ドイツでマルチリンガルを育てる

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2011年03月27日
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テーマ: 海外生活(7808)
今週は日中はかなり暖かく、金曜日は20度近くまで気温があがった。でも、朝晩は冷え込み、朝方は霜が張っている。1日の中で気温の変化が大きいので、体調を崩しがち。

夜、息子二人がテレビでサッカーの試合を見ていた。ドイツ対カザフスタン。それぞれの国歌斉唱のあと、日本の大きな旗と「私達はあなたたちと共にいます。」というような横断幕が掲げられ、選手と観客が日本の被害者のために黙祷してくれた。こういうシーンをみると感動する。いろいろなところで、募金活動や黙祷などの活動の輪が広がっている。そういうことを、自らイニシアチブをとって頑張っている人をみると、頭が下がる思いだ。

ニコちゃんが、2週間ほど前に受けた4歳児検診で、聴力と言語発達に関してイエローカードをもらったので、昨日専門家に診察してもらった。うちから約100kmも離れているのだが、紹介された女医さんは子供の聴力や言語発達のエキスパートだそうで、きちんと調べてもらったほうが安心する。

軽く問診があり、その後聴力テストを行った。テストの仕方は、4歳児検診の時と同じで、ヘッドホンをつけて、音が聞こえてきたら合図するというものだった。いろいろな周波数の音をボリュームをだんだん大きくしていきながら聞かせる。ニコちゃんは、質問の意味がわかっていなかったので、私が横で日本語で何度も噛み砕いて説明した。でも、ニコちゃんは、最後まで何をするのかを理解できず、検査官が「聞こえる?」と聞くと、「聞こえる。」と答え、「聞こえない?」と聞くと、「聞こえない。」と答えるだけ。「聞こえていますか?」と聞くと、「聞こえていますか。」と言うし、全く埒が明かなかった。どちらの耳から聞こえるかと言う質問には、最初に右から聞こえると、音が聞こえる方向が変わっても、右側を指し続ける。いちいち、「今はどっちから聞こえる?」「今度は?」と聞いても、右なら右、左なら左だけを指し続ける。

4歳児検診の時も噛み砕いて説明しても同じ結果の繰り返しで、検査をする人はとうとうさじを投げてしまったのだが、ここはさすがに専門クリニックだけはある。検査官は、「ニコは、言葉を鸚鵡返しにするのが好きなのね。」といって、機械的な周波数ではなく、簡単な言葉のCDを聞かせることにした。それで、CDから聞こえてくる言葉を繰り返すという課題に変えた。まず、右の耳だけ聞こえるようにセットして、CDを聞かせた。ヘッドホンで聞いているので、私には全く聞こえない。だから、どんな声でどんな速度で言葉が流れているのかわからないのだが、最初、ニコちゃんは、黙ったままだった。検査官が、「なんか聞こえた?」と聞くと、コクンと頷いた。「なんていってた?」と聞いたら、ニコちゃんは、「マ・マ」と小さい声で答えた。「すごい!」と検査官にほめられ、気をよくしたのか、そこからは順調だった。テラー(皿)、ハウス、ハーゼ(うさぎ)、ブルーメ(花)、アイマー(バケツ)など、幼児になじみの深い短い言葉ばかりだった。小さいボリュームにして聞かせ、今度は左耳からだけ聞こえるようにセットして、同じような繰り返し。ニコちゃんは、ほとんどパーフェクトだった。これで、ニコちゃんの聴力には問題がないと診断された。

結局ニコちゃんの問題は「表現面における言語発達障害(Sprachentwicklungsstoerung - expressiv)」で、専門家にもやはり「Logopaedie」(言語療法)を勧められた。それで、家に帰ってきてから、すぐに地元の言語療法士に電話をして予約を取り、それから小児科医のところに、「処方箋」をもらいに行った。言語療法の費用は健康保険でカバーされる。小児科医で発行してもらった「処方箋」には、週1回45分のセラピー、10回分とあり、診断の欄には、「3カ国語環境による言語遅延(Sprachentwicklungsverzoegerung bei Dreisprachigkeit )」と書いてあった。

3カ国語環境は、確かに子供には負担かもしれないが、上の子供二人の時は、なんの問題もなかった。なぜ、ニコちゃんがだけが、こんなにも大事になっているのだろうか??本当の問題はどこに存在するのか私にはわからない。

ニコちゃんの脳の発達に問題があるのかと、インターネットで少し調べていたとき、とても興味深い記事に出会った。ハーバードの教授で、ドイツ語、日本語、英語の3ヶ国語環境で育った方の記事だった。その方は、学校でフランス語を習ったとき、他のクラスメートが悪戦苦闘しているとき、自分はすんなりと覚えられ、それは、小さいときから多言語環境で育ったから、新しい言語習得に適応しやすいのだと気づいたのだそうだ。確かに、恵子を見ていると、ものすごく言語感覚がいい。でも、賢浩を見ていると、凡人とかわらない。ニコちゃんにいたっては、今のところ、言語に関しては、凡人以下。恵子と息子二人の決定的な違いは、テレビを見る時間の多さ。恵子は、テレビをほとんど見ず、暇があれば音楽を聴いて、本を読んでいる。息子二人は、テレビやDVDでマンガばっかり見ている。結局は、小さい頃から何ヶ国語に触れているかではなく、本を読む子かテレビを見る子かの違いがアカデミック面で大きな違いを生むのだと思う。





