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もらいもの 東京都 北区 田端文士村・純米吟醸 TabataBunshiMura JunmaiGinjou 小山酒造 株式会社(醸造) Koyama Shuzou 株式会社 草川商店(販売) http://www.koyamashuzo.co.jp/ 国産米、国産米麹、(精米歩合60%) 品種不明 2015年12月製造 日本酒度 不明(小山酒造の吟醸辛口は +3) アルコール分 14 参考価格:1400円前後(?)(720ml)香りは接着剤、スイカの皮、葛湯?水飴?ん~、全然ダメ。どこに吟醸要素が有るのやら・・・。あ、でも甘味は意外と澄んだ雰囲気を出し、飲み易さを演出。以前飲んだ吟醸・辛口は甘味の出方が弱くてパッとしなかったが、こっちの純米吟醸は甘味が明快。これはもう香りは気にしちゃいけないな。味だけに注視して、もっと気軽に飲むべき。(吟醸酒好きの自分が身構え過ぎてるw?)甘味の後に苦味が追い、酸味や旨味は有って無い様な感じ。一応甘味感がメインなだけあって飲み易く、軽い飲み口が万人向けの流れに。吟醸・辛口よりは美味い気がするが、これはほぼ好みか気分の問題。元々すごい酒でもないし、良くも悪くも普通の酒。値段の割にはパッとしない、というのは変わらず。冴えないなりに、味が悪いという事は無く、まあまあ綺麗。問題無く飲める。いただき物だからまだ比較的素直に飲めるけど、これは自分じゃ買わないよなぁ。普通なりに料理は選ばない。酢の味とぶつかりそうだが、それ以外の味覚なら食材も問われない。酢の味と言っても、ポン酢の味とか、甘味や塩味が絡む酸味なら大丈夫。焼き物、煮物、蒸し物、刺身はもちろん燻製とか香りの強いものでもドンと来い。値段以下。この位の味なら新潟辺りの1000円ちょっとの吟醸酒でも十分役割を担える。やはり「田端文士村」という地域ブランドありきの御土産ボトル。
2016/01/28
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もらいものトワベーのベーはバリック(Barrick)のB樽感を大事にしたつくりらしい ラングドック AOPリムー トワベー・エ・オウモン・ブラン2014 3(trois)B & Auromon Blanc ジャン・クロード・マス Jean-Claude Mas シャルドネ100%(リュット・レゾネ栽培) オーク樽発酵(マロラティック発酵60%) アメリカンオーク50%とフレンチオーク50%の樽熟成9か月(新樽率33%) アルコール分13.5% 輸入:株式会社モトックス 参考価格:1800円前後色は薄い黄色。香りはレモンクリーム、バナナ、小麦粉、バニラ、ココナッツオイル、胡桃?豆腐?味は薄い酸味と苦味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。ん~、まあまあか。香りはしっかりしてて、樽の印象はそれなりに。酸味は控えめで樽の苦味が伸び易い。香りに甘い要素が多いので、余韻の甘味は香りに引っ張られてる部分も大きい。ブルゴーニュグラスの様な香りを重視するグラスに注いだ方が味のバランスとふくらみが向上するかも。果実感よりも樽由来の香りメインに楽しむのを目指した感じ。味自体は結構シンプル。この辺ポール・マス系列の特徴なので想定内。これは、1200円弱位のヴィニウス・シャルドネの上位互換。上位互換ではあるけど、上位なのは香りの幅と時間経過の安定感だけで、味に関しては大きな違いは無いと思う。総合的には、樽感を(価格と土地の実力の範囲内で)可能な限り活かしたシャルドネ。作り手の狙い通りのワインになったが、それで思った程の高級感が出たわけではなかった。とはいえ、味は万人向けで、香り特化の分かり易い主張は悪くない。樽の効いたシャルドネが好きな人なら、とりあえず美味さは理解出来る。白身魚のバターソテーやポワレとか、香りがふくよかで歯触りが良い、やや淡泊な食材に塩が効いたものに向いてる。刺身の醤油ヅケにオリーブオイルがけ、チーズオムレツ等、甘味を補填・補強出来つつ苦味にも対応出来るものが最適。樽感が目立つと、味はシンプルでもツマミを選ぶ様になってしまうのだなぁ。ちょっと厳しく言って、値段以下。出来は良いけど、値段の割には美味さレベルの伸び代は限定的。1500円位でこういうワインなら、ニュージーランドのオールド・コーチ・ロードも得意。マス関係のワインはやはり安い価格帯のでこそ光る。★楽天検索 トワベ オウモン シャルドネ★楽天扱い約30件 1566円~2322円 平均1800円前後この価格ならオススメはしない。せめて1680円程度までだな。ボルドーとかでもたまにあるけど、安ワインが美味い作り手がたまに手間とコストをかけて自信作をつくると意外と大した事ない、というのはよくあるw。高価なワインの作り手が別の土地で廉価版つくると評判良い、というのもよくあるんだがww。
2016/01/26
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もらいもの先日のワインの赤版 ラングドック IGPペイドック ヴァルモン・ルージュ2014 Valmont Rouge ジャン・クロード・マス Jean-Claude Mas ドメーヌ・アストラック d.A Winery カリニャン50% サンソー20% グルナッシュ20% メルロー10% ステンレスタンク熟成4ヶ月。 アルコール分13.5% 輸入:株式会社スマイル 参考価格:750円前後色は澄んだ紫。香りはカシス、ブラックベリー、胡椒、ほうれん草、セロリ、カカオ、クローブ?カラメル?味は軽い渋味と甘味。余韻に苦味と薄く渋味を伴う甘味。香りはいかにも南フランスのごちゃ混ぜセパージュのもの。渋味は有るが味全体を軽やかに、余韻も甘味を残してサッと去る。これはド直球のガブ飲みワイン。実に分かり易い。軽い渋味で赤ワインの枠を作ったら、後はそこを甘味が通り抜けるだけ。一応、万人向けの味わい。(万人向けと言うよりワイン初心者向け?)赤ワインに、渋味と一緒に甘味が欲しい人にはそんなに悪くないと思う。60分以上の時間経過でも変化はほぼ無し。(室温22℃、湿度40%)意外と(?)酸味が出てないんだよなぁ。むしろそこは割り切って削った部分か・・。香りも色々要素は感じるが、出力は程々。ベリー香だけでは味の果実感を演出しきれず、僅かな青臭さとスパイス香にさえ押され気味。赤ワインが苦手な人でも何となく飲める様に、サラっとした口当たりで渋味は控えめに、甘味を感じ易く酸は削り、複雑な厚みや流れになるのをあえて避けてる。でも こういうもの と分かってれば、無難に美味い気がするかな。良い意味で「安い味」の赤ワイン。こういうの、嫌いじゃない。これはもう料理は肉(肉を使った料理)なら何でも良い。香りも気にする必要は無い。多少肉にしっとりしたアブラの感覚が有れば、ワインの渋味と甘味で無難に噛み合う。そういう意味で、ビーフジャーキーとかの肉系乾き物は例外で合わないかも。柔らかいチーズや、大穴で味噌煮込みとかにも合いそう。値段相応。600円台のチリやカリフォルニアの安赤をもう少しフランス的に洗練させたらこうなった、みたいな感じ。ある意味、フランスの層の厚さを見せ付ける勢い。フランスなら底辺レベルすら、この位の美味さは出せるんやで、という体現ワイン。★楽天検索 ヴァルモン★楽天扱い約10件 616円~874円 平均750円前後ニューワールドなら600円台のワインが、フランスがやると700円台レベルに。でも値段には見合ってると思う。自分がフランス贔屓なのを差し引いても、上手く出来てる。白よりもこの赤の方がオススメ。
2016/01/22
