詩心

自分を…

自分を…

「僕から羽を取ったらどうなるんだろ…」

ふとそう思って…

自分で自分の羽をちぎってみる…

痛くはない…

そうしたくてしたことだから…

血がいっぱい出て

真っ赤になった羽は

僕の前からいつの間にか消えていた…

ちぎった羽のその先には

何も残っていなかった…

心はどんどん痛くなる

痛みが痛みを呼んで

そのうち痛みは日常になり

…そして真っ暗になった

羽を失った僕は

僕ではなくなり

心は生きることを失い

朽ち果てる…


そんな夢を何度も見ながら

僕は生きている

羽があることを当たり前に思いながら

僕は今も生きている

いつかこの羽が無くなることも知らずに…


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