こんにちわ♪

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比律賓で見かけた動物たち


大英帝国の生物たちは、今構想中です。



1.ターシャ(フィリピンメガネザル)
ターシャ
フィリピン固有の希少生物の代表例として、『ターシャ』と呼ばれる生物がいます。
この『ターシャ』、日本名を『フィリピンメガネザル』といい、原猿亜目(原始的な猿類を1つにまとめたもので、手足の指には少なくとも1~2本のかぎづめがある。吻はあごよりも前方に突き出し、鼻先は裸出している。多くは夜行性である。6科に分かれる)、メガネザル科(目が巨大で、片方の眼球だけでも脳より大きいほどである。)に分類されます。
 彼等の交尾はなぜか必ず満月の夜に営まれる。その数日前から互いに毛づくろいをしながら愛情を確認し合い、愛おしい一夜を迎えるのだという。ロマンティックなおサルさんです。
 12cmの命達は、『生きもの』としてこの地球に生まれてきた意味を、最もシンプルに、そして明確に理解しています。

◎ 自らの子孫を残すこと。
◎ その子供たちに精一杯の愛情を与えること。
◎ 生きる上で必要な術を全て教え与えること。
◎ そしていつか自分は死ぬということ...............





2.カラバオ
karabao
カラバオとは水牛のこと。
水牛は、熱帯の動物のくせして体温調節がうまくできないため、常に水に浸かっていなければなりません。
フィリピンでは主に農作業用として飼われていますが、そんなわけで日中は4時間程度しか働けません。
現在は昔と違ってそのほかの働き者の改良牛やトラクターなんかもあります。カラバオはもはや廃れゆく動物なのです。
でも日中4時間しか働かないのは、フィリピン人にマッチしているかも。




3.ダチョウ
ostrich
いまや、牛肉に変わる勢いの産業動物になりつつある将来のスーパースター。アフリカ原産ですが、今はどこにでもいます。近い将来きっと『ダチョウ丼』が流行るに違いない。おいしいよ。
けっこうこういったショットはないでしょ?という事で載せました。




4.フィリピンイーグル?
eagle
いまや絶滅寸前のフィリピンイーグル。かつて、サル食いワシの異名で知られた世界最大級(?)の猛禽類です。
でもね、写真はたぶんフィリピンイーグルじゃないと思う。
え?それじゃ、なんだって? まあ猛禽類ということで良いじゃないですか。




5.フィリピンイーグル(本物)

フィリピンイーグル
フィリピン、ミンダナオ島には、フィリピンイーグル保護センターがあって、そこで数羽のイーグルが保護されています。
フィリピンのルソン島、ミンダナオ島、サマル島、レイテ島に住む珍しいサルクイワシはオウギワシに次ぐ強大なワシ。
 やはり雌は雄よりかなり大きく全長1m、翼開張2.2mに達する。
 サルやヒヨケザル、それにサイチョウなどの大形の鳥を補食する。見かけによらずよく悲しそうな声で鳴く。
 熱帯雨林の伐採に伴ってこの鳥は非常に少なくなり、現在では150~250つがいしか生存していないといわれる。そのためフィリピン政府によって厳重に保護されている。
 1978年にフィリピン大統領はこの鳥の名誉を損なうとして名前をPhilippine Eagle と改めるよう命じた。


5.巨大(?)ダンゴムシ
pil-milpedes
う~ん、写真は僕の手の上で転がっている巨大ダンゴムシ。
どうも写真に撮るとちっこくなっちまった。
まぁ、こいつは小さいほうなんです。大きいやつは、ゴルフボールくらいになるのがいるそうです。こいつらの生息地にゴルフ場なくてよかったな。
正式には、『タマヤスデ』と呼ばれるそうで、ダンゴムシとは種類が違うらしい。
なぜか熱帯のジャングルは、こういった昆虫が巨大化するから楽しいんだ。
きっともっとすごいのもすんでいるに違いない。




6.マメジカ
まめじか
大きさは、猫くらい。でもこれでも、シカなのです。
シカはウシと同じで反芻動物。
つまりご飯食べた後口の中でゲロ吐いてもぐもぐするんです。
これも絶滅の危機に瀕している動物のひとつ。







7.フィリピンの謎の生物・ベアキャット

bearcat02bearcat

さてみなさん、この生物がなんだかわかりますか?

