者とは、サボリ魔ということができるであろう。 つまり、近道を探す、具体的に言えば、金儲けの方法を探す(?)努力を放棄している、ということである。 金持ちに対して嫉妬すること自体は構わないと思う。 その嫉妬をバネにして、嫉妬した金持ちを超えていけばいいだけだからである。 しかし、嫉妬を原因として、嫉妬した金持ちを引き摺り下ろそうとするのは、あまり建設的とはいえないと思われる。 引き摺り下ろすことを考える時間があるなら、自分が金持ちになる方法でも考えるべきだと思われる。 さて、私は、説教をするために今日の日記を書いているわけではありません(文章は固いですが)。 ここでいう正直者が知らなかった話としては、年金や保険の問題があるでしょうか? 「初心者投資」様に行かれれば、社会保険や年金のことが多少なりとも理解できるでしょうし、「まだ、薬代に無駄金を使いますか?~薬局経営者が知られたくない薬代の真実」様に行かれれば、題名通りのことを知ることができるものと思われます。 この手の話に関しては、他にも紹介すべきサイト様はたくさんあると思われますので、皆様からの情報提供をお待ちしております。 私自身も、気が付き次第、追加していきたいと思います。
2004.05.25
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これまで、私の日記では、バリュー投資と成長株投資を厳密には区別せずに使ってきました。 すなわち、バリュー投資という言葉を、企業の持つ「何らかの価値」に比して安く買うという意味で使ってきたのです。 しかし、厳密にバリュー投資という言葉を使おうとすれば、企業の持つ「財産的価値」に比して安く買う、というグレアム流の投資こそがバリュー投資である、ということになるでしょう。 したがって、私の投資スタンスは、成長株を割安状態で買う、ということが基本になろうかと思います。 もちろん、企業の財産価値も見ておりますので、グレアム流のバリュー投資との合わせ技ということになりますが・・・。 これまで私の日記を読んできて、こいつのスタンスがわからんなぁ、ということがおありでしたら、このようなものだと理解しておいていただけたら幸いです。 さて、マネーマスターズ列伝の著者であるジョン・トレインによれば、歴史は巡る、ではありませんが、投資方法も巡る、ものなのだそうです。 つまり、バリュー投資が流行った後は、成長株投資が流行り、その後はバリュー投資が・・・ということです(バフェットによれば、バリュー投資は流行ったことがないということになるような気がしますが・・・)。 そのような観点からすれば、現在自分が採用している以外の投資方法を学んでおくことも意味のあることかもしれません。追記: 久しぶりに外回りした挙句、酒まで飲んできたので、帰ったとたんに眠っておりました(汗。 皆様も、運動不足には、お気をつけください。
2004.05.24
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17人のマーケットで儲けた人々について、その投資方法や投資履歴について描写したもの。 学習の基本はマネにあるので、投資の学習にとっては、有益な本といえるだろう。 マネーマスターのしん様も、サイト名の由来は、この本の題名にあるといわれていたように記憶している。 本書の内容については、DAICHI様のサイトで、2004年05月04日から16日までの日記という形で紹介されているので、御覧になっていただきたい。 本書では、ウォーレン・バフェット氏について批判的な記述がなされているが、日本では類書が少ないだけに、貴重な意見として受けとっておくべきだろう。 しかし、ぼんくらな私としては、17個も奥義を伝授されたところで使いこなせるものではない! とりあえず、感覚的に同調しやすかったラルフ・ワンガー氏の投資方法を基本にしつつ、徐々に他の手法も取り込んでいくこととしたい。 本書では、ロバート・ウィルソン氏の発言が秀逸でした。「お金でできる最も愚かなことは、それを使うことである」(394頁) ここまで言い切れる人は、なかなかいないですね!(笑) 確かに、年20%の複利で運用し続けると、4年後には2倍を超えてしまうので、最近では、お金を消費すること自体が恐ろしく感じるようになってきております。 投資と消費の間には、深く暗い溝が横たわっているようです。追記: 書き忘れてましたが、先週2銘柄ほど買い足しました。 久しぶりの注文だったので、パスワードをなかなか思い出せなくて焦りました(^^;
2004.05.23
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たまには、出歩くのも良いかと思い、ぶらぶらすることに・・・。 まず、十年ぶりくらいに地元の図書館に行く。 株のコーナーに行ってみると、初心者向けの本が見当たらないにもかかわらず、「証券分析」がドーンと鎮座しておられた(しかも、ほぼ新品)。 一体この図書館は何なのだ・・・。 他にも、いくつかパンローリングの本が存在していた。 次から、利用させてもらうことにしよう。 次に、リフォーム用品の展示会とやらに行く。 防犯ガラス製造会社やセコムのような警備会社も来ていた。 彼らに聞いたところ、防犯サービスをワンストップで提供している会社は無いとのこと。 セコムあたりがコンサルティングサービスとかで進出すれば良さそうな事業とも思えるが、不思議なことにやっていないらしい。 利益率の悪い事業とでも踏んだのだろうか? まぁ、参入障壁も低いサービスと考えられなくもないが、セコムブランドを通してなら利益を上げられるような気もするのだがなぁ・・・。 防犯検定士とかの資格をでっち上げる作戦もアリか。 余談だが、セコムも安全性を謳うCMも良いが、社会の不安を煽るようなCMを出してみる気は無いのだろうか? 自動車のCMで、車をぶっこわすCMがあるぐらいだから、許容されうると思うのだがなぁ。 また、建材メーカーで個人的におもしろいものを発見。 高本コーポレーションという建材商社らしいのだが、発泡スチロールを建材として使うのだそうだ。 発泡スチロールは、軽いし、加工も容易なので、海外では建材として一般的に使われているのだそうだ。 例えば、モナコのカジノの外装や、ホテルのスイートの内装にも使われているとのこと。 日本で使用する際の利点は、発泡スチロールだと腐食しにくいことや、コーティングの技術や空気の入る空間が不要なため防火性が高いこと、空気の入る空間が不要なために壁を薄く出来ること等が挙げられるらしい。 また、この会社は、特殊な発泡スチロールについて特許を有しているらしく、また、その発泡スチロールは、昨年の10月に許認可が下りたということなので、まだ大手工務店に浸透してはいないとのこと。 発泡スチロールの売れ行き次第ではあるが、比較的まともなベンチャー企業といえるだろうか。 あとは、営業力次第ですかね~。 もしかしたら、その前に、内田様あたりに買収されてしまうかもしれませんがね。。。 そういえば、価格帯を聞くのを忘れた。無念。 とりとめの無い話ですが、ぶらぶらしているとこんなもんだと思って許してつかぁさい。 では、あ~でぃお~す(現在、バッドハイ状態です・・・)
2004.05.22
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10000HITありがとうございます。 これからも精進を続けていきたいと考えておりますので、皆様の清き一票をこのNに・・・ もとい、読んでいただける価値のある日記を書いていきたいと考えておりますので、宜しくお願いいたします。 特に、大先輩格のバリュー投資家の方々や、掲示板に書き込みをして下さっている皆様には感謝しても感謝しきれません。 これからも、不肖Nに、御指導御鞭撻のほど宜しくお願いいたします。二 日本 日本にいる私には実感のないことではありますが、外国人から見たとき、日本の投資環境は使いやすいものと言えるのでしょうか? 少なくとも、私が利用しているイートレード証券では、日本に居住していない外国人向けに口座開設をしてくれないように思われます。 多分、多くの証券会社でも同じなのではないか、と推察いたします。 とすれば、日本でいうところの、Meネット証券やアイザワ証券のように外国株を扱ってくれる証券会社を利用して、日本株を購入せざるを得ない状況にあるのではないでしょうか? また、情報の面では、アメリカのEDGARを真似て日本もEDENETを作りましたが、EDINETで情報提供していない会社もあり、まだまだ不十分としか言いようがありません。 さらに、文書は当然日本語で書かれていることからすれば、外国人にとっては厳しいものがあるでしょう。 フィディリティあたりが、大企業については、英語訳してくれているのかもしれませんが・・・。 要するに、日本の投資環境は、外国人にとって参入しにくいものとなっているのではないか、と思われるのです(参入してこない方が儲かってよいと、マネーマスターのしん様ならおっしゃると思われますが)。 このことが、良いのかどうかはわかりませんが、もし、日本を投資を含めた金融市場として発展させていくつもりなのであれば、改善の必要はあるのでしょうね。 しかし、制度が理解しにくかったり、利用しにくかったりする場合、それを理解して利用すれば、うまい話に乗れるということが往々にして存在します。 Nとしては、海外投資が、その候補の一つだと思わなくもないのですが、手遅れでしょうかねぇ・・・。
