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木昌1777さんComments
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青葉区立町の割烹「魚長」のしだれ柳の冬姿を見に行った。秋に同じ立町にある
「芦立畳店」の薄
を見に行ったときに「魚長」を探しそこねていたので、地図で確認して出かけた。
ただし、秋に探しあぐねてしまったのは結果的には問題がなかった。その頃、しだれ柳はしっかりと夏姿のままであっただろう。見たかったのは葉をふるい落とした姿だったのだから。
秋になれば落葉するものとなんとなく思っていたが、柳というのは寒くなってもなかなか葉を落とさない樹木なのだった。12月半ばになっても、広瀬川の河原の柳はたくさんの葉を残している。近くに寄れば、たしかに葉が散っているのが見えるだが、ほんの少しだけ散って、全体としては長い時間を掛けて裸木になっていくようである。
いつか見に行かなくてはと思いながら、暮れになり正月になってしまい、すっかり忘れてしまっていた。正月も開け、大崎神社のどんと祭(14日)のニュースが流れる頃は本格的に風邪をひいて寝込んでいた。熱でぼんやりしながらも布団の中で時間を持て余していたとき、「魚長」のしだれ柳を見に行くのだった、と思い出しのだ。
割烹「魚長」のしだれ柳(左:2012/5/9 14:37、右:2013/1/19 11:32)。
割烹「魚長」に入ったことはないが、店はビルの中で、その玄関脇、ビルに張り付いてしだれ柳が1本立っている。この柳が気になったのには、理由がある。
上野寛永寺前、「東寿堂」のしだれ柳(左:2008/11/12 11:18、右:2009/1/19 11:22)。
上野「東寿堂」のしだれ柳に感心してからしばらくののち、仙台市内を散歩していて「魚長」のしだれ柳を見つけたのである。やはり、家やビルに張り付いて生える樹木としては、しだれ柳がふさわしいと思えるのだった。その柔らかな肢体は、ビルと調和しようとして嫋々とたゆたっているようなのだ。
しかし、良く見ると柳の枝の中を数本の電線が通っている。いつか折り合いが付かなくなるのではないか、と不安になる。そのとき、上野「東寿堂」のしだれ柳の冬姿を思いだし、こちらはどうなっているのだろうと疑った。これが、今日の散歩のそもそものはじめであったのだ。
「東寿堂」と「魚長」の冬姿はまったく違っていた。「魚長」のしだれ柳は、幹の中段付近に太枝を切った跡があるもののほとんど自然の姿であった。自然の姿のままで美しいというのはとても望ましいことだが、いずれ人間の都合とバッティングするのではないか、と心配になる。
ビルばかりになる街中で残りうる樹木としてしだれ柳の可能性は高い、という発見の喜びと心配をない交ぜにしながら散歩を終えた。
また、夏姿を見に来るのである。
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