カツラはカツラ科の広葉樹で、材は大径木で欠点が少ないため大きな板材が作れます。木目は細かく輝いており、散孔材であり、木理は通直で節や欠点が少ない特性があります。材は均質で割裂性が大きく、加工がしやすいが強度や保存性はあまり高くないです。
用途としては、器具材、家具材、建築材、機械材、楽器材、箱材などに広く用いられます。北海道では寿司屋の台などに使用されることもあります。ヒカツラとアオカツラには色や特性の違いがあり、彫刻用や漆器素地などに利用されますが、刃物を損傷しやすいとされます。
甘い香りは天然香料である「マルトール」という成分によるもので、その香りは甘くてカラメルのような特徴があります。この香り成分は、葉が落ちて発酵することで初めて放出されると言われています。
桂は比較的柔らかく、素直な性質から、彫刻など幅広く利用されてきました。日本では山形県最上郡最上町にある「権現山の大カツラ」が幹周り約20mで最も太い木として知られています。また、北海道・日高地方などで産出される赤みがかった緋色の桂は「緋桂(ヒガツラ)」と呼ばれ、優れた材料として重宝されています。
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