2004.05.21
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ついうっかり眠りの国に旅立っておりました。 何か疲れることでもあったのでしょうかね?(自分のことなのにわからん。。。)一 海外 -異質の文化-1 アジア 中国株投資がはやされるようになってから、結構な年月が経ちました。 確かに、中国経済の発展は目覚しいものらしく、今のうちにインデックスファンドでも買っておけば、10年で2~3倍くらいにはなるのかもしれません(余談ですが、いま日本のインデックスファンドを買っておくと、年平均十数%伸びていくと考えている人は、どのくらいいるのでしょうか?)。 また、最近は、中国以外のアジア国投資もアイザワ証券を通じて行うことが可能となっており、かつての日本への投資の再来のようなことが起こってきているようです(タイあたりが有名でしょうか? それにしても、タクシン首相は、警察官僚だったんですね! 隠蔽体質なのも当然といえば当然ですかね)。 しかし、残念なことに、外国の文化や習慣のことを体感しているわけではないので、投資先企業が、その国でどのような位置づけにあるのか、はたまた、そもそもその国は、まともに発展しているのか、等々の疑問が出てこざるを得ません。 例えば、中国についてみれば、経済的に発展しているのは沿岸部であって、内陸部からは出稼ぎという形で労働者が供給されている状況です。 このあたりは昔の日本に通ずるものがあります。 しかし、中国はデカイこともあって、それほどまとまりが良いとまではいいがたい状況にあります。 貧富の問題がこじれて、内部分裂が起きないことを祈るしかありません。 また、ミクロな観点についてみれば、中国では、結構親族のつながりが強いように思われます(現在は、変わりつつあるのかもしれませんが・・・)。 一昔前、中国に進出した企業は、最初のうちは日本人を責任者として送り込んでおりましたが、そのうち、中国人を責任者としました。 ところが、その一年後になってみると、その責任者の管轄下の工場の従業員が、全員その責任者の親戚に入れ替わっていた、ということもあったそうです。 要するに、中国系の企業には、投資家の常識がかなり通用しないものと考えられるのです(日本の公開している同族企業でも似たようなことはありますが)。 一説では、中国人自身が、中国企業を全く信用していないらしく、長期投資なんて考えられね~という状況にあるそうです。 むしろ、我々のような外国人のほうが、中国企業を信用しているということになるのだそうです。 したがって、中国では、短期投資が主流であり、かつ、企業なんてものはいつ消滅してもおかしくないので、利益を内部留保なんかせずにとっとと配当にして吐き出してしまえ、という傾向があるとかないとか・・・。 しかし、何にせよ、中国人は、向上心というか金銭欲というか、ビジネスへの強い執着心がある人が多いように感じられますので、かつての日本の高度成長を支えたのと同様な労働力に関しては不安はないものと思われます。 むしろ、労働意欲の観点から不安があるのは、インドネシアでしょうか。 生活していける程度の金があれば十分である、という感覚が強いらしく、いまいち発展への執着が見受けられないということなのだそうです。 インドネシア政府は、自国の経済発展が力強いものと過信せずに政策を立てた方が良さそうです。 また、インドネシアは、経済的なインフラの面で立ち遅れが認められます(特に、ソフトの面で)。 例えば、最近までは倒産法制も存在してませんでしたし、国家関係のことは、賄賂がなければ話が進まないという状況にありました(裁判になると、裁判官に賄賂を渡すのは当たり前)。 世の中不平等とはいえ、流石にやりすぎの面が強かったといわざるを得ません。 ただし、インドネシアは割と親日的であり、また、インドネシア語は割と覚えやすいということもあり、日本企業は結構進出しましたが、現在はどうなっているのでしょうか? まだ中国にしておけば良かった、と後悔している企業もあるのではないかと思うのですが・・・。 余談ですが、アラブもコネコネしい世界です。 コネがないと、日本では一般的と考えられている情報を入手するのも困難です。2 アメリカ アメリカに関しては、わざわざ私が書くようなこともないような気がしますので、ほんの少しだけ。 一般に言われていることですが、アメリカは、日本に比して、「サービスは有料」という意識が強いように感じられます(西欧でも、同じということでしょうか)。 銀行口座・証券口座でも、金額が少ないと口座維持手数料をとられますし、特に、情報が有料という面が日本人にはなじみがないと言えるかもしれません。 しかし、何と言っても、アメリカの常識がわからないのがつらいところですね。 日本でチョコレートといえば、明治が出てくるように、アメリカでは、ハーシーズが出てこなければならんのですから・・・。 とにかく、アメリカ国内におけるブランドの価値は、私には計測不可能なので、客観的に見て良質な事業を行っている会社を探索していく必要があるようです。 いずれにせよ、時間があれば、中国もアメリカも訪問して、実地見学をしたいものです。追記: そういえば、パンローリングから、ジム・ロジャーズの講演のチラシが送られてきました(トレーダーズ・ショップで購入した人全員に送っているのでしょうね)。 ジム・ロジャーズの本を読んだことはありませんが、自分自身の目で外国を調査した上で投資した人ですから、実に興味深いものがあります。 しかし、付随しているカブドットコムの話なんかは聞きたくないものですなぁ・・・。
2004.05.20
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今日は株価大幅上昇ということで、バリュー投資にとっては無念の一日でした。 夜になり、今日は株に関してはやることがないな~と思っていたところ、たまたま無料のネットゲームがあったので、久しぶりにやってみることに・・・(多分三年ぶりぐらい)。 NexonのTalesweaverとかいうゲームをやっては見たものの、見た目は、噂に聞くラグナロクオンラインとやらと似たようなものと思われる。 徐々に混んできたので、二時間ぐらいでやめてしまったが、システム的には、昔のネットゲームからそれほど発展はないように思われた。 回想モード発動 199X年代は、ゲーム会社がサーバーを用意してくれることなどなかったので、現在は着メロ配信をしているらしいドワンゴが、サーバーの時間貸しをやっていたものだった。 現在も、オンラインゲームを配信しているようなので、若干の名残はあるようだが・・・。 その後は、アメリカのゲーム会社が、飛行機モノや戦車モノのオンラインゲームを、自サーバーで提供し始めたように思われる。 当然チャットは英語しかなかったし、当時は電話回線なので、よくサーバー落ちやフリーズを繰り返したものだった。 そして、DIABLO等のオンラインゲームを擁するブリザード社が自サーバーでゲームを提供し始めてからは、各社ともに自サーバーでゲームを提供するようになり、今日に至っているように思われる。 つまり、ブリザード社のゲームを遊ぶためには、わざわざドワンゴのサーバーを借りる必要はなくなったのだった(当時は、ブリザード社のシミュレーションゲームを遊ぶためにドワンゴを利用することが多かった)。 回想終了 したがって、私が株をやり始めたときには、当時風前の灯だったはずのドワンゴだが、いつの間にやら着メロで息を吹き返していたことには、正直ビックリした。 まさに、企業再生の神秘というやつであろうか? このような株も、一度は発掘してみたいものだ。
2004.05.19
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なかなか思うようには行きませんね~。 GDP速報値が予想より良かったとか何とか言いながら指標は上がっていってしまいましたね。無念。 このままだと、購入予定金額を切り上げるか、海外に資金を移すかしないと駄目なようです。 さて、最近不真面目なことしか書いてなかったので、少しくらい真面目なことでも書かせていただきましょうか(苦笑)。 私は、企業分析をするにあたって、とにかく疑いまくります。 事業の実績・見通し、財務諸表の数字、すべてを疑ってかかります。 そして、表現されている事柄・数値を自分にとって悲観的な方向に修正したうえで分析するようにしています。 なぜ、そこまで疑うのか、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、悲観的な数値から楽観的な見通しが得られてこそ、元本を守りながらリターンを得るという「投資」に近付くことが可能となるように思われるのです。 また、それ以前の問題として、事業の見通しや財務諸表の数値には、いい加減な面が含まれていることは否定できません。 まず、思ったより売れなかった、競合他社が値下げ競争に出てきた、等々の事態の変化により、事業の見通しは変化せざるを得ないことが多々あるものです。 ただし、バフェット様によれば、有料ブリッジ事業(何らかの理由で競合他社を寄せ付けない事業)については、比較的安定した見通しが可能である、ということになりますが。 次に、財務諸表の数値に関しては、経営者や担当者が「勘で」決めざるをえない数値が多々存在しています。 大体この商品は・・・この機械は・・・○×円くらいじゃないの、といったものは結構存在します。 したがって、完全に正確な数値というものは、そもそも存在しえないのであって、おおよそ正しいと思われる数値にしたがって分析せざるを得ない、という実情があるのです。 そういった事情から、企業の発信する情報に対しては、疑ってかかるべきであると考えます。 そして、ローリスクを獲得するために、自分に不利な方向に修正したうえで情報を分析すべきだと思います。 私のとっては、「疑いから生じた信頼」のみが、資本投下へのゴーサインなのです。
