永遠に・・・。

永遠に・・・。

逢瀬・・・。


ずっと笑顔で



天気は、あいにくの雨。

今回も前回同様、同じ時間同じ場所で待ち合わせをすることになった。

もうすぐで上野到着・・・と言うときに携帯が鳴った。
彼からだった。
頭の中をフッとよぎる嫌な予感。
「もしかしたら、逢えないと言われるんじゃないか・・・」
不安を抱いたまま、TELに出る。

「今、上野にいるんだけど改札出たところで待ってるから」とのこと。
ホッとした。

上野に到着。
急ぎ足で、改札に向かう。
辺りを見回すと、彼の姿があった。
一ヶ月半振りの再会だった。
彼の長期出張、私のPCが壊れて、思うように連絡が取れずに
不安に過ごした一ヵ月半。
彼の顔を見れて、嬉しかった。
自然と笑顔がこぼれる・・・。

そして手を繋ぎ、ホテルに向かう。

私の目の前に、彼がいる。
触れられる距離に、彼がいる。
体温が感じられる距離に、彼がいる。

いっぱい愛してくれた。
いろいろ話した。
彼の歌声も聴けた。

「お揃いのピアスを彼に開けてもらったピアスホールにしたい・・・。」
その約束も叶った。

私は、彼の誕生日が3月なので「プレゼント」を用意していた。
彼に、手渡すことが出来た。

ポール・スミスの名刺入れ。
仕事上、名刺が必要な彼。

「ちょうど、欲しかったんだ。ありがとう。大事にするよ」
と言ってもらえた。

ホテルを出たら、降っていた雨がいつの間にか止んでいた。

「雨が止んだから、一駅分手を繋いで歩こうか?そういうのもいいんじゃない?」と彼。

いつも逢う場所がお互いの自宅から離れているから、
人目を気にせず、手を繋いで歩いているけど
何となくいつもとは違う新鮮な気持ちで、歩いた。

たった一駅分なので、あっという間に駅に着く。
軽くご飯を食べ、帰りの電車の時間まで時間を潰す。

刻一刻と迫る、別れの時間。
だんだん、悲しくなってくる。
でも、泣かない。
笑顔でいようと心に決めていたから・・・。

時間になったので、改札に向かう。
彼が入場券を買おうとする。
ホームまで一緒に来てくれるのは、嬉しい。
でも、涙がこぼれそうだったので、
精一杯の笑顔で「ここで、いいよ」と言う。
私が出来る、精一杯の強がり。

別れを惜しんでいると、帰りたくなくなるから
彼に背中を向けて、歩き始めようとすると、
キスしてくれた。
「また、逢いにくるから。」と・・・。

「それじゃ、またね」と笑顔で別れた。



この幸せな時間が永遠に続きますように・・・。
心の中で呟いた。




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