案山子の世界

案山子の世界

随筆の世界


東儀秀樹の篳篥演奏を聞いていると、日本古来の楽器も元を正せばアジアの息吹を醸し出している事に気がつく。宮中音楽の中で篳篥が特にその特徴が強い。何の変哲もない縦笛に舌(リード)を加えただけで何と豊かな音色になることか。かく言う自分も何年か前、篳篥を少しだけ齧っていた時期があった。もっとも越天楽も満足に吹けなかったが・・・。特に難しかったのは音を出す事よりも、邦楽の緩やかであいまいな拍子、そして出だしだった。待てない、続かない、挙句の果てに呼吸困難に。吹奏楽器のように口のテンションが少ない代わりに息の強さが要求される。チューバをやってたので肺活量は自信あったのだが、息の吐く鋭さはどうしょうもない。さてこの楽器をもう一度自由に吹きたいのだが、下手に家で練習すると、きっと近所から石礫が飛んでくるはず。でも来年は音楽発表会のゲスト出演にこいつで「ふるさと」なんかを演奏してみたいものだ。ギターの替わりに・・。

【幾千万年の彼方】03.12.28
宇宙の果てはどうなっているのだろうか・・。我々は時空を曲げない限り、お隣の星、アルファーケンタウルス星にも行けない。もし果てが150億光年の先にあるのなら、いま望遠鏡で捕らえられている星の光が発した時点では地球はまだ誕生していない訳だし,その果ての星は150億光年の時間がたって現存していないかもしれない。環境問題がよく取り上げられているが、地球時間での破壊や文化の流れは宇宙規模でみれば、ほんのわずかの変化、塵以下なのだろう。ましてや人類の興亡など、種が一つ絶えてもどうってことないはず。我々は太陽系第三惑星の地球に生まれ、恋をして、結婚し、子孫を残し、やがて一生を終える・・・。自然の摂理に適った生き方が出来ればしあわせなのかもしれない。



© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: