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木昌1777さんComments
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脱原発みやぎ金曜デモは「女川原発を廃炉にしよう!」の横断幕を先頭に毎週仙台市街で脱原発を訴えてきた。原子力規制委員会は、11月27日、その当の女川原発2号機が新規制基準に合格したとする審査書を公表した。
もとより原子力規制委員会は、原子力行政の公平性や安全性を擬態するための組織であることは百も承知だが、福島事故以来の被災者の苦難や復興の困難さ、何よりも国民の反原発意識の昂揚などをAIならぬ人間で組織されている委員会がなにがしかは受け止めているだろうと微かには期待していた、愚かにも。
女川原発の再稼働へ向けた動きのニュースに勝って、来日したローマ教皇がマスコミを賑わしていた。教皇は長崎と広島を訪れ、核兵器を強く批判したばかりではなく、福島事故の被害者と面会したあと次のように述べて原発への強い危惧を表明した (11月26日付け『東京新聞TOKYO Web』)
。
ご存じのとおり、戦争、難民、食料、経済格差、環境問題は、切り離して判断したり対処したりはできません。今日、問題を強大なネットワークの一部と見なすことなく、個別に扱えると考えるのは大きな間違いです。的確に指摘してくださったように、私たちはこの地球の一部であり、環境の一部です。究極的には、全てが互いに絡み合っているからです。
思うに最初の一歩は、天然資源の使用に関して、そして特に将来のエネルギー源に関して、勇気ある重大な決断をすることです。
(中略)
この意味で特別に思い起こしたいのが東京電力福島第1原発事故とその余波です。科学的・医学的な懸念に加え、社会構造を回復するという途方もない作業もあります。
地域社会で社会のつながりが再び築かれ、人々がまた安全で安定した生活ができるようにならなければ、福島の事故は完全には解決されません。
これが意味するのは、私の兄弟である日本の司教たちがいみじくも指摘した原子力の継続的な使用に対する懸念であり、司教たちは原発の廃止を求めました。
この時代は、技術の進歩を人類の進歩の尺度にしたいという誘惑を受けています。進歩と発展のこの「技術主義パラダイム」は、人々の生活と社会の仕組みを形成します。そしてそれは、しばしば私たちの社会のあらゆる領域に影響を与える還元主義につながります。
従って、このような時には立ち止まり、振り返ってみることが大切です。私たちは何者なのか、そしてできればより批判的に、どのような者になりたいのかを省みるのが大事なのです。
控えめで穏やかな論調だが、人間がこの社会、世界、その未来を考えるとき、その考えの基底となるべき大切な思いを語っている。
それにしても、面談した福島事故被害者の名前を挙げて個別の受苦に心を寄せながら世界の「戦争、難民、食料、経済格差、環境問題」へと考えを及ぼしていて、13億人とも言われるカソリック信者の頂点に位置する教皇が大いなる尊敬を受けていることも宜なることではある。