2004.05.18
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今日も株価が下がってきて小躍りしているNですが、有価証券報告書を読んでいたら、早くも眠くなってきてしまいました・・・。 ゆえに、今日の日記は、確実に手抜きです。 しかも、株とは直接関係ありません。 さて、ネットで散策していると、興味深いサイトに出会うこともあるもので、Nとしては、いつか役に立つかもしれない、ということでブックマークに入れられている変なサイトがたくさんあります。 本日は、その一部を御紹介。1 シークレットリサーチ社(ttp://www.sra-japan.com/index.htm) 見ましたか? いつか役に立つ日が来るとは思いませんか?(笑) なるたけお世話にはなりたくないものですが、いざというときのために是非ブックマークに入れておきましょう!2 新・変なメールを受け取ったら(ttp://www.kumat.com/hennamail/) 読んで字のごとくのサイトですな。 決して、Nに対して悪用してはいけません!3 日経就職ナビ(ttp://job.nikkei.co.jp/) こいつは今から就職し直す気か、と思われるかもしれませんが、別にそんな気はありません。 就職活動系のサイトは、使い方によっては企業情報の宝庫です。 どんなに使ってもタダですので、是非使って差し上げましょう! まぁ、今日のところはこんなところで勘弁してくださいまし(^^; それでは、おやすみなさいませ~。
2004.05.17
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実に良い本だとは思うが、少しばかし、バリュー投資や成長株投資等の基礎知識を身につけてから読んだ方が良いと思われる一冊。 私にとっては、グリーンブラット投資法とともに、PCの横に据え置いている一冊である。 副題は、「アマの知恵でプロを出し抜け」ということであり、ウォルマートのような、アマ自身が利用していて繁盛していることを知っているようなものに投資することの有用性をといている。 ピーター・リンチ氏も、自分や家族が利用して、良いと思った店に投資することが少なからずあったようであり、その経験談が豊富に語られている。 というわけで、私も近くの回転寿司(くら、あきんど)に行ってみたわけだが、くらの方が流行っているとは思ったものの、肝心の寿司がまずいように感じたので、くらは買わずじまいであった(ただし、皿を放り込んでしまうので、何枚食べたか忘れさせるのは良い。また、かっぱ寿司では、折り詰めが備置されているのが良い)。 このことが裏目に出るのかどうかは、現時点ではわからないが・・・。 さて、私がこの本の一番のミソと勝手に思っている部分は、株を6種類に分けた上で、それぞれのストーリーに沿って売買のタイミングを考えなさい、という点である。1 低成長株 ・・・ 配当2 中成長株(優良株) ・・・ 成長の増大可能性3 急成長株 ・・・ 成長スピードの維持可能性4 市況関連株 ・・・ 景気・在庫5 業績回復株 ・・・ 再建計画6 資産株 ・・・ 含み資産の価値 要するに、上記の6種類に分類した上で、右側に書いたことをストーリーの中心に据えて、当該会社の状況を考えなさい。 そして、ストーリーがあると思えば買い、ストーリーが完結すると感じたならば売却を検討しなさい、ということになるだろうか。 私としては、今のところ、低成長株、業績回復株および資産株に投資することは考えていないが、時間があれば検討してみたい。 さて、日本の株価も下がってきたことだし、購入予定銘柄について、ストーリーでも確認しておくとしよう。
2004.05.16
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ラーメン屋を始める人には二種類いるらしい。 一方は、調査はしっかりやっているが、肝心のラーメンがまずい人。 他方は、職人に徹していてラーメンは美味いのだが、調査がさっぱりな人。 ほんでもって、二種類の方とも、借金にあえぎ始めたところで、中小企業診断士等のコンサルティングを受けに行かれるのだそうである。 大体は手遅れということではあるが・・・。 何となく、投資家にも跳ね返ってきそうな話だな・・・と感じた。 一方は、勉強はしっかりやっているが、実践のさっぱりな人。 他方は、実践はバリバリやっているが、勉強がさっぱりな人。 ・・・どちらにも分類されたくないものである。
2004.05.15
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株式投資とは、ある意味ブラックボックスに金を投入するようなものだ。 しかし、ブラックボックスにも種類があって、100円入れると10年後に100万円になって出てくるものや、100万円入れたのに1円も出さないものもある。 だから、投資家と名乗る人々は、ブラックボックスの鑑定をしなくちゃならない。 そして、それぞれのブラックボックスには、有価証券報告書という説明書や、チャートというこれまでの実績が吊るされていて、とりあえずのヒントは得られるようになっている。 ところがどっこい、説明書には時には嘘が書いてあったりするし、未知のバグへの対処法などどこにも書いてやしない。 つまり、不完全なのである。 また、チャートなるものも、読み方については百家争鳴状態であって、これだけやれば大丈夫というものは無いらしい。 そもそも、過去の動きから将来の動きを完全に予想しようというのは無理なのかもしれないが・・・。 そこで、投資家と名乗る人々は、それぞれに基準を持ち、大体において正しいと思われるブラックボックスに金を入れていくことになる。 今のところ、私は、バリュウなる鑑定方法を愛用しているが、皆さんはどのような方法を愛用しておられるのであろうか?追記:夢のブラックボックス むか~しむかし、、エゲレスの田舎町で、10ポンド引き出そうとすると20ポンド出てくるエーテーエムがあったそうな。 ひとびとは、深夜ともなると、こぞってエーテーエムの前に行列をなし、引き出し金額の上限一杯まで引き出したそうな。 しかし、ついにはバンクのお耳に達し、エーテーエムはとめられ、人々はバンクの怒りに恐れおののくこととなったそうな。 されど、バンクの大岡裁きにより、人々は免ぜられ、田舎人たちは、豊かに暮らしたという。 The End(今日はオチ無し!)
2004.05.14
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株をやったこともないのに、「損切り」という言葉を知っている人が多いことには驚かされる。 実際、「どれくらい儲かっているの?」の次によく聞く言葉は、「損切りって大事なんでしょ?」という言葉である。 どうも、一般的には、「損切り」という言葉は知的に聞こえるようだ。 株価が上下することのみを予想して売買する人にとっては、思い通りの方向に行かないときに手仕舞う(=損切りする)ことは重要だとは思うが、バリュー投資家にとっては、投資先企業に失望させられない限りは手仕舞うということはないように思われる。 バリュー投資家にとって、「損切り」とは痴的なことである。 つまり、世間では、株をやるということは、株価の上下を予想するギャンブルそのものと認識されており、バリュー投資のように堅実な方法が存在していることは、あまり知られていないようだ。 そして、ギャンブルのプロにアマが勝てるわけがなかろうという推測が導かれることになる。 確かに、私もカジノでプロに勝てるかどうかはまったく自信がないことからすれば、当然であろうか(堅実な方法があれば、誰か教えてください。オンラインカジノは別だと思いますが・・・)。 今日も相場全体は値下がりが続いている。 きっと「損切り」が氾濫しているに違いない。追記: 真面目なことを書いていると、ムズムズしてきていかんですな~。 今のうちに言っておきますが、私は立派に不真面目な人間です!
2004.05.13
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今日は株価が上がってしまって残念でした。 今日も下がり続けてくれれば、2,3銘柄は買えるレベルに到達してくれるものと思ったんですけどね~。 寄付きからアノ調子では、何もすることがありませんでした。 さて、タイトル通り「比較」について個人的意見を語ってみたいと思います。 バリュー投資系サイトを見させていただいていると、個別銘柄のみに着目しているので、他の会社との比較は行わないという趣旨の表現が見受けられます。 しかし、今のところ、私としては、そこまで個別銘柄を信じきることができないので、結構同業他社との比較をしてしまいます。 比較のポイントは、バリュー(割安性との意)と事業の二つです。 まず、バリューの比較について 私としては、バリューには、絶対的バリューと相対的バリューがあると考えています。 絶対的バリューとは、PFCRが1とかの、誰がどう見ても激安な状態のことであり、相対的バリューとは、同業他社の株価に比して割安であること、を意味しています。 絶対的バリューが最重要視されるのは当然ですが、なおかつ相対的バリューでもあることが望ましい、と私は考えます。 なぜなら、一つには、相対的バリューであると、同業他社の株価につられて株価が上昇する可能性が期待されますし、二つには、相対的バリューでない=その企業の属するセクター全体が低位であるということから、そのセクター自体が一生低位のままで終わってしまう可能性が否定できないからです(この点については、過去の株価を見て検討することもできるのではないか、と思われます。また、逆にセクターごと割安なのは大チャンスと思われる方もいらっしゃるとは思いますが、今の私には手を出す勇気はありません)。 したがって、「絶対的バリューかつ相対的バリュー」が最善であり、「絶対的バリューだけ」が適であり、「相対的バリューだけ」では何の役にも立たない(セクター全体が割高である)と考えています。 次に、事業について 事業を比較する、といっても抽象的すぎますので、具体的には、企業ごとの強みと弱み・成長余地に絞って比較しています。 自分が買おうとしている企業の強みと思われる部分が、同業他社との関係でどのくらい有効と思われるのか、あるいは、同業他社の強みを真似ることが可能か、はたまた弱みが他社との関係でどのくらい痛手を負う可能性があるのか、等々をテキトーに考えています。 この辺は、事業に精通していない者にはわからないことも多いと考えているので、わかればめっけもんな気持ちでやっていますので、あまり真剣にはやってません。 逆に言えば、このくらいの気持ちで見ていてもわかるということは、重大なことなのだと思いますが・・・。 まぁ、色々な企業の事業状況を見ることで、その業界自体について知識を深めようという気持ちがあるのも事実です。 次に、成長余地についてですが、自分の買おうとしている企業が成長率も素晴らしく、絶対に買うべきだ、と考えたとしても、既に他社によって市場が独占されていれば、それ以上の成長を望むことは困難です。 私としては、このような過ちを避けるためにも、一応同業他社と比較するようにしています。 私としては、このくらいの比較はしておいた方が安全だと思っているのですが、実際にはどうなんでしょうか? 誰か暇な学者さんでも検証していただければありがたいのですが・・・。
2004.05.12
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今日は、日経平均(日本経済新聞社が適当に選んだ225銘柄の株価を足して適当に割ったもの)・TOPIX(東証一部上場銘柄全部の時価総額をその発行済株式総数で割ったもの)ともに下げ止まったようです。 バリュー投資家の観点からすれば、もっともっと下がれ、と言いたいところなのですがねぇ・・・。 しかし、「J_Coffeeの株式投資日記」様の2004年05月10日の日記によれば、「バブル崩壊の時には、一度下げ止まったものの、再び暴落に転じた」ということですので、今すぐには買いに走らずに、もう少し様子を見たいと考えております。 このまま終わってしまうと中身のない日記になってしまうので、何か付けたさせてもらいましょうか(苦笑)。 私が、銘柄選択するときの基準についてですが、 1 倒産のおそれが極めて低いこと 2 現状維持が極めて容易であること 3 (十分な)成長余地があること を1~3の順で見ていきます(3~1の順で見ていくことはありません)。 したがって、「極めて高い成長可能性はあるが、倒産してしまいそうな企業」に投資することはないと思います。 自分の金を渡すのに、倒産しそうな会社を選びたくはないからです(企業ではなく、人でも同じことだと思います)。 その企業が本当に成長すれば儲かるのでしょうが、成長性が確実でないかぎりは手控えた方が安全であり、儲け損なっても仕方のないことだと思っています。 特に、長期投資になることが予定されている場合は、その間に突発的事態が生じて倒産されては元も子もないので、倒産可能性は絶対に見逃してはならない項目だと思います。 短期投資をする方にとっては必ずしも意味のあることではないでしょうが、バリュー投資をしようと思われる方は、気をつけていただきたいと思います。 現状維持と成長余地を分けているのは、将来のことを予測するのは困難なことなので、とりあえず成長性は置いておいて、現状だけを分析するためです。 そして、現状維持の可能性が極めて高いにもかかわらず、株価が割安に放置されていれば、それだけでも買う価値があると思います。 それに加えて、成長性が認められるのであれば、絶対に買いだと思います。 今日は下げ止まっているようですが、まだ下落が続くようであれば、バリュー投資家にとっての狩猟期が始まります。 くれぐれもお見逃しなきよう・・・。
2004.05.11
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「投資にリスクは付き物である」とはよく聞く言葉である。一 ・・・・・で、「リスク」とは何ぞや? 私にも、一般的にリスクなるものがどのような定義で使われているのかはよくわかりませんが、ここでは、「期待したリターンが得られない可能性」としておきましょう(余談ですが、ピーター・バーンスタイン著「リスク」は、読み物としてはおもしろいですな)。 そして、投資で損はしたくない、されどがっぽり儲けたいというのが人情ですから、「リスクは小さく、リターンは大きく」というのが投資家の本音、ということになるのではないでしょうか?二 では、ハイリスク・ハイリターンならぬローリスク・ハイリターンは、望むことができるのでしょうか? アリマス (少ナクトモ、コレマデハアリマシタ) その一つが、バリュー投資なのです(バリュー投資がやりたくなってきたでしょ?)。注: 少なくともこれまでは、バリュー投資がローリスク・ハイリターンであったことは、「ウォール街に勝つ法則」等の書籍で書かれておりますので、興味の或る方は、お近くの図書館などでお読みください。 この日記では、バリュー投資がローリスク・ハイリターンであったことを前提として、話を進めていきます。三 では、なぜ、バリュー投資はローリク・ハイリターンであり続けたのでしょうか? それは、ひとえにバリュー投資以外の方法で売買する人が多かったから、ということに尽きます(つまり、バリュー投資家は、バリュー投資をしない人の財布からリターンを得ているとも言えます)。 要するに、市場では、バリュー投資家がバーゲンセールのとき買った商品を、誰かが勝手に値段を吊り上げてくれる、という状況が、繰り返し行われてきているのです。 したがって、世の中にはハイリスク・ローリターンな売買をしてくれる奇特な方々がいらっしゃるので、私のようなしょぼくれたバリュー投資家でも、ローリスク・ハイリターンの恩恵に預かることができるのです。 したがって、私は、バリュー投資を否定する御方達に足を向けて寝ることができません!(むしろ、感謝の気持ちで一杯です) それでは、周りの人々には黙ってコッソリとバリュー投資をしていくとしましょう。 周りの人たちには、「投資は、やはりハイリスク・ハイリターンだね」とか言っておきましょう。 敵は、少ないに越したことはないものです(じゃあ、この日記は何? 大丈夫、一日にせいぜい数百人しか見てませんから・・・)。 そして、バリュー投資をする際に最も気をつけなければならないことは、「リターンに見合ったリスクを取るのであって、リスクに見合ったリターンが取れるわけではない」ことを認識しておくことなのです。 (我ながら、名言や・・・ 涙) 何度でも言うぞ。 「期待するリターンに見合ったリスクを取るのであって、必ずしも、取ったリスクに見合ったリターンが取れるわけではない」 ん? 何か違うって? まぁ、細かいことは気にするな。お前も漢(ヲトコ)だろ? では、今日の授業はこれまで。 きり~つ。れ~い。あーしたー(ありがとうございました、の意。体育会用語)。本日の株価を表現してみると・・・こんな感じ?
2004.05.10
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今日のお話は、株式投資にまつわる「質と量の物語」の第一章。 不思議な不思議な物語。 いつもながら、嘘ですよ(笑) 私には、そんな文才はありませんからね。 まずは、企業の「質と量」から。 勘の良い方は既にお分かりとは思いますが、企業の「質」とは、事業素質の程度のことであり、企業の「量」とは、事業規模の程度のことを指して、言葉を使おうとしているわけです。 もうワンランク上で「質と量」考えると、質=事業、量=財務となり、「バフェット流=質にこだわった投資、グレアム流=量にこだわった投資」ということになるでしょうか?(こう考えておくと、わかりやすいですかね?) したがって、ざっくばらんに言えば、バフェット様の考え方からすれば、将来10000円になりそうなものを現在100円で買うことが肯定され、グレアム様の考え方からすると、現在10000円のものを現在5000円で買うことが肯定されることとなります。 この、将来の予測を含めるか否かが、バフェット様とグレアム様を分けることになったわけですな。 いずれにせよ、価値の高いものを安く買い叩くと言う姿勢には変わりありませんが・・・。 さて、最初の「質と量」の話の戻りましょう。 なぜ、事業の素質と規模の両方を考えなければならないのか? その謎を解きほぐすキーワードは「成長性」にあります。 バフェット流のバリュー投資(私もバフェット様の亜流です)を行う際には、現在100円で買ったものが将来的に10000円になってくれないといけないので、どうしても成長してくれないことには困ることになるわけです。 では、事業は、どのようにして成長するのか? バフェット様の考え方によれば、「儲けて余った金を規模拡大なり新規事業なりに使うことにより、企業は成長する」ということになります。 したがって、「儲けて余った金」(正確には、当期純利益から、既存の事業を維持するための資金を引いたもの=自由処分利益)がいくらあるのか、そして、「儲けて余った金」をいかに使ったか、が問題となってくるわけです。 つまり、事業の規模とは、どのくらいの「儲けて余った金」があるか(量)ということであり、事業の素質とは、「儲けて余った金」を使うことによってどれだけの新たな「儲けて余った金」を生み出せるか(率)ということを意味することとなります。 要は、「金を使って金を生む」ということを連鎖的に見ただけですな。 その考え方さえわかっていれば、特に難しいことはないと思います。 あとは、どのような金が入って、どのような金が出てくるのか、というだけのことですが、バフェット様によれば、「儲けて余った金」が注入されて「儲けて余った金」が出てくるプロセスが一番大事、ということだけのことですな。 今日は疲れているので、勢い、キレ、ともにかなり良くありませんので、申し訳ないですが、また後ほどに改訂したいと思います。 それでは、おやすみなさいませ~(ぐぅ)
2004.05.09
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朝出して 夜には帰る 粗大ゴミ 昨日の日記は、無駄に難しかったですね(反省)。 今日は、本当に気楽に行きたいと思います。 テーマは、投資用資金のことです。 昨日の日記では、私は「現金主義」なので~云々といったことを書いておりましたので、その続きで書いてみようかと思います。 楽天の日記を読ませていただいていると、「経済的自立のために投資をやることに決めた」という趣旨の文章が多々見受けられます。 これは、金持ち父さんでも読まれたことに引っ掛けて書かれているのでしょうか? 次によく見かけるのは、「低利子時代には、自分で資産運用するしかないので、投資をすることにした」という趣旨の文章です。 確かに、銀行に入れておくよりは、配当でも貰っておいた方がマシですし、少なくともこれまでは長期的には株式のパフォーマンスの方が良かったわけですから、その気持ちは良くわかります。 何が言いたいかといいますと、「投資は余裕資金でやりましょう」という原則が全く無視されているような気がしてならない、ということなのです。 これは、案外危険なことのように思われます。 なぜなら、株式のパフォーマンスは、「長期的に見れば良い」のであって、「短期的に見れば悪い」ことは往々にしてありうるからです。 もし、全財産を投資につぎ込んでしまっていたとして、急遽お金が必要になったらどうするのでしょうか?(家族の病気、個人企業の資金繰り、友人からの借金の申し入れ、お金が急に必要になることには枚挙に暇がありません) そのような場合には、やはり、株価が低迷していたとしても株を売却して金を作ってしまうのが普通ではないでしょうか? そうすると、結局、株をやって金をなくしてしまった、株などやるべきではない、といった考えに結びついてしまうような気がしてなりません(このような理由で、バリュー投資家を喜ばせてはいけません!)。参考:「ど素人の株日記」様の11月21日株日記「ツイてない投資家」 特に最近は株価が上昇していたこともあり、預金を引き出して追加出資してしまった人が意外に多いのではなかろうか、と推察いたします(私も、このような発想が、何度か頭をよぎりました)。 しかし、株式「投資」を目指すスタンスからは、あまり望ましい行動とはいえないのではないでしょうか? なぜなら、株式「投機」とは、偶然の値上がりに賭けることだけではなく、その背後にある自分の財産及び人生を偶然に賭けてしまうことも含んでいるように思われるからです。 金をなくして、貧乏になることはツライことです・・・。 独身ならまだしも、御家族のおられる方は、株式「投機」はなさらない方がよいように思われます。 離婚、借金、子供の養育、etc etc 問題は山積みのようです・・・やめておくのが「賢明なる投資家」というものでしょう・・・。 では、株式投資するための余裕資金を、どうやって作り出せばよいのでしょうか? その一つの回答がありました。 その名も、「バリュー消費」です(笑) (「バリュー投資情報局」様のコラム「バリュー投資よりもバリュー消費」を参照のこと) これによれば、消費するモノの価値(事実)に比して価格(評価)が割高であれば購入しない、というインセンティヴが湧き、効果的に無駄遣いを減らすことができそうです。 是非、参考にしてみて下さい! ちなみに、私は、銀シャリにふりかけだけで生きていけるようなドケチ人間ですので、バリュー消費の恩恵を受けられるようなレベルではありません。。。 服にしても、スーツなら一万円もすれば十分!、シャツは500円!、ネクタイなんざ100円で結構!、買うなら上野の「激安良品」!?、せいぜいユニクロ、Right-onにゃあいけねぇな(ローカルネタでスマソ)、とかいうような感じですからねぇ。。。 まぁ、そんなわけで、現在のところ、私は余裕資金のみで運用できております(悲) しかも、生活レベルは現状のまま推移しそうですので、その余裕資金ちゃんたちは使われる予定がございません(結婚でもしないかぎりは・・・)。 まぁ、結婚の予定も無いので、証券口座というブラックホールに吸い込まれていった愛しの福沢たちとは、永遠の別れを覚悟しているつもりですがね!(涙) では、この福沢たちをどう活用すればよいのでしょうか? う~ん。わからねぇ・・・。 難しい問題は先送りにして、子孫達に考えてもらうことにしようか。。 むしろ、私の悩んでいるゴミ処理のために活用してもらうのもええかもしれまへんな! この際だから、死後には、N環境賞とか作ってもらって、画期的なゴミ処理技術を開発した方とか、ゴミ処理に多大な貢献をされた方を表彰するというのもいいかもしれません(ダイナマイトを越える運用収益があれば) でも、せっかく無い知恵を振り絞って運用したマネーを差し上げるのだから、バリュー投資及びバリュー投資を体得されて、お金のありがたみを痛感されている方に限定したいものです。 そこで、私の死後は、ファンドマネージャー兼ゴミ処理研究者のかたを大募集するよていでございますので、一つ宜しくお願いいたします。 m(__)m 随分と脱線してしまいました・・・ まぁ、冗談はさておくとして、今日はこのあたりでお開きにさせていただきたいと思います(ゴミ処理に取り組んでいると言う点は本気ですが)。 冒頭の川柳は、何となく迷作そうなので、つい書いてみたくなっただけですので、お気になさらなくて結構です(ぉ) それでは、皆さん、さようなら・さようなら・さようなら(淀川長治風)
2004.05.08
