桃のページ

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プロポーズ



怖くて怖くて、
2度も手術を受けてる私は、
今度、しこりが見つかると「胸」を切らなければいけない。
もう女では無くなってしまうのかもしれない。。。
いつもいつもその恐怖が自分を追い詰めていて、
自分を無くしてしまう。

「胸が無くなってしまうということは、
女の人にとっては、とても怖い事だと思うし嫌なことだろう。
でもね例え胸がなくなっても、桃は桃に変わりはないんだよ。
桃が死んでしまう方が俺は怖いよ。
俺と一緒になるのでしょう?? 違うの??、
俺の嫁さんになるんだよ、桃は。
俺は桃の胸が欲しいのでなく、桃が欲しいんだよ。
だから胸を取られても桃がいてくれるなら、胸はいらない。。。
桃がいればいい」
そういってくれた。
彼はずっと泣きじゃくるだけしか出来ない私を抱きしめながら、

「もしもし、一世一代のプロポーズの返事はないんかい??」
っと怒られた・・・。

彼の言葉も腕も、何もかもが嬉しくて、暖かくて・・・
「はい・・・」
と答えるのがやっとだった・・・。


教会Tiffany-Ring



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