納得の家づくり

納得の家づくり

2024.06.19
XML
テーマ: 建築(57)
カテゴリ: 建材


乾燥の重要性

住宅事業者の瑕疵担保責任が10年間義務化され、瑕疵は主要構造部分の欠陥を指します。
木造建築での瑕疵として、柱や梁の収縮による隙間が挙げられます。

乾燥は重要で、平衡含水率が基準となります。

平衡含水率とは、 特定の材料または物質が周囲の環境と水の間で達成される水分量の状態を指します。材料の含水率が平衡状態にあるとき、その材料は周囲の湿度や温度に応じて水分を吸収または放出し、一定の含水率を維持します。これは材料の安定した状態を示し、材料の性質や使用上の安定性に影響を与える重要な要素です。

木材を乾燥させる理由はいくつかあります。まず、木材は元々水を豊富に含んでいるため、乾燥することで含水率を適切な水準に調整することが重要です。

山に生えている立ち木の場合は含水率が150%程で木の重量の1.5倍の水分が含まれています。
これを建材として使用する為には含水率20%以下にする必要があり、乾燥方法には以下の種類があります。

  1. 自然乾燥 : 自然の環境条件を利用して木材を乾燥させる方法。時間がかかるが比較的低コストで行うことができる。
  2. 水中乾燥 :木材を水に浸してから乾燥させます。 木材内部の水分を比較的均一に取り除くことができるため、乾燥後の品質や歪みが少なくなる利点があります。この方法は他の乾燥方法よりも時間がかかることがありますが、木材の品質を確保するために利用されることがあります。
  3. 人工乾燥 : 加熱や除湿装置を使用して木材を効率的に乾燥させる方法。温度と湿度をコントロールすることで素早く乾燥させることができる。 さらに人工乾燥には以下の種類に分けられます。
  • 蒸気乾燥 : 蒸気を用いて木材を加熱・蒸発させる方法。比較的速く乾燥でき、木材の変形や割れを最小限に抑えることができる。
  • 減圧乾燥 : 減圧によって沸点を下げることで80℃程の低温で沸騰させ木材内部の水分を抜く方法、短期間で乾燥を行うことができる。
  • 高周波乾燥 : 木材の内部に高周波の電磁波を送り込みます。これにより、木材内部の水分子が振動し、熱によって水分が蒸発します。電磁波を利用して水分子を温める原理は電子レンジで利用されています。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024.06.29 02:18:47
コメント(0) | コメントを書く
[建材] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: