かるまの愚痴吐き場

no title(FFX)


知らなかったんだ…。
召喚士の使命とか旅の結末とか…
究極召喚を手に入れて、シンを倒して…それで終わりだと思ってた…。
何で誰も教えてくれなかったんだ!!
知ってたらあんな事…ユウナに言わなかった!
シンを倒した後の事なんて…
なんて残酷なことを言ってたんだろう
ユウナはいったいどんな気持ちでそれを聞いていたんだろう
自分のいなくなった後の平和になったスピラ…自分の見ることのできないその光景…
それを…どんな気持ちで思い描いていたんだろう…


真実を知らされてから彼はずっとそのことを悔いていた。
未来を語る自分がどれだけ愚かだったのかを…


夜、皆が寝静まった頃ティーダは一人、飛空挺の甲板に出て月を見ていた。
月のやわらかな光がどこか、ユウナのあの微笑みと重なって見える。
「…はぁ…」
今までの自分の言ってきた事を思い返しティーダは自己嫌悪に陥っていた。
言ってしまった事はどんなに頑張っても取り消すことは出来ない。
そんなことはわかっているのだが…
その時、ふと背後に気配を感じたティーダは、背後にいるであろう人物を予測しながら振り返った。
「こんな時間に何をしているんだ…」
その人物は、こんな夜遅いのにもかかわらずサングラスを掛け、いつもと変わらず赤いコートに大きな太刀を背負い、腰にはいつも酒瓶を下げていた。
「アーロンの方こそ…こんな遅くに何やってるッスか」
そんなティーダの問いに、いつもと変わらない口調でアーロンは答える。
「何…夜更かししてる悪ガキを寝かせるためにな?…明日は早いんだ…そろそろ寝ろ」
アーロンはそれだけ言うともと来た道へと戻ろうとした。
そんなアーロンの背中にティーダはある問いをぶつけるのだった。
「なぁ?アンタはさ…知ってたんだよな?召喚士の旅の…」
「あぁ…知っていた。それがどうした?」
…「結末」…その一言が出る前にアーロンはそう答えた。
「…何で…教えてくれなかったんだ?…知らなかったの俺だけじゃないか!何で誰も…っ!」
ティーダはアーロンに問い掛けた。
ずっと思っていた後悔を叫び、吐き出すように…
「…だからどうした?」
そっけなくアーロンは言い放つ。
「知っていたからといってどうなる?」
「え…?」
「お前は教えてくれなかったというがな…知ろうと思えばいくらでも知ることが出来たはずだ」
「それは…」
「ただお前は知ろうとしなかっただけだ…違うか?」

何も言えなかった。
本当に知ろうと思えばいくらでも知ることは出来たはずだった。
何も言えずにいるティーダを横目にアーロンは
「何を思い詰めてるかは知らんが過ぎたことはどんなに悔やんでも変えられない…大切なのはそれからどうするかではないか?」
そういうとアーロンは静かに戻っていった。
「これから…どうするか…か…」
一人になってアーロンに言われたことを思い返す。
「だよな…これからどうするか…だよな?」
ティーダは空を見上げる。
月がやさしく地上を…自分達を照らしていた。

-後書きという名の言い訳-
前に引き続きジャンルはFF(笑)
今回はFFXから主人公君の視点で
文章が拙い・・・(涙)
同じくこれも管理人様に許可を得て、UPしました。


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