ゴミ投資家の独り言(1999.6)


<日本を脱出し、
オフショアやアメリカの投資市場を放浪したゴミ投資家が、
一人前になって、
日本に戻ってくるという成長小説として構想されています。
今秋発売予定の「人生設計入門」で、私たちの「旅」は完結します>
と述べられています。

多くの驚き!
多くの刺激!
多くの行動!
を読者にありがとう!

これまでの一連の「ゴミ投資家シリ-ズ」に拍手を贈るとともに、
「人生設計入門」に期待します。


期待をこめて一言。
不動産投資についての私一個人の意見を少しだけ聞いてください。
「インタ-ネット株式投資入門」のエピロ-グで
<不動産のような固定資産を保有するのではなく、
金融商品を中心とした流動資産によって、
自分の資産を運用することを提案したいと思います>
と述べられています。

私は不動産=固定資産の概念を,
戦後日本人が、一貫して信じ込んできた考え方が、
今まさに崩壊過程にあると思っています。

固定資産としての不動産が表の顔とすれば、
裏の顔として不動産には流動資産としての一面もあり、
21世紀には裏世界から表世界へ登場するものと思われます。

不動産投資の金融商品としての価値基準は、
すでにアメリカを中心に認知されつつあります。

ここでの不動産投資とはあくまでも商業用不動産であって、
生活用不動産ではありません。
もちろん生活用不動産には、あまり希望的未来はありません。
ただし商業用不動産投資にも超えなくてはならない、
幾多の障壁があります。
不動産税制・不動産法制・日本人の不動産アイデンティティ-等・・・
しかし、日本人はハ-ドルをクリヤ-するものと、確信しています。

戦後最大の不況の只中で、
120兆とも言われる不良債権の絶望的な状況のなかにあって、
土地本位制の地獄の中から、這いずり上がろうとしている、
多くのベンチャ-の胎動があります。
私は日本の不動産投資の起死回生は、固定資産としてではなく、
流動資産として復活したときだと確信しています。

2001年の国際会計基準の時価会計実施が、
その産婆役となると予想しています。

見方をかえれば20世紀末の今からが、
不動産投資=金融商品の最大のチャンスではないでしょうか。

追記
昨日(1999年6月14日)の金融経済新聞によると、
大蔵省が「金融サ-ビス法」を来年の通常国会に予定しています。
金融サ-ビス法の内容は「信託」「投資信託」「証券投資法人」
商品ファンド」「特債法」「SPC」「不動産特定共同事業法」を、
統一して基本法を作成する方向。

No. 196 06/18 22:49




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