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「約束の旅路」
1974年にオープンしたこの映画館は座席数232席のコンパクトな空間だ。
70~80年代にかけてベルイマンやヴィスコンティの作品などを観にいったことがある。
最後に観たのは確か、「ジャンヌ・モローの思春期」だったと記憶している。
ミニシアターの先駆けとして、大手配給会社が扱わないような大衆受けはしないけれど、上質の作品を厳選して提供し続けている。
映画館ではじめて完全定員入替え制を導入したり、予告編の時に企業コマーシャルを流さない等々、一貫した姿勢を貫いている。
ホールを運営する方たちが心から映画を愛し、ひとつひとつの作品に敬意を抱いていることが伝わってくるのだ。
そして今回ひさしぶりに行って感心したことがひとつ
座席シートにカバーが装備されていた→それは 低反発クッション でできていて、背もたれの部分から座面までを覆っているのだ。
そのおかげでとても座り心地がよく、2時間半の長編映画でもお尻が痛くならずにすんだ。
おそらく来場者に高齢の方も目立つため、このような配慮をされているのだろう
隅々まで神経の行き届いた空間で、観客は映画に集中することができます。
最適な環境を整えることも、映画を愛するが故ですね
「約束の旅路」・・・神保町 岩波ホールにて6月1日まで上映