詩心

見えない糸

見えない糸

見えない糸を見つけるために
僕は歩き始めたんだ

始めは無我夢中に探して

それでも見つけられなかった

当たり前のような考えで
「…見えない糸だもんな」

そんなことも忘れていた3年後
梅雨の晴れ間の蒸し暑い夏…

グラウンドで走る君の後ろには
雨と雨の間の静かな太陽…
綺麗な虹と綺麗な君…

そんな君の薬指には長く続く赤い糸…

僕はそんな不思議な光景と
そんな不思議な糸探しの話を思い出しながら

すーっと頭から離れたその思い出を
笑いをこらえながら
僕は笑顔で黒板を見た…


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