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バフェット流のバリュー投資をされている方々からすれば、前回のバリュー投資の説明に不満をもたれる方がいらっしゃるかもしれません(というよりは、かなり御不満でしょうね)。 そこで、今回は、前回とは違った側面から、「事実と評価」および「バリュー投資」について考えてみたいと思います。 まず、前回は、「評価」の場である株式市場の側から「事実」を捉えておりました。 つまり、「将来どのような事実が高く評価されるかを考えて、現在低く評価されている事実に投資する」ことがバリュー投資である、といった形の説明を行っていたわけです。 抽象的に言うと、自分達がミスターマーケットの立場に立った場合、どのような場合に躁鬱状態となってしまうのか、ということを分析していたことになります(ミスターマーケットについては、「マネーマスター」しん様の2002年12月12日の日記を参照してください)。 しかし、既にグレアム様やバフェット様の投資法を勉強された方からすれば、そんなものはバリュー投資ではない、と言いたくなるものと思われます。 なぜなら、グレアム様の基準からすれば、「時価総額(評価)」に比して「現金同等物の方がかなり多く、かつ、純資産が固定負債より大きい(事実)」企業に投資することがバリュー投資ということになるでしょうし、バフェット様の基準からすれば、「独占的な事業を行っている(事実)」会社が「不当に安価な状態(評価)」にあるときに投資することがバリュー投資ということになると考えられるからです。 つまり、グレアム様もバフェット様も、評価される事実を絞ることによって、より安全かつ確実に莫大な利益を得ようとしていることが見て取れます(誤解を恐れずに言うならば、グレアム様に従えば、田舎の金持ちの老人にとりいることになり、バフェット様に従えば、干された大スターにとりいることになる、と言えるでしょうか?)。 さらに、バフェット様は、グレアム様とは異なり、株式市場で付けられる評価基準とは全く別の評価基準を用いて、自分のパフォーマンスを計測しようとされているのが特徴的です。 その評価基準とは、ルック・スルー利益(平たく言えば、投資している各企業の純利益を自分の持分で割って、その全てを足したもの)が何%上昇したかを投資パフォーマンスの基準とするものであり、バフェット様の「株式投資とは企業を部分的に、または全体的に保有することである」という考え方が如実に現れた基準と言えます(ルック・スルー利益については、「マネーマスター」しん様の2003年01月15日の日記を参照してください)。 では、私は、どうして前回のうちに、株式投資で大富豪となられたバフェット様の基準を紹介しなかったのでしょうか? それは、端的に言えば、私程度の資産規模の個人投資家レベルでは、現金になって帰ってこなければ投資として何らありがたみを感じないのではないか、と考えたからです。 つまり、バフェット様の基準に従えば、金のなる木である優良企業を手放す奴は馬鹿だ、ということになりますが、結局は現金化しないことには何の使い道もないんだから、株式市場で不当に高値が付いているときには売っちゃった方がマシなんじゃないの、と思ったわけです(某CMB研究所の内田様の考え方に毒されてますかね?)。 まぁ、この現金主義は、私のやり方に過ぎませんので、本当は、個人投資家レベルでも、偉大なバフェット様の基準を用いた方が良いパフォーマンスを上げられるかもしれません(バフェット様の基準でいくと、滅多に売り買いしないことになるので、税金及び手数料の点で、確実に私の方法より有利です)。 おこがましい話ですが、バフェット様の方法と私の方法とでは、どちらの方が優位にあるか、という点については、検証してみたこともないので何とも言えません(実際には、どこかの暇な研究者様が検証してくれているのかもしれませんが)。 但し、少なくとも、バフェット様の基準に従えば、株式投資で世界第二位の大富豪が生まれたという実例が一件だけ確認されているという分だけバフェット様の基準の方が信頼に足りるものと言えます(むしろ。そうすべき?)。 あとは、皆様の賢明なる判断にお任せいたします(無責任)。追記: 何か大事なことを書き忘れているような気がするなぁ、と思っていたのですが、グレアム様もバフェット様も、株式市場での「評価」が変わっても、企業の資産状態や経営状態といった「事実」が悪化しないかぎりは投売りされるようなことはなかった、ということを書き忘れておりました。 要するに、バリュー投資家は、企業のもつ「事実」に敬意を払っているのであって、「事実」さえ良好状態であるならば、いつか市場がそのような「事実」を「評価」せざるを得ないときがやってくるはずと確信しているわけです。 したがって、グレアム様やバフェット様の立場からすれば、現時点では株価が下落したり、何年か値段が付かないような状態が起こったとしても何も恐れることはない、ということになるのだと思われます。 特に、バフェット様は、ルック・スルー利益を用いてパフォーマンスを判定されておられますので、より一層、市場での評価のことは気にせずにいられるということになろうかと思われます。 あと、久しぶりに指標を見ると、TOPIX、日経平均ともにも随分と下がってきてるんですね~(最近日記しか見てなかったんで知らなかったんですね~)。 今週末あたり、久しぶりにスクリーニングでもやってみようか、という気になってきました。 この下落が、バリュー投資家にとって慈雨となることを願っております(まだタケノコも伸びることが出来そうです)。
2004.05.07
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今日は雑談です。 一円玉は、昭和30年に発行され始めました。 植物のデザインは、2581点の公募の中から選ばれたもので、現実には存在しない植物なのだそうです。 一円玉は、アルミニウムで作られていますが、製造原価が一円以上することは良く知られている事実です。 最近はアルミの価格が上昇傾向にあるということですので、さらに製造原価が上がっているかもしれません(バフェット様も、コカコーラのアルミ缶の価格上昇を懸念されておられるようです)。 雑談は終了です。 本日はお疲れ様でした。 お気をつけてお帰りくださいませ(BGMは蛍の光でお願いします)。 嘘です ゴメンナサイ m(__)m ここからが本題です。 さて、我々が虎の子の福沢諭吉を預けている企業は、いかにして一円を稼いでくれているのでしょうか? 基本的には、企業は、モノなりサービスなりを作って売ることで稼いでいるはずです。 つまり、「何かを安く作って高く売る」ということが企業活動の基本となっているわけです(そんなことは当たり前だって? まだ話の途中ですので、卵は投げないで下さい)。 これを分解すると、「何か」を、「安く」作って、「高く」売る、ことが企業活動の基本となっているわけです(言葉遊びをしているわけではありません)。 言わんとすることがわかってきましたか? そうです。 つまり、投資に値する企業とは、 壱 特別な「何か」を作れる企業 弐 特別に「安く」作れる企業 参 特別に「高く」売れる企業 の3種類しかないのです!(まだ卵を投げてはいけません!) 壱の特別な「何か」とは、コカコーラのようなブランド力のある商品や、特許で守られた商品、スイッチングコストの高い商品などが挙げられます。 要するに、バフェット様のおっしゃる有料ブリッジ事業の事を指します(有料ブリッジ事業については、「笑える投資サイト CMB研究所」様を参照のこと) 弐の特別に「安く」作れるとは、特別に安く仕入れるルートを有していたり、生産管理がしっかりしていたり、安い人件費で製造できたりする企業を指します(ふと思い出しましたが、ザ・ゴールという本が参考になるかもしれません。ザ・ゴールについては、「バリュー投資情報局」様を参照のこと)。 ここから先は想像ですが、かんばん方式を発明した某企業は、生産管理のキッツイ企業なのではないかと思われます。 つ~ことは、生産の方では一円引き下げるのに必死になっているのに、営業の方でババンと値下げをして売ってしまうことは御法度になっているのではないでしょうか? 営業の方は、肩身の狭い思いをなさっておられるのではないかと想像いたします。 参の特別に「高く」売れるとは、営業部隊が売上至上主義ではなく利益のことも理解できている企業であったり、顧客情報をガッチリ掴んでいたり、国家的規制があったり、暴力で市場を独占していたりするわけです。 今回例示したこと以外にも、「何か」を「安く」作って「高く」売る手法はたくさんありますが、これらの三要素を伴ってこそ、同業他社に比して一円でも多くの稼ぎをはじき出すことが出来ると考えられるわけです(うぅ…つまらなかったら卵を投げてもいいです(ToT) できれば、ゆで卵だけはやめて下さいまし)。 私は、企業分析をするときには、上記の三要素から、この企業の強みは何なのだろう、ということを考えます。 そして、その強みが陳腐化する恐れがあるのかどうか、を考えます。 そして、その問いに対する答えが「NO」のときは財務分析に進みますし、「YES」のときはサヨウナラです。 また、上記の三要素のどれにあてはまるのかわからないときも、サヨウナラです(私はね)。 なぜなら、難しいことは嫌いだからです(冗談です。理解できないことは、しないほうが安全だからです)。 一円玉の話から随分引っ張ってきましたが、本日の雑談はここで終了です(苦笑)。 お疲れ様でした。 お帰りの際は、明日の朝食に使いますので、卵は置いて帰ってください(まだ言うか)。 お後が宜しいようで。。。 ちゃんちゃん
2004.05.06
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当たり前のことですが、事実と、それに対する評価、は別物です。 極端な例で言えば、平安時代の美人は、現代の我々にとっても美人と言えるか、ということになろうかと思われます(事実は同じだが、評価が変わってしまった例)。 事実と評価が別物なのは株式市場にも当てはまるわけで、「実際に活動している企業の価値」(事実)と、「株式市場で付けられる値段」(評価)は、基本的には別物と考えられるわけです。 では、事実と評価は無関係か、というと、必ずしもそうではないと考える人たちがいるのです。 まず、このような人たちは、多くの人々が高く「評価」する「事実」があるに違いない、と考えます(いわゆるビューティーコンテスト論)。 そのような「事実」とは、90年代のITやバイオといったような人気化しやすい事業を行っていることであったり、「バリュー株であること」であったりします。 この点、バリュー投資家と呼ばれる人たちは、バリュー株を購入し、「割安な値段に放置された優良企業の株式は、いずれ評価しなおされて値上がりする」ことに賭けて、実際に値上がりするときまで保有し続けるわけです。 現に、ウォール街で勝つ法則といった本では、バリュー株は市場全体に比して値上がりする傾向にある、ということが検証されており、バリュー投資の有効性は、事実に裏付けられたものと言えます。 では、なぜ、このような傾向があると一般的に(?)知られながら、未だにバリュー投資が有効とされているのでしょうか? 誰でもバリュー投資ができるのであれば、もはやバリュー投資は陳腐化していたっておかしくないはずです。 この問題の回答は、普通、投資家の心理的側面に求められることになります。 第一には、株式投資というリスキーなことをやっている以上、がっぽり儲けたいという気持ちが挙げられます。 バリュー投資は、年平均20%~30%ぐらいのリターンを追求するのが一般的ですので、万馬券を求める人にとっては魅力的でなく、そもそもバリュー投資をしようという気になれません。 第二には、バリュー投資法では、長期保有になることが通常ですので、その時間に耐えられない人が出てくるということが挙げられます。 このような人たちは、バリュー投資の有効性はわかっているのですが、株価が下がるとパニックになって売ってしまったり、買ったあと何もしないことに耐えられなくなって余計なことをしてしまったりする人々です。 第三には、バリュー投資には、基本的に企業分析が付きまといますので、面倒くさい、または、難しそうなのでやる気が湧かない、といった気持ちが挙げられます。 確かに、割安そうであっても、どのような事業をやっているのか理解できない企業も存在しており、そのような企業を調査するのは骨が折れるかもしれません。 しかし、そのような企業には目もくれず、自分の理解できる事業を行っている企業にだけ投資するだけでも、十分なパフォーマンスが得られるものと考えられることからすると、このような人々は、非常に勿体無いことをしている、ということになります(投資の世界では、一年に一本しか場外ホームランを打てない打者でも立派なメジャーリーガーです)。 したがって、このような心理的課題をクリアすることができる人々のみが、バリュー投資からもたらされる複利の魔法を享受できることになります。 私の場合は、日記をご覧になればわかると思いますが、上昇相場しか経験しておらず、長期保有の苦しみをクリアした経験は、今のところありません。 しかし、バリュー投資の有効性をちょっとは理解し、かつ、複利の魔法を享受したいと強く願っておりますので、ダイヤモンドにかじりついてでも長期保有の苦しみに耐えたいと思っております。 要するに、私ごときでもできるのですから、皆様にも、十分チャンスはある、ということですな。 先達がお書きになっているリンク先のサイトをお読みになれば、少なくとも私よりは立派なファンドマネージャーになられるものと確信いたしております。 以上追記:リンクについて 私は、「リンクは、無断で行うのが原則」と勝手に思い込んでおります(馬鹿)。 したがって、当サイトのリンクには、無断でリンクさせていただいているものも、数多く存在します(全て、一見の価値があるサイト様ばかりです)。 資本主義の世界では、「良いものが売れる」わけではなく、「良いと思われるものが売れる」わけですが、畏れながら、私の日記にリンクしていただけるサイトの管理人様方は、当サイトのバリューを独自に計量して下さった上で、リンクする価値があると思っていただければ、こっそりとリンクしていただいているに違いないと妄信しております(しかし、そんなにバリューのある日記を作った憶えはないような気が…)。 したがって、当サイトは、「リンクフリー」でございます(結局、これが言いたかっただけです。苦笑) 他人にも読ませてNを公開処刑にしてやる価値があると思っていただけるのでしたら、ばんばんリンクしてやって下さいまし! 当サイトでは、アクセス解析を実施しておりませんので、リンク(密告)したことがばれる可能性も低いですぞ!(笑) 一度お試しあれ(というよりは、どうかリンクのお恵みを宜しくお願いいたします)。 さて、それでは、相互リンクの申し込みに参りますかぁ(マテ)。 本当に終わり。追記: 恥ずかしながら、バリュー投資がはやらない理由については、既に「J's Investment World 個人投資家のバフェット的投資法実践記」様が、2003年11月03日の投資コラムで同趣旨のことを書かれていることが判明いたしました。 研究不熱心なNをお許しください。
2004.05.05
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バフェット様の基準に従えば、比較的短期で売買をしている私は、投資家ではなく投機家と分類されるはずです(「マネーマスター」のしんさんにも、短期的との評価を頂きました。余談ですが、しんさんと呼ばせていただくと、暴れん○将軍様のようです)。 しかし、何のために長期保有しているのでしょうか? 少なくとも、私にとっては、長期保有した方が儲かる蓋然性が高いから、という以外の理由はありません。 経営者と夢を共有すること自体のはうれしいことですが、それは、バフェット様のような経営者を迎えてこその話だと思います。 また、長期保有を実践されておられるバフェット様のバークシャーハサウェイ社には、頻繁に売り買いするわけにはいかない規模の資金があるという事情から、長期保有せざるをえないという理由もあります。 また、バークシャーハサウェイ社の子会社については、「自由に使える利益」の使い方についてはバークシャーハサウェイ社が決定権限を持っているようですので、しょぼくれた個人投資家とは話が全然違います(自分の株を買うために他人の財布を使えるのに、どうしてその財布自体を売らなければならないというのか?)。 そして、市場には、強気な時と弱気な時があり、それにともなって株価は乱高下する可能性があります。 とすれば、その値上がりした時点の価格を基準として、5年後に複利で20%かけた価格になっている可能性が乏しいのであれば、売却してしまうべきではないか、というのが私の考えです。 儲からないのに長期保有する理由はありませんからね(塩漬けは、おいしくなさそうなので嫌いです。浅漬けも困りものですが)。 したがって、結果的に長期保有となっても年率20%の利益が出せるような銘柄を選択することは極めて重要だと考えますが、そのことが、必ずしも長期保有することに拘らなくても良いのではないかと思います。 要は、一夜の情熱を目的とした付き合いと、結果として一夜しかもたなかった付き合いとは違う、と声を小にして言いたいだけなんです。 結局のところ、確実に儲かるのなら、方法は何だって良いのだと思います。 チャート分析して儲かるというのであれば是非やりたいと思いますが、残念ながら、私にはできないというだけのことなのです。 但し、空売りはしてもよいと思います。 空売りについては、いつか書きたいと思っておりますが、そのようなことを書いてしまっては、バリュー投資家の方々からリンクを断られてしまうかもしれません(汗。 私としては、「バリュー買い」と「バリュー売り」があるに過ぎないのではないかと思っているのですが。 これからは、バリュー投機家と名乗るべきなのかもしれませんね…。注: この日記は、何故か「過去の日記」が加筆修正されることが多々あります。 お気をつけ下さいませ(何に?)。
2004.05.04
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敬愛するREFIGHT様のページを訪問したところ、日記が閉鎖されております。 いったいどうされたのでしょうか? REFIGHT様のポートフォリオを見させていただくと、どうもレントラックジャパンが爆騰されておられる御様子。 3月に買ったとしても2倍になっており、やはり、あのときに買っておけばよかったのかとちょっぴり後悔(今のうちに申し上げておきますが、やせ我慢です!無茶苦茶悔しいです!)。 こうなったら、以前「笑える投資サイト CMB研究所」の内田様がおっしゃっておられたように、自分が天才ではないことを知っているのが私の強みです、とでも主張しておくしかありません。 非才の身としては、安全かつ確実にガッポリ儲かる機会に絞り込んで集中的に投資していくという王道(?)を歩んでいくしかありません。 今は負けっぱなしですが、REFIGHT様にも参照していただけるような日記に仕立て上げたいものです。 ちなみに、REFIGHT様は、海外投資に対して消極的な立場を取られているようです。 確かに、外国のことはサッパリわかりませんし、為替の変動に伴うリスクまで背負うことにもなります。 そういう意味では、大人しく日本株が下がってくるのをまつのが良いのかもしれません。 かのバフェット様も、最近までは海外投資をしようとは思われなかったのですから。 要は、日本円に交換しないと使い途がないくせに、外貨にしたって意味がないってことですな!(ドルでは日本で夜遊びできないもんね) ま、しょせん私はリスク愛好者ということですかね…(悲) ついでに言うと、体重も「絞り込み」たひ…。追記: どうして海外投資を考えるのか? 金持ちというものは、政治体制が変わるときに財産没収などの迫害を受けることが意外と多いものです。 つまり、一つの地域にどっぷりと漬かるのは、金持ちにとっては危険な行為であり(その分、リターンがあれば別ですが)、いつでも身軽に逃避できるように準備しておかなければならないと考えられることから、海外投資をする必要があると思われるのです。 問題は、私が迫害を受けられるほど金持ちではないことぐらいですかね!