肴町公園から一番町へ。(2019/12/1 14:03~14:26)
集会では、当然ながら、女川原発が新規制基準をクリアしたとする規制委員会の発表への批判と、規制委員会が審査書の正式決定前に募集するパブリックコメントへ反対意見を出そうというスピーチが続いた。
「脱原発みやぎ金曜デモ」として規制委員会判断を批判する集会アピール文を読み上げ、30人の脱原発デモは肴町公園を出発した。
【 適合性審査書案公表へのアピール】
女川原発2号機の適合性審査書案が公表されました。私たち「脱原発みやぎ金曜デモ」の参加者は、再稼働ありきの審査書案が出されたことに強く抗議します。
原子力規制委員会に、問いたい。この審査書案に、宮城県民の姿はあるのか、と。
女川原発とは何でしょうか。東北電力という一私企業が、自社の利益のために、女川町に建設した発電所です。たかが一企業の財産に過ぎません。なのに、ひとたび不測の事態が起きれは、たとえ東北電力に関わりない人であっても、多くの県民が避難せねばなりません。県民生活の根底を揺るがす可能性がある施設に運用再開のお墨付きを与えることを、規制委員会はどのように考えているのでしょうか。また、それにより生じる事態にどのように責任を取るのでしょうか。住民の避難計画を作るのに各自治体がどれだけの人的・時間的資源をかけねばならないのでしょうか。たかだか一企業の発電所を動かし儲けさせるために。
私たち宮城県民は、福島をずっと見てきました。規制委員会での議論を、原発ありきの電力会社や社会の在り方を変える機会にしてほしいと願いながら注視してきました。あらゆる学問と知識とを総動員して、徹底的に調べ論じた上で、既成事実やしがらみにとらわれない結論が出されるものと信じて見ていました。そんな宮城県民を失望させる規制書案です。
審査は東北電力のペースで進んだように見えました。東北電力が「対策を施した上で再稼働させる」方針に基づいて提案し、議論自体がそれに引きずられていました。例えば火山噴火の可能性やその影響など議論が深められないままに終わった議題や、水蒸気爆発の問題など不適切な実験データを引用したと疑われたにもかかわらずそのまま進められてしまった議題もありました。火山学の専門家からは異論も出たと聞きます。議論で未消化だったテーマについて、改めて深める機会は設けられるのでしょうか。
原発は20世紀の遺物です。ただ技術を信仰し依っていれば安心安全がもたらされるという「神話」は2011年3月11日を限りに崩壊しました。21世紀の現実世界を女川原発に向き合って生きねばならない宮城県民は、この審査書を信頼していいのでしょうか。
規制委員会は、この審査書案を撤回して、再度審査をやり直すよう、心から願います。
今後も私たちは女川原発の全基廃炉を求め続けます。全基の完全な廃炉が実現するまで歩き続けます。
2019年12月1日「脱原発みやぎ金曜デモ(日曜版)」参加者一同







一番町。(2019/12/1 14:30~14:32)
経産省がしがみつく核燃料サイクルの惨めな一端を顕わすニュースがあった。 「伊方、高浜で使用済みMOX取り出しへ 国内初、12月以降」
(11月30日付け『中日新聞CYUNICHI Web』)。
核燃料サイクルは、使用済みウラニウム核燃料からプルトニウムを抽出し、そのプルトニウムを核燃料の一部としてウラニウムと混合したMOX燃料として使用する。さらに使用済みMOX燃料はウラニウムとプルトニウムを再抽出して利用する。
この核燃料サイクルを実現するには核燃料の再処理が必要不可欠だが、26年前に着工した六ヶ所村の再処理工場は、さまざまなトラブルが相次ぎいまだに稼働できていない。仮に六ヶ所村の再処理工場が稼働したとしても使用済みウラニウム燃料しか処理できず、比放射能の高いMOX燃料は処理できないのである。
もちろん、政府は将来的にはMOX燃料最処理工場建設を計画しているが、26年かけてもウラニウム燃料再処理工場を完成できない日本の技術力で、それよりも格段に困難なMOX燃料最処理工場の建設に何年還るつもりなのだろう。
これもまた、解決できない絵空事となって、大量の使用済みMOX燃料もまた後世の人々に押し付けることにしかならないだろう。「今、ここ」という目の前のことさえどうにかなればよいという官僚型思考の典型である。彼らはしばしば「30年後に解決する」とか「30年後に見直す」と口にする。30年も経てば、関係官僚は退職して責任を取る必要がないせいである。




広瀬通り、晩翠通り。(2019/12/1 14:34~14:44)



青葉通り。(2019/12/1 14:49~15:05)
広瀬通りのイチョウ並木は、半分は黄色、半分は緑色となっている。東西に走る広瀬通りでは、日の当たりぐあいが黄葉化の遅速を決定しているのがよくわかる。
青葉通りの欅はほぼ葉を振るい落としている。青葉通りの明るさは寒々したイメージとともにやってくる。
寒さとともにわが家にやってくるのが野良猫である。昨年の秋にはカショーと名付けたチャトラがやって来た。家猫化が進んだが3ヶ月ほどでまったく姿を見せなくなった。
今年も11月12日にキジシロの一歳ほどの若い牡猫が姿を現した。まだ首輪もさせてくれないし、動物病院に連れて行くまでには至ってないが、今ではほぼ居ついたかのようにわが家で暮らしている。
デモが終われば、その猫の食べ物を買って、頼んでいた新しいメガネを受け取って帰るのである。
「3月17日 脱原発みやぎ金曜デモ」 学術… 2023.03.18 コメント(5)
「2月17日 脱原発みやぎ金曜デモ」 規制… 2023.02.17 コメント(6)
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