香納諒一執筆日記

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2026.01.23
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《香納諒一執筆日記 『灰は灰 新宿探偵鬼束啓一郎』(光文社)が1月23日発売です。》


 最新刊『灰は灰 新宿探偵鬼束啓一郎』(光文社)が、今週末から書店に並びます。150枚から180枚ぐらいの分量の作品3本を1冊にした中篇集です。
 こうした枚数だと、短篇のような切れ味やテンポの良さで、長篇に匹敵する人間造形を描き切ることができます。
『砂時計 警視庁強行犯係捜査日誌』(徳間書店)が同様の試みをして、非常にいい手応えの中篇集を編むことができ、また、読者からの反応も好評でした。
 本作は、「私」体のいわゆるハードボイルド文体に、ノスタルジーを漂わせる仕上がりとなりました。
 新宿という街は、編集者だった当時、よく遊び歩いた場所でした。ゴールデン街と二丁目に行きつけがあり、そうした店には、大概いつでもどこかの社の編集者が屯していました。
 同じ店に作家も顔を出し、特に編集者になり立てだった頃は、大御所の作家の方たちとばったり邂逅する緊張感とときめきの双方を覚えながら飲んだものです。
 新宿全体が、今よりもずっと雑駁で、不潔で、危ない雰囲気がある時代でした。
 本書の執筆に当たり、何度かひとりで新宿に通いました。思い出の店はすべて、なくなっていました。飲み屋だけでなく、古本屋も、レコードショップもなくなり、ビルそのものが建て替わっている場所もありました。
「日本中に起こっているこうした変化を、いったい誰が喜ぶのだろう」
 本作中で主人公の鬼束が呟く台詞は、私の実感そのもののように思います。
 充実の中篇集です。お手に取り、楽しんでいただければ幸いです。








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Last updated  2026.01.23 02:44:23
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