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最終更新日  2011年03月27日 07時10分44秒
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とても興味深いです  
reisemama さん
現在4歳のニコちゃん、その子の性格にもよるかもしれないけれど、今の波を乗り越えた後が早いかもしれないですね。本を読む子の言語能力があがるのは、うちの息子を見ていると納得します。うちは6歳半(日本の小学1年を3カ月経験)でドイツ語皆無でドイツに来ましたが、去年11月の8歳の誕生日を過ぎたあたりから突然文庫本のような本を楽しく読むようになったんです。その途端ドイツ語で文章(週に1,2回自分で物語を作る)を書いた時の文法ミスが減りました(ドイツ人旦那曰く)。日本でも子供の読書は表現能力や理解力に良いと言われていますもんね。いつもためになるお話しありがとうございます!
http://ameblo.jp/kinderchoco/ (2011年03月28日 16時01分08秒)

Re:とても興味深いです(03/27)  
reisemamaさん
週に1,2回自分で物語を書くという息子さん。すごいですね。うちの場合、やれと言ってもやらないし、その物語を添削することもできないので、うらやましい限りです。きっとお母さんお父さんのサポートがしっかりしていらっしゃるのでしょうね。私が面倒くさがって、放任してるのも息子の語彙が伸びない悪因だとは思ってます。
私ができないケアをLogopedieでしてもらう・・・という風に考えてます。少しでも効果があるといいのですが、こういう効果って目に見えて現れるものなのか興味深いです。 (2011年03月29日 21時13分21秒)

お医者さんについて  
ricola さん
初めまして。
ドイツ北東部に住んでおります。
渡航前に当時2歳の息子の言語や発達について
当時住んでいた自治体に相談していろいろ勉強しました。
来年夏には帰国する予定ですが、夫の仕事次第ではこのまま残る可能性もゼロではありません。
帰国しない場合、ドイツ国内でお医者さんに言語発達等の相談に乗ってもらいたいのですが
私の住んでいる街は小さくてそのような専門医はいないようなのです。
差し支えなければご子息のかかられたお医者様がどこの街なのか、情報を頂ければ有難いのですがいかがでしょうか。

ちなみにドイツで受けた3歳児健診は身体測定と「家では言葉でコミュニケーションをとれていますか」という質問だけで終わってしまいました。
靴をさしてShuhe(履きたいから)と言っただけでSuper!という程度でこの小児科では相談できないな、と思ったもので、よろしくお願いいたします。 (2011年06月03日 12時10分24秒)

Re:お医者さんについて(03/27)  
ricolaさん
息子が小児科で紹介されたのは、ドイツ南西部のReutlingenという町の専門医です。専門分野は、「Phoniatrie、Paedaudiologie, HNO-Heilkunde」となっていました。専門医に診せるよう指示されたのは、ブログにも書きましたが、4歳児検診で、聴力テストに対応できなかったからです。言葉の問題か聴力の問題かがわからず、検査をすすめられたわけです。結果的には、言葉の発達が遅いという診断が下され、Logopedieにいくように言われました。息子は、幼稚園にすでに1年以上通っているのに、先生の指示もよく理解していないようだし、3ヶ国語の環境を考慮しても、問題があるのではないか・・ということでした。
ricolaさんのお子さんが現在何歳で幼稚園にはすでに通っていらっしゃるのかどうかわかりませんが、もし、うちの息子と同じような状況なら、小児科医にもう一度お話されたほうがいいのではないでしょうか? Logopegieにかかるには、小児科医からのUeberweisungが必要になると思います。もし、まだ、幼稚園に通い始めて間もないのならば、ドイツ語の遅れは問題ないと思います。
去年の3歳児検診でも、実は視力検査ができませんでした。指示が理解できなかったし、絵を見ても、語彙が少ないので、答えられませんでした。でも、そのときは、「3ヶ国語で生活しているし、仕方ないね。」という感じで、何も言われませんでした。3歳児検診では、言葉の発達はそれほど問題にはならないのかもしれません。 (2011年06月03日 16時26分09秒)

Re[1]:お医者さんについて(03/27)  
ricola さん
カシオパイアさん
さっそくのお返事を頂き、ありがとうございます。
どうしたことか、居住地を北東部と書いていますが西部の誤りです。
でもRautlingenまではやはり遠いかもしれません。
まずは小児科に話をしてから、というのが手順なのですね。
うちの場合はカシオパイアさん宅とは違い
日本語だけの環境でも言葉が遅かったり発音があまりはっきりしないことがあったので状況が違うかとは思いますがやはり今後ドイツで生活を続けるのであればこちらで何らかの相談はしなくてはならないと考えております。
帰国するのかどうかわからないのですが早めに調べておいた方がいいかと思うのでお返事頂けて嬉しいです。
現在息子は3歳で幼稚園に通っています。まだ数カ月ですし先生からも「みんなと楽しく過ごしていますよ」という程度でしか言われていません。日本語の遅れについても園側にはきちんとは伝えていないというのもあると思います。
まずは小児科に相談して、同時にドイツ語の専門分野も教えていただいたので、ちょっと検索してみようかと思います。ありがとうございました。 (2011年06月03日 22時36分36秒)

Re[2]:お医者さんについて(03/27)  
ricolaさん
うちの息子は、ドイツ語だけではなく、英語も日本語も上の子二人に比べ、かなり発達が遅いなーと感じていました。長女はおとなしい子だったので、幼稚園でもあまり話さず、先生と目をあわすとあわせてそらしたり、自分から発言するということがなく、私達も、彼女のドイツ語力がどの程度か全くわかりませんでした。でも、小学校に入ってから急に頭角を現し、語彙も同年代の子より多いと言われました。お喋りが上手かどうかだけでは子供の言葉の発達は計れないのだなーとそのとき思いました。まあ、次男の場合は、あきらかに、遅れていると思える節があるので、長女の時とはケースが違うのですが、どうしてもお子さんのケースが気になるというのであれば、4歳児検診で相談しても遅くないのではないかと思います。 (2011年06月03日 23時54分08秒)

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