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もらいもの ラングドック IGPペイドック ヴァルモン・ブラン2014 Valmont Blanc ジャン・クロード・マス Jean-Claude Mas ドメーヌ・アストラック d.A Winery テレブラン50% シャサン40% ソーヴィニヨンブラン10% 品種ごとに醸造しブレンド。その後、澱と共に熟成4ヶ月。 アルコール分12.5% 輸入:株式会社スマイル 参考価格:750円前後色は薄い黄色。香りはレモン、粉砂糖、ミカンの皮、シトラス、葛湯、茹で玉子の白身、ミント、塩水?カサブランカ?味は苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い酸味。ん~、ある程度想定はしてたが、かなりシンプルな白ワインだな。柑橘の香りをほんのり漂わせながら、ちょっぴり甘い雰囲気を、そこからメントール的なのスッとした要素が出る。これはこれで、安目の白としては真っ直ぐな出来。酸味は弱いが、この味で下手に果実感を出そうとしても限界が有るし、バランスを考えるならこの辺で止めといていい。とはいえ、酸味が弱いので、イマイチ張りやら飲み応えが無い。香りが生臭い感じのもので、ちょっと青臭さ(安さ)が目立つ。総合的には、食中の水代わり目的の安白ワイン。普通の、余計な味も香りも無い、ちょっとそれっぽい雰囲気なワイン風味のちょい薄の酒。どちらかというと、悪い意味で普通かな。薄い味わいのくせに、生魚とかには合わなそう。焼いたか 煮たか したものに塩の味が無難。野菜系の煮物でなければ大丈夫と思う。ワインが薄いから、料理も薄味で充分アテになってる。値段相応。正直、同格のチリの方が、もっと酸味が明快でコスパも上かもしれない。「南フランスの安白」という点が、良くも悪くも特長になってる。400ml弱残しで次の日。(抜栓20時間程度経過)香りはレモン、オリーブオイル、塩、甘草、チャービル?味は苦味と薄い甘味。余韻に薄い酸味と苦味を伴う薄い甘味。香りが綺麗な感じに。味は大差無いと思うが、香りが変化した(要素が絞られた)分、水っぽさが上手い感じに働く。何か澄んだ味わいに。あ、でも余韻に苦味が妙に後に残る。元が水っぽい味だから、苦味の出方に関してはちょっと敏感に。とはいえ、この辺は料理で打ち消せる。まぁ値段なりよね。こういうものと分かってれば、それなりに活躍も可能だろうが、基本はやっぱり水代わりのガブ飲み向け安白。テレブランとかシャサンって葡萄名初めて聞いたけど、マイナーな葡萄らしい特別な何かが有るという事は無かった。2日目も値段相応。初日の味と比べる分には面白さも有り、その点は気に入った。価格、役割、質、何も嘘は無い。★楽天検索 ヴァルモン★楽天扱い約7件 616円~939円 平均750円前後まさにラングドックのガブ飲みワイン。安さがウリだが、程々にフランスらしい上品さも持ってて、価格を考えれば満足いくレベル。同価格でチリワインかフランスワインで迷ったとして、味だけならチリだが、2日目以降も込みで全体のバランスと高級感ならこのヴァルモン・ブラン。
2016/01/21
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手持ちの2005年ボトル最後の1本。 ボルドー コート・ド・ブール シャトー・マルティナ(マルチナット)2005《4本目》 Chateau Martinat マルソー・ドンズ Marsaux Donze シャトー・マルティナ メルロー60% カベルネソーヴィニヨン20% マルベック20% 樽熟成12ヶ月(新樽率40%) アルコール度13.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1980円色は濃い赤紫。香りはカカオ、革、ブラックベリー、ブランデー、バニラ、インク、腐葉土、鉄、炭? 抜栓50分弱でインク、炭、土、焦がしカラメル?10円玉?