2004.05.03
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多くのバリュー投資系サイトで言われていることですが、日本の株式市場は、上昇傾向にあって、私が買いたいような割安株が死滅してしまいました(悲) 一説によると、株式市場が上昇傾向にあるときは、この日記のような株式関係のサイトが雨後のタケノコのように増殖してくるそうです。 そして、後に来る暴落の後は、砂上の楼閣よろしく消え去っていくのだそうです。 私も、ご多分に漏れず上昇相場の時期に開設したわけですが(というよりは、まだ上昇相場しか経験していない)、将来やってくるであろう下降相場を生き抜けるような日記でありたいと思っています。 とりあえず、今は、日本株で購入するようなものもないので、中国株とアメリカ株に資金を移動させていこうと思っています。 中国もメーデーを中心とした長期連休にあるようなので、今のうちに勉強しておくのが良いかもしれません。 しかし、どうして中国株については、スクリーニングサービスが提供されていないのでしょうか?(中国のYahooでも確認できていません) それとも、現地の証券会社のサイトでは提供されているのでしょうか?(されているのなら、シティバンク香港に口座開設して現地の証券会社に口座を開きます) 中国株を扱っている国内の証券会社については、中国株ドットコムを御覧になって検討してください(ユナイテッドワールド証券がベストだとは思いますが)。 アメリカ株に関しては、英語の壁が私の前に高くそびえたってくれています。 株に関しては、どうしても専門用語が多くなってしまうので、通常の辞書では対抗しえず、「投資をまじめに考える- とくに、割安株投資」様の掲示板を参考させていただいて、「英辞郎」を購入することにしました(アルクのサイトでも提供されていますが、オフライン時でも使いたいので)。 あと、アメリカ株は、Meネット証券やEトレード証券でも購入できますが、アメリカの証券会社に比べると、どうしても手数料が高くなってしまいます(また、Eトレードは、扱っている銘柄が少ないのも難点です)。 そこで、アメリカの証券会社に口座を開設することが考えられるのですが、ネット上では、その方法を教えてくれるところがほとんどない状況のようですので、御紹介しておきたいと思います(ゴミ投資家シリーズに代表される海外投資を楽しむ会の書籍には載っているのかもしれませんが・・・)。 まず、証券会社の口座開設については、ココを参考にしてください。 ちなみに、電話番号は、03-3333-3333であれば、81-3-3333-3333となります。 次に、W-8BENというアメリカ連邦政府に対して、俺は外国在住だから税率をまけてくれと主張する(嘘)ための書類を提出しなければなりませんが、その記入方法については、ココを参考にしてください。 さらに、記入が済んだら書類を証券会社に送らなければなりませんが、国際郵便を使うのであれば、封筒の記入方法は、ココを参考にしてください。 また、口座を開設するには、パスポートのコピーが必要なのですが、私はうっかり入れ忘れてしまったので、あとからFAXで送信することになりました。 英文FAXの書き方については、ココを参考にしてください。 以上長々と書いてきましたが、これで、私も貴方も海外投資を楽しむことも苦しむこともできるようになりました。 今のところ、アメリカ株では、興奮するほどスバラシイ割安株に巡り合えておりませんので、グリーンブラット投資法に従い、特殊状況の発生を待とうと思います。 中国株については、スクリーニングができないので、ちびちびと企業情報を覗いていきたいと思います。追記: 最近急成長の海外バリュー投資系サイトとして、「早川圭の海外割安株投資」様がおられます。 是非、見に行ってみましょう!
2004.05.02
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私も、株式売買を始めてはや半年・・・。 ひとまず自分の判断基準をきめておくべきなのかもしれません(まだまだ勉強不足なので、将来的に変更する可能性は極めて高いといえます)。 菱和ライフクリエイトでの反省から、やはり自信を持って買うことできないような事業には絶対に金をつぎ込まないようにしなければならないと痛感しました。 二度と、単に割安だから、といった軽はずみな理由で買ったりしないようにしたいと思います。 次に、そのような素晴らしい事業に対しては、それなりのプレミアムを支払うこともやむをえないと考えることにしました。 したがって、バフェット様のおっしゃるように、素晴らしい事業を妥当な価格以下で購入するように努めたいと思います。 そして、素晴らしい事業とは、抽象的には、たとえ長期保有になってしまったとしても(塩漬けになったとしても)安心して持っていられるようなモノに限定していきたいと思います。 このような基準でいくと、今の日本の株式市場では、新たに買うことはためらわれることになってしまいますが、致し方ありません。 とりあえず、当該基準を持って、海外市場に参戦していきたいと考えております。 とりあえず、卒業証書メーカー様で株式投資初心者を卒業しておくことにしょう(笑)。追記: 卒業番号第27569号だそうです(恥)。
2004.05.01
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最近、株関係で何もいいことがなかったので、あたかも福音の調べのように聞こえてきました。 ありがとうスルガ。 来週の決算発表では、上方修正もお願い致します。
2004.04.30
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中国株のサイトを回っていると、「打倒!金持ち父さん~戦略的金持ちへの道~」様というサイトに出会いました。 このサイトでは、お小遣い系サイトの紹介のみならず、クレジットカード有効活用法とかがあるのが珍しいような気がします。 思わず、大量に申し込んでしまいました(管理人様の売上げに貢献できたでしょうか?)。 お小遣い系サイトとしては、「金持ちフリーターへの道」様が有名ですよね(少し前までは、金持ち兄さんだったような気がするのですが…)。 しかも、いつの間にか、海外のサイトまで紹介されておられるようです。 先行者たる地位に甘んぜず、進歩し続けられる姿には、感心させられますね。
2004.04.29
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最近、株でやることが無いので、ちょっとばかし商品先物でも覗いてみようかと思い、とある先物業者に口座開設をお願いしたところ、「お前みたいな貧乏人にはリスクが大きすぎるから消えな」、という御趣旨のリプライを頂いてしまった(注:内容は誇張されています)。 収入及び金融資産を過少に記したのが原因だとは思われますが、そのような制限があるとは・・・。 まぁ、先物で財産を失った人には枚挙に暇がないので、妥当とも言えますし、貧乏人にレバレッジを張らせて、金を回収できないようでは業者さんも困るのでしょう。 先物ついでで、指数先物や外貨についても見てみたところ、日経平均だと一枚で千倍、TOPIXだと一万倍の金額が動くということを知る。 日経平均が1円動くと財布に1000円の影響があるのか、と思うと、今日からニュースで知らされる数字達にも何がしか愛着が湧いてくるような気がします。 お前達に賭けてくれている個人投資家のためにも、頑張れよ、と追伸: 「SharePlus」様のサイトからリンクをたどっていくと、先物のことがよくわかります。
2004.04.28
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先週の金曜日の市場終了後に下方修正が出されました(トホホ)。 したがって、ファンダメンタルズに変更が生じた以上、悪いものは売るとの鉄則により、成り行きで売ってしまいました(その後に値上がりすると平穏ではいられないので、売った後の株価は見てません)。 東京のマンション市場は好調という幻想にしたがって買ってしまったのが過ちだったようです。 やはり、優良といわれる事業であっても、個々の企業ごとにしっかりと観察しないといけないのだと痛感いたしました。 これからは、バフェット様のおっしゃるように、すばらしい事業を妥当な価格で購入するように努め、単に割安だから、という理由で手を出さないようにしたいと思います。 菱和の下方原因の理由を考えてみると、東京のマンション業界が活況なあまり供給過剰になった可能性や、菱和のマンションの価格が同業他社に比べて高いこと、が考えられます。 また、以前から在庫の多さが指摘されていましたが、そもそも販売能力が低かった可能性も否定できません。 本当に、良い経験をさせていただきましたよ。 この痛みは、必ずや相場で取り返させていただきたいと思います(でも、無理をしてはいけないと自戒)。追記: 売上げが来期に持ち越されたので下方修正と言われておりますが、売上げの下方修正に比して利益の下方修正が大きすぎるような気がします。 少なくとも、菱和は、そこまで売上高利益率の大きな会社ではないはずなので、私には不可解です。
2004.04.26
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今日はなぜかピザを作りました。 家族からは料理をするように言われているのですが、最近は面倒なので、あまりやる気がしませんでした。 しかし、むね様の「The road to Porsche(ポルシェへの途)」を見させていただくにつれ、美味そうだな~と思いが募り、つい作ってしまいました。 但し、生地作成については、こちらのページを参考にさせていただきましたが…(むね様ごめんなさい)。
2004.04.25
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今日は、CGIBOY様の方で書かれておられる日記の御紹介をしたいと思います。 有名な日記のようなので、読まれている方も多いのではと推察しますが、「reversible」という題名の日記です。 日記を書かれている、ゆか様は、高校生のときにお父様を自殺でなくされた後、数々の苦難にもかかわらず家族の生活を支え、現在は大学生としても過ごされているようです。 文章の内容が衝撃的であることは確実ですが、ゆか様の洞察力・文章力が加味された日記は、凄まじいの一言に尽きます(私なら、直木賞を進呈したいです)。 このような方は、狂気や死がとても身近なところにあって、ふっと消えてしまうことが多いのですが、何とか生き続けていただきたいと思っております。
2004.04.24
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