山行・水行・書筺 (小野寺秀也)

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歩世亜 @ Re:薬師堂(陸奥国分寺跡)の桜(2026年4月9日)(05/06) こんにちは。 桜は散るのも早いので写せ…

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2016.09.02
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テーマ: 街歩き(692)
カテゴリ: 街歩き

 夏の終わりには疲れが出る。いつものことだが、たいていは微熱が続く症状だった。これまでの最悪のケースは、遊びほうける予定の定年退職後に備えて、体力作りのために春から少しずつ登山を始めた退職3年前に起きた。快調に登れることに気をよくして、少しずつ高度を上げて、夏には週1回のペースで山に登った。
 けっこう体力があると喜んでいたのだが、10月頃から不調が始まった。微熱が続いたのである。1ヶ月半ほど続いた不調のせいで、国際会議の講演依頼を断らざるをえなかった。日本で開催される会議で予定の招待講演者が来日できなくなった穴埋めの依頼だったので、さほど責任を感じたわけではないが、大学勤めで講演を断ったのはこの一回だけだった。

 10日ほど前から喉に痰がからみ、微熱もあった。これが今年の夏の疲れで、こんなものですめば楽なものと思っていたのだが、2日前の夜に38度くらいの熱が急に出た。
 今朝になって熱はおさまった。大事をとって夕方まで床の中で休んで、夕方、金デモのために家を出た。歩き出しは、体がふわふわするようで心もとなかったのだが、少しずつ歩くペースを上げて汗が噴き出すと、調子が良くなってきた。体の不調が汗と一緒に出ていくような不思議な感じがしたのだった。







勾当台公園野外音楽堂。(2016/9/2 18:07~18:26)

 主催者挨拶もそれに続くスピーチも、 原子力規制委員会の放射性廃棄物に関する決定のニュース についてであった。委員会決定は、「原子炉の制御棒など放射能レベルが比較的高い廃棄物(L1)の処分の基本方針は、地震や火山の影響を受けにくい場所で70メートルより深い地中に埋め、電力会社に300~400年間管理させる。その後は国が引きつぎ、10万年間、掘削を制限する」というものである。

 突っ込みどころ満載のニュースである。そもそも「地震や火山の影響を受けにくい場所」が日本にあるのかどうかすら疑わしい。そのうえ、電力会社が400年も存続することができるのか。400年もたてば、エネルギー事情が大きく変わって電力会社は存在理由を失っているのではないか。もうすでに今年から電力自由化が始まって、原発を持つ電力会社以外が供給する電力へのシフトが始まっているのである。
 それにもまして、「10万年間、掘削を制限する」という権限を持つ日本という国家が10万年後まで存続しているのだろうか。未来の10万年後は想像しにくいが、10万年前のことはわかる。私たち現生人類、ホモサピエンスは10万年ほど前にアフリカで生まれた。その時代には、35万年前くらいに生まれたネアンデルタール人も生存していたが、その後ネアンデルタール人は絶滅し、ホモサピエンスだけが残った。
 つまり、10万年というのは、ある人類が生まれたり絶滅したりする事象が起きる時間スケールなのである。生まれて10万年のホモサピエンスがもう10万年生き残る可能性はそれほど高くはないのである。ましてや、このホモサピエンスは原水爆や原発という人類殲滅の科学技術を手放せない人類なのである。
 10万年も管理し続けなければならない放射性廃棄物を大量に生み出す原発にしがみつくことしか考えていない愚かな国家のもとで、誰の子孫が10万年後まで生き残れると考えているのか。
 少なくとも私たちは、私たちと私たちの子孫の未来(10万年などではなく近未来のことだ)を確かなものにするために、原発(と原水爆)に反対し、これ以上放射性廃棄物を増やすことがないようにデモで意思表示をしているのである。


 先週、3・11後の政府の動きをドキュメンタリー風に描いた映画『太陽の蓋』の案内があったが、一週間だけという上映期間が好評のため9月9日まで上映が継続されるという報告があった。9月3日から9日まで11:55からの上映ということである。
 最後に、8月27日に開催された「風の会」の公開学習会「原子力のい・ろ・は」の追加報告と、来年1月29日(日)に開催予定の第3回目の「市民による女川原発の安全性を問うシンポジウム」には慶応義塾大学経済学部教授の金子勝さんに講演をお願いする計画である旨の告知があった。





勾当台公園から表小路へ。(2016/9/2 18:33~18:36)

 9月に入って、夏時間の金デモは終わって、ふたたび午後6時集合、6時半デモ出発ということになった。なのに、日の暮れるのが早くて、先週より30分早い時間という実感がないまま、勾当台公園はあっという間に闇に包まれた。
 暗闇のなかを出発したデモの列はいつもより参加者が多いと思われたが、数えれば、いつものように40人だという。40人と50人の違いなら、その差を見間違えないと思えるのだが、なぜ今日にかぎって実感と実数が食い違ってしまったのだろう。発熱の影響が残っているのかもしれない。やわな脳だということか……。








一番町。(2016/9/2 18:45~18:54)

 これはデモが終わって帰宅してから見つけたのだが、 とても気になるニュース があった。日本の原発13基の圧力容器に強度不足の疑いがあって調査に入ったというニュースである。
 フランスの原発で強度不足の疑いがある原子炉圧力容器などを製造したメーカーが、稼働中の川内原発1、2号機など国内8原発13基の圧力容器を製造していたことを原子力規制委員会に報告したことが発端となった。
 ニュースには詳しく描かれていないが、 ほかの情報 を合わせると。圧力容器に使用している鍛造鋼に含まれる炭素量にムラがあって強度不足のおそれがあるということらしい。鉄鋼はその強度を増すために炭素を混ぜるのだが、その炭素が結晶粒界などに偏析すると脆くなって、脆性破壊の原因になる。
 これは、8月27日の「風の会」主催の公開学習会「原子力のい・ろ・は」でも話題になったことだが、原子炉の圧力容器は繰り返しの熱履歴や圧力変化によるクリープ、さらには放射線損傷によって炭素の偏析が進んで脆性が増すことはよく知られていて、圧力容器の脆性破壊は冷却水の一挙の喪失によって核燃料溶融に至る重大な原子炉事故をもたらす。東京大学名誉教授(金属学)の井野博満先生は、つとにその危険性を指摘されていて、とくに日本でもっとも古い原発の一つである玄海原発1号機は最も危険だと主張されている。
 その圧力容器のもともとの材料の炭素分布にムラがあるということは原子炉の安全性にとってきわめて重大な問題である。ところが 別のニュース によれば、原子力規制委員会は「製造当時の記録や試験結果で健全性を証明することが可能だ」として、あらかじめ「健全性が証明される」ことを予見している。残念ながら、ここでもまた、規制委員会が原発推進の口実のために設けられた形式的な機関にすぎないことが明らかになっている。





青葉通り。(2016/9/2 19:00~19:07)

 青葉通りを仙台駅の方向に歩き、国道4号を越えて、流れ解散地点に着く。それまで、体力が持つかどうか心配していたのだが、意外と快調だった。
 それでも大事をとって、地下鉄に乗って帰ることにした。今朝まで発熱していた老人としては慎重にならざるを得ないのだ。秋めいた風が吹いていた街でもたっぷりとかいた汗が体調不良をすべて持ち去ってくれたように思ったのだが……。

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かわたれどきの頁繰り(小野寺秀也)

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ブリコラージュ@川内川前叢茅辺





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Last updated  2017.03.19 17:27:06
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