案山子の世界

案山子の世界

ギタリスト独断評

あ
【アンドレス・セゴビア】☆☆☆☆☆
セゴビアの前にセゴビアなくセゴビアの後にセゴビアなし、まさに神の領域。没後この人を批判するギタリストもいるが戦後に戦争反対を唱えるようなもの。現代の器材で録音した曲を聴いてみたいものだ。

【阿部保夫】☆☆☆
高校の時コンサートに行った。学校の講堂にごさをひいたコンサート。人もまばら、でも情熱のこもった演奏に感動した。ちなみに弟子のアントニオ古賀がつぎの週、市民会館でコンサートをしたが超満員だった・・。鬼籍に入った後出たCDは秀逸。荒いが聞き応えがある。

【イエラン・セルシェル】☆☆☆
けっこう広範囲な作品を演奏している。ビートルズなんかも弾いているし、日本にも何度か来日している。

【稲垣稔】☆☆
コンサートを楽しみにしていたがあまりのミスタッチにガッカリ。たまたま調子が悪かったとはとても思えない。ただ、音色の美しさは秀逸であるが・・。トローバのソナチネをもう一度完璧な演奏で聞いて見たいものだ。

【ヴォルフガング・レントレ】☆☆
とにかくうまい。早いフレーズも難なくこなす技量。何回か日本に来ているが、まだ生の演奏は聞いていない。こんな人がドイツでは普通にいるのだから、日本人が遅れているって言われてもしかたないか。

【ウラジミール・ミルクカ】☆☆☆
若き日の鮮烈なデビューが印象に残っているが、今も活動しているのだろうか

【エドアルド・イサ-ク】☆☆☆
すごくめりはりのある演奏をする人。聞いていて心地よい。ただ、強烈なインパクトに欠ける。

【大萩康司】☆☆☆
きっとやさしい人なんだろうな。淡々としたなかにも秘めた情熱は感じる。でも何かが足りない。確かに女性受けする感じだが・・。ラテン系の曲は秘めててはいけない。パーッと行こうぜ!

【尾尻雅弘】☆
何枚か、CD持っているがこの人の演奏、CDで聞く限りなんの魅力もない演奏。パリコンで本当に入選したのか。まだ妻(斎藤明子)の方に光るものがある。

【小原聖子】☆☆
大御所。父君のギターアカデミー通信教育には、高校のとき御世話になった。それなりに存在価値のある方。
か
【鎌田慶昭】☆☆
一度愛媛でコンサートをやったけど見れず。確か星野ギターを使っている。ドメニコー二やヒナステラの難解な曲を弾いているが、今一曲想が伝わらない。多分器用な人なんだろう。

【菊地真知子】☆
30年前のギターミュージックで初々しい姿が印象的な人だった。10年近く前に松山にきた時見に行ったが、すっかりおばあさんになっていた。

【木村大】☆☆
都合、二回コンサートに行った。最初は新鮮な驚き、荒削りだけど原石の期待。二度目はがっかり。特にナタリアのさびの部分を繰り返したのには興ざめした。受け狙いはいらないよ。もっと磨きをかける必要がある。楽器もグレッグスモールマンはやめたほうがいい。

さ
【斎藤明子】☆☆
まあ、10弦ギターを持った渡り鳥(笑)かな。それなりに弾きこなしてはいるがスペインものに少しだけ光るものがある程度。エレキをやってたとか。そちらの方で売り出してみてはいかがかな。



【ジュリアン・ブリーム】☆☆☆☆☆
セゴビア・イエペス亡き後、最後の大御所と言えば間違いなくこの人だろう。生粋の英国魂を持った人。中南米の曲は少し荒っぽいところがあるが、この人にはリュート曲が良く似合う。抜群の音色、崇高な曲想、第一人者の一人だ。

【ジョン・ウィリアムス】☆☆☆☆☆
やはりこの人には貴公子の称号がにあう。でも今は皇帝か・・。変におごらない姿勢がいい。音色もアンプを使うが自然と変らない。唯一あらゆる面でセゴビアと同格までいったギタリストだろう。

