『Japanese Poem-かな短歌-』

『Japanese Poem-かな短歌-』

1月の詩


冬の空 投稿者:きく紫 投稿日:2004/01/31(Sat) 16:14 No.33

きのうと くらべると
きょうは かぜが つよい
なにげなく みあげる そら
しらくもが ひくく はやく
ひがしへ ながれていく

あたかも だれかに おわれるように
なぜ ながされて いくのだろう
そして やがて きえて 
いくのだろうか 

ひたすら はしる
ひたすら あるく
ひたすら いきてきた
のこったものは なんだろう

あの くものように
ふかれて ちぎれて とばされて
いつか この ちきゅうの
はてに きえて いくのだろう

あの しろい くものように
すべての そんざいが
あるが ままに
そして きえていく

また はるが きて
なつが きて
あきが きて
ふゆが くる

そして しろい くもは
きょうも ながれ ゆく



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