味は渋味と苦味。余韻に苦味と薄い甘味。おおおお、香りが出るわ出るわw。飲み頃のピーク引いたか!?酸味は落ちてて、大人しくもまだ厚みを残す渋味の後に苦味が薄~く拡がる。余韻に苦味よりさらに穏やかな甘味が残り、綺麗に消えていく。これはじっくり飲める、飲みたいタイプ。2005年という空前のグレートヴィンテージが10年を超えてついにここまで来たw!革とベリーに樽の雰囲気を乗せて、右岸的な土っぽさが後を追う高級感有る香り。やや土っぽい渋味を入り口に、サンテミリオン程酸味はしつこく伸ばさず残さず、余韻の苦味を綺麗に引き出すのがコート・ド・ブールだった、と土地の特徴を思い出させる。かつて飲んだ時は苦味のバラつきが気になったが、もうこの状態になれば苦味が一様で変な起伏をつくらない。 あれ・・・、抜栓20分程で、香り出力が大幅に低下。 意外と内容的には大きく変わっておらず、味も変化はない。 流石にこれは2000円弱の値段なりのスタミナだったか・・。 いや、でも抜栓直後の雰囲気は熟成格付けボルドーに迫る勢いだった。 抜栓45分位で、どうにも沈んだ香りに。 果実やバニラの甘い雰囲気のものが消え、苦味を強める様な要素が増す。 こうなると弱くて凡庸なコート・ド・ブールの感覚。打ち止めか・・。抜栓直後は右岸ボルドー、コート・ド・ブールの特徴を全力で楽しめた。やはり2005年は別格。そして、このワインはブールの中でも屈指の秀作と思う。苦味が強めに出るのに、口の中が綺麗w。時間経過で香りが弱体化、味も徐々に(当初より悪い方向に)落ち始めて、惜しくも確実に終了に近づいていく。ここでピークかと思うが、まだ2年ちょっとは維持されると思う。イイ感じに枯れてきた雰囲気を楽しもうと思ったら、15年以上は待つべきだったのかな?本音を言うと、まだ開けない方が良かったかも、と思わなくもなかったが、これは今回このタイミングと状態で飲めた事を幸運(これでいいのだ!)と納得する事にしよう。料理いらないなぁ。味付けしてない水煮大豆とかなら有ってもいいかな。渋味も酸味も適度に落ちてるからアブラは要らないし、苦味も汚くないから甘味や塩味も必要無い。下手にチーズとか食べると、口内がクドい感じで、ワインの落ち着きが崩される。(チーズのクリーミーさはワインの苦味で引き立てられてる気がするが)抜栓直後はパン1個すら余計と思った。50分後は甘味と酸味を補強出来るものが欲しくなる。値段以上。抜栓直後の香りは感心もの。これは3500円以上の満足度。時間経過後でも、経年相応の1980円相当の味わいは保つが、限界も感じさせる。300ml程残しでガラス栓をし、次の日。(抜栓22時間以上経過)香りは革、乾いた土、干し草、インク、プルーン?味は苦味と薄い渋味。余韻に苦味と苦味を伴う薄い甘味。ほぼ苦味が支配的。だが突出も無いため、こういうものと思えば、一定以上の年を経たボルドーの一種として それなりに受け入れられる。香りの印象が少し変わったため、思いの外 新鮮味を感じられた。総合的には実力の有るボルドー。5年後、10年後、15年後、と成長を期待出来る。粉の様な澱が出てるので、最後はゆっくり注ぐべき。2日目の香りは、グラスに注いで5分程度で抜けてしまい、そこから先は味の勝負。その味を、これはこれで、と納得するには経験が必要になる。2日目は1980円で値段相応。ただ、初日でこの味と香りだったら残念だったと思う。初日の爆発と衝撃を覚えていられればこそ、1980円でも相応の感覚に。始めからこの味と香りならなら、1480円辺りのピーク超えた右肩下がり途中の草臥れたワインと感じたと思う。★楽天検索 シャトー マルティナ★楽天扱い約6件 2786円~3218円 平均2800円前後初めて飲んだ2010年の時点で楽天価格2700円からだから、値上がり率は軽微な部類なんだよな。今となっては(抜栓直後なら)2700円位でも、それなりに納得しちゃいそうなワインとなった。時間経過~2日目にどうなるかは初日の動向と運次第。とりあえず、コート・ド・ブール好きなら一度は飲んでいい。