写真がね、ピンぼけのしか見あたらなかったんですよ(泣)

思いっきり、未確認生物のノリになってしまった・・・。

この生物は、フィリピンはパラワン諸島に生息するという、ベアキャットと呼ばれる希少動物。
パンダみたいにメジャーな国際保護動物じゃないんだけれども、こいつらもパンダと同様、VIPなんですよ。

図鑑なんかで調べても、あまりお目にかかる事がありません。そしてどうやら一属一種のこの動物、パラワン諸島にしか生息していないらしいのです。

なんかねその容姿はナマケモノとアライグマを混ぜた感じ。

右の写真のほうは、実はバナナを食べているんですよ。

結構人懐っこくて可愛いのだ。

そんな未知の生物のまだまだ住むフィリピン。

川口浩隊長がよく行っていたわけもうなずけます(笑)






8.ホロホロチョウ
ホロホロチョウ

ホロホロチョウって、アフリカの鳥では?とお思いの方。
確かにアフリカ原産の鳥なのですが、フィリピンにも生息してます。
実はこれ、家禽なんですよ♪
つまりは、ニワトリやウズラと一緒。おいしいですよ(笑)








9.真の嫌われ者
今まで、俺と知り合った、いろいろな生物を紹介してきたけれども。
今回は、できたら知り合いたくない生物をご紹介しよう。
でも、こいつらと知り合えないと、俺ら獣医の仕事も上がったりになってしまうかもしれない。

そいつらは。
いろいろな伝染病をもたらし。
われわれの大切な家畜を殺すんだ。
家畜だけではなく、もちろん人間も被害にあったりするんだ。
dani

ダニだ。

よくたとえ話で、『やつらは世間のダニだ。』
なんて言われる方がいるけれど。
どんな世界にも、そんなやつらは存在するんだけれども。
まさにマッチした例え方だろう。
上の写真のダニは、かなり大きい。
ちょっと畳の隙間とかにいるような、可愛いもんじゃないんだぜ。
そして、こいつらはウシの血を吸って丸々と肥えているのだ。
血を吸うだけではなく。
さまざまな伝染病を媒介しやがる。
ダニを撲滅する対策などもあるんだけれども。
日本では、なかなかうまくいっても。
熱帯という、ダニの成育にバッチグーの環境だとそうもいかない。
朝、搾乳の現場に行くと。
どのウシにもダニがいっぱいぶら下がっていた。
そのたんびに、俺はプチプチとダニを捕っては、ニワトリに食べさせていたけど。
埒が明かない。
ダニを取り締まるためには、薬浴をさせればいいのであるが。
お薬はなかなか高価で、そんなに頻繁にできるもんじゃあない。
という事で、俺が考えた結果。
薬用植物を利用することに。
フィリピンジャングルで見かけたもの で紹介している、薬草『トゥブリ』。
これは、元来原住民が、川魚の漁で使用していたもの。
この植物の毒を川に流すと、魚がしびれてぷか~ってな感じで浮いてくる。
でも、人体には強力な毒ではないので、食用にできるんだ。
俺の任務は、酪農牛。
牛乳を取らなきゃいけないから、あんまりケミカルな物やポイゾンは使いたくないよね。

という事で、ダニ退治に、これを使ったんだ。
効果のほうは。
そんなにすごく強くは出なかったけど。
それでも、ダニの数はだいぶ減ったよ。
でも、こいつらを根絶するのは、骨が折れる仕事だよ。
何しろ、 ダニ だからね。


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