PR
Keyword Search
Calendar
New!
佐原さん
New!
歩世亜さん
New!
木昌1777さんComments
Freepage List
9月いっぱいは夏時間のデモなので、今や集合時間の午後6時半はもう真っ暗である。10月から冬時間で30分早く始まるものの、その頃はやはりもう暗くなっているだろう。もう春までは、夕デモではなくて夜デモになる。
今日は65人が、いつもの宮城県庁前の勾当台公園に集まって、県庁前、市役所前、一番町、青葉通り、仙都会館前といつものコースのデモである。
宮城県庁前の通りで信号待ち。 (2014/9/19 19:08)
集会で、いくつかイベントの告知があったが、どれも興味深いものばかりだ。それぞれのチラシ、連絡先を開催順に記しておく。

問い合わせ、連絡先info(at)sendaiyunta.com、電話090-9532-3636
〔(at)は@に変えて〕

問い合わせ、連絡先post-2917kuma(at)dokomone.jp、電話090-2738-3820
〔(at)は@に変えて〕
詳細、申し込み:〔HP〕 http//57byochisendai.jp
県庁前から市役所前へ国道4号を渡る。 (2014/9/19 19:11)
一番町までは暗い道で、車のヘッドライトがデモの列に具合よく当たるかどうかで写真の出来が決まってしまう。
暗いと言えば、安倍政権になってからの政治状況は暗い話題ばかりになってしまった。フランスの哲学者ベルナール・スティグレールが2002年の4月21日のフランス大統領選で極右政党国民戦線のジヤン=マリー・ルペンが票を伸ばしたことに驚いて次のように書いている。
その日恐ろしいほどはっきりとわかったのは、大統領選でジャン=マリー・ルペンに投票した人たちというのは、私が共に感じることのない人たちだということである。それはあたかも、われわれがいかなる共通の感性的体験をも共有していないかのようなのだ。私にわかったのは、それらの男性たち、女性たち、若者たちは今起こっていることを感じとることができない、それゆえ自分たちが社会に属しているとはもう感じていないということである。 [1]
なぜそのようなことが起こるか、ということをスティグレールは『象徴の貧困』で論じている。私たち一人ひとりの「私」は、歴史的経験、思想、芸術などが作り上げた象徴を共有し、交換することで「われわれ」としてこの社会を形成しつつ存在している。樫村愛子は、それを「象徴的なものは、芸術に代表されるように、人の生の固有性を維持するものである。スティグレールは、象徴的なものの生産に参加できなくなると「個体化」の衰退が広まると述べる」 [2] と解説している。スティグレールの「象徴」は、樫村が言う文化がもたらす社会の「恒常性」に近いものだろう。
ハイパーインダストリアル時代に私たちは消費者として画一的な価値観に晒され、「みんなが買ったから、私も買う」というような「みんな」のなかの一人としての「私」でしかなくなっている。しかし、「個体化」が衰退して象徴を交換できなくなった貧困者は「消費者社会の中心であり、彼らこそ「文明」なのだ」 [3]
とスティグレールは言う。
象徴の貧困者は、2002年のフランスでは政治的にはマジョリティとは言えないが、日本では石原慎太郎が都知事に圧勝し、橋下維新の会が大阪で圧倒的な支持を受け、いまや安倍自民党政権の支持者として重大な政治結果をもたらしている。日本における彼らの性向については、想田和弘の『日本人は民主主義を捨てたがっているのか?』 [4]
が詳しい。
脱原発犬チョモランマさん専用車。 (2014/9/19 19:20)
広瀬通り前で信号待ち。 (2014/9/19 19:25)
藤崎デパート前。 (2014/9/19 19:31)
象徴の貧困者が、スティグレールが言うように「消費者社会の中心」なら問題はかなり深刻である。しかし、スティグレールは、次のようにも語っている。
私がここで象徴の貧困と名付けたのは、まずこの極右政党に投票した人たちが苦しみ、投票という証言――その証言がどんなに醜悪なものであり、またそう見えたとしても――をしているその貧困のことである。ただし、その政党そのものと私が話し合うということは当然ながらあり得ない。
しかし、国民戦線との話し合いを拒むからといって、この政党に投票した人たちと話し合わないということでは決してない。それどころか私は誰よりもその人たちに向かって話さなければと考えている。 [5]
そして、「国民戦線へ投票する人たちに異議を申し立てる闘いにおいて、私が彼らに何よりも言いたいのは、私の彼らへの友情なのだ」 [6] とまで断言する。スティグレールは、「ARS INDUSTRIALIS」なる国際運動組織を立ち上げて、消費者社会が席巻する現代文化の問題に立ち向かっているというが、その詳細を私は知らない。
いま、スティグレールを含めて多くの人びとが、友情を持って「彼ら」に話しかける内容、方法を模索しているに違いない。私もまた何かを、と願ってはいるのだが。
青葉通り(まもなく国道4号)。 (2014/9/19 19:40)
デモは青葉通りに出る。一番町近くの青葉通りは、地下鉄東西線の工事がまだまだ続いていて、工事で変則的に狭くなっている車道を歩くデモの安全にスタッフが気を使う箇所だ。

国道4号を渡ってくる。 (2014/9/19 19:43)
今日の参加者は65人、お巡りさんがタイミングを見て上手く誘導すると、国道4号の大通りを何とか1度で渡るきることができるぎりぎりの人数のようだ。なんとなく、みんな少しばかり急ぎ足になって渡ってくる。

仙都会館前に到着。 (2014/9/19 19:46)
[1] ベルナール・スティグレール(ガブルエル・メランベルジェ、メランベルジェ眞紀訳)『象徴の貧困 1 ハイパーインダストリアル時代』(以下、『象徴の貧困』)(新評論、2006年) p. 24。
[2] 樫村愛子『ネオリベラリズムの精神分析――なぜ伝統や文化が求められるか』(光文社、2007年) p. 95。
[3] 『象徴の貧困』 p. 26。
[4] 想田和弘『日本人は民主主義を捨てたがっているのか?』(岩波書店、2013年 )。
[5] 『象徴の貧困』 p. 211-2。
[6] 『象徴の貧困』 p. 218-9。
「3月17日 脱原発みやぎ金曜デモ」 学術… 2023.03.18 コメント(5)
「2月17日 脱原発みやぎ金曜デモ」 規制… 2023.02.17 コメント(6)
「1月20日 脱原発みやぎ金曜デモ」 法理… 2023.01.20 コメント(6)