【シャロン・イズビン】☆☆☆☆
女性ギタリストでは好きな一人。トロント国際コンクールではバルエコ(三位)を押さえ優勝したことはあまり知られてない。曲想が実に生かされている。バイタリティあるギタリストだ。

【スラヴァ・グリコリアン】☆☆☆☆
このグリコ飴のような名のギタリストのCD(三枚発売)を聞いてなんとクリアーな音を出すと感心しきり。特にタンゴアンスカイは特筆ものだ。また来日して欲しい。ただお父君のバイオリンはいただけないのでご容赦(笑)

【鈴木大介】☆☆☆☆
CDで聞く限り、日本で一番クリアーな音を出すギタリストではないかと思ってしまう。是非コンサートで確認したい。コンチェルトも精力的にこなしている。第2の福田進一か。

【荘村清志】☆☆
不思議な人物。うまいのやらへたなのやらわからない。でもかの武満氏に曲を寄贈されるぐらいだからプロデュース能力は相当なものだろう。

た
【デビット・ラッセル】☆☆☆☆☆
実にきれいな音を出す。特にラウロの曲は絶品だ。コンサートで聞いてみたい一人。顔は少し怖い(笑)

な
【ナルシソ・イエペス】☆
残念ながら星一つしかつけれない・・。彼の功績はすばらしいが、どうしても禁じられたのイメージが強すぎてだめだ。アランブラの思い出はすごいの一言だけど。
双璧は夜霧の偲びあいのクロードチアリ。ポピュラーギタリストだとさ(笑)

は
【福田進一】☆☆☆☆
賛否両論のある人だ。でも飽くなき追及は評価したい。きっとプロデュースにも長けた人なんだろう。近年音色にも磨きがかかってる。他の音楽家との共演も精力的にこなしてる。

【ぺぺ・ロメロ」☆☆
ぺぺ家族の中では跳びっきりうまい。ただ、面白みがない。特にアランフェス協奏曲など、この人が弾くといとも簡単そうで、PCで録音したように正確でつまらない。

【ホセ・ルイス・ゴンザレス】☆☆☆
きっと親日家だったのだろう。随分日本で稼いだようだから。弟子も沢山いるが大成した者はいない。でも人柄がよくいい意味での先生だったのだろう。若い時の演奏を聞いてみたい。息子の死を痛み作曲した「深い愛」には心を打たれる。

ま
【マリア・エステル・グスマン】☆☆☆
スペインを代表する女性ギタリスト。瀬戸大橋コンクールに出てたことはあまり知られていない。器用貧乏かな。何でもこなすわりにこれといった特長のない演奏。面白みが足りない。

【マヌエル・バルエコ】☆☆☆☆
最初CDを聞いて、なんて勝手な編曲をする人物かって評価が低かった。特にソルの編曲など嫌いだったがTVコンサートなどを聞くと音色がすばらしい。バッハなど聞いてて惚れ惚れする。大御所の一人。

【村地佳織】☆☆☆☆
コンサートでは純白のドレスが良く似合い、オーラがでていた。今、紛れもなく女性ギタリストでは日本一だろう。芸術家は華がなければね。ただこのひとにラテン曲は似合わない。あまりにもロドリーゴの影響が強すぎて先に進めない状態だ。ミョーなどの曲を聞いてみたい。

や
【山下和仁】☆☆☆
日本人のパイオニア的存在。若くして世界3大コンクールを席巻したことはご存知の通り。未だに邦人では一番名前が通っている。孤高の人って感じ。何故に音量、速度を重視するのか・・。編曲にも無理がある。きっとギターの欠点を知り尽くしているのだと思うが、欠点が長所であることに気づいて欲しいものだ。

ら
か
【渡部範彦】☆☆☆☆
この人の音色は誰もマネが出来ない。うねるような力強い音、迫力を感じる。惜しむらくは精神面の弱さか。真の芸術家タイプ。復帰を望む


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