リウマチ治療はここまで進んだ
リウマチ治療はここまで進んだ－新しい治療薬を中心に－
関節リウマチは身近な難病である
☆ 全身の関節に慢性的な炎症が生じ、年余に渡り続く。
腰、背骨、といった大きな関節はやられない。
手足などの抹消の関節、肘、膝などに骨の破壊が起こりやすい。
女性に多く、患者の８０％を占める。
☆ 進行性の関節破壊→機能障害
☆ 内臓病変 → 生命にかかわる。
☆ 日本リウマチ学会（２００２年４月）
慢性関節リウマチ→関節リウマチに名称変更
「慢性」が付くことによるプレッシャーを無くす。
早期治療により慢性化しないで済む。
関節リウマチによる骨関節の破壊
パンヌス状～外見的に腫れて見える。（ぐにゃぐにゃ、柔らかい）
内部では、滑膜の増殖により、軟骨が壊される。
クッションの役割の軟骨が無くなると、骨と骨が擦れて壊れる。
骨の破壊・症例のＸ線写真
患者さんの罹患が長くなるほど、日常生活の活動が不自由になる
リウマチに関して、患者さんに理解して欲しいこと
☆ 患者さんにより差があるが、進行すれば、日常生活が不自由になる。
☆ 真の原因はまだ不明。生活習慣病ではない。
こうしたから、リウマチになった、とか、
こうすればリウマチが治る、と言うことは無い。
☆ 本格的な薬物療法が必要である。
骨破壊を起こさないようにすることが重要。
手術したから、病気が治るわけではない。
☆ 今のところ根治治療はない。
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