2016/01/18
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ボルドー バロン・ド・レスタック・ブラン2013 Baron De Lestac Blanc カステル社 Castel ソーヴィニヨンブラン、セミヨン 割合不明 オーク樽熟成 アルコール度12% 輸入:サントリー株式会社 購入価格:1017円色は薄く金色がかった薄い黄色。香りはレモン、杉、グレープフルーツの皮、クリーム、カボチャ?味は酸味と苦味。余韻に薄い甘味と薄く苦味を伴う酸味。何か生臭い感じの木の香り。バニラと言う程ハッキリ綺麗ではない。でもいかにも樽熟を思わせる香りで、この価格のボルドー白では立派。酸と苦味にクリーミーな香りがノッて、甘味の感覚が余韻に伴う。これが安くなりそうな味に独特の厚みと勢いを生む。ボルドーだからソーヴィニヨンブラン主体(?)なので、シャルドネよりも酸味の出方がもうちょい明確。味の伸びと起伏は値段なりのレベル。だがこの位の強さが気軽に飲める丁度良い位のところ。トータルバランスとコスパではラングドックのヴィニウス・シャルドネに勝るとも劣らない。 60分以上の時間経過で酸味が弱り、やや水っぽくなる。(室温21℃、湿度41%) だが香りの甘味感で味のふくらみを維持し、変化が欠点の方向に動かない。 むしろ飲み易さが増して、汎用性が上がった気がする。上出来のボルドー・ブラン。流石の大メジャー会社の生産品。果実感を活かしつつ樽の香りとニュアンスも乗せて、程々の飲み易さもつくる。ただのありふれた安ボルドーとバカに出来ない完成度。料理は樽感のおかげか、あまり酸味の効いたもの(マリネとか)でなくても良い感じ。むしろ樽熟シャルドネに比肩する香りと味わいから、鶏肉のソテーかグリル位は用意しても大丈夫。値段以上。樽の効いた白ワインが好きな自分だから、少なからず好みのプラス補正が有るが、1300円クラスを狙える出来。やはりブレサックよりもバロン・ド・レスタックの方が美味い。★楽天検索 バロン レスタック★楽天扱い約8件 1028円~2177円 平均1280円前後1180円以下なら、高コスパの判断が可能。自分の中の「1000円ボルドー」という判断の高位基準がバロン・ド・レスタック。赤はともかく、今回の白に関しては1000円の枠内は確実に超えたかも。2013年ボルドーは2007年に近いレベルで天候が良ろしくなかったみたいで、赤の評価が芳しくない。そういう時って大体ボルドー白が評価を上げる。2013年は収穫前に雨が多発して、葡萄自体はそこそこ仕上がってたらしいから、果実感は弱ったけど水っぽさまでは気にならない程度に収まったみたい。(2007年は普段から雨が多く、でも収穫直前に晴れが続いた逆パターン)樽感のノリ易い条件は揃ったのか、樽熟ボルドーの白ワインに関してはなかなか高評価。バロン・ド・レスタックの様な底辺クラスでも美味いという事はこの評価は間違ってないという事だろう。2013年ボルドーは赤は普通~並以下、白は普通~並以上という赤受難傾向の年だね。その分赤の高級レンジは早くから2007年ヴィンテージよりもイイ感じに飲めるってことでしょう。で、白は安くてもそこそこ美味い。樽熟ならさらに信頼性アップ。
2016/01/15
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もらいもの スペイン DOフミージャ(フミーリャ) フアン(ファン)・ヒル・シルバーラベル2011 Juan Gil Monastrell SilverLabel ボデガス・フアン・ヒル Bodegas Juan Gil モナストレル(ムールヴェドル)100% フレンチオークバリック熟成12ヶ月 アルコール分15% 輸入:株式会社フィラディス 参考価格:2500円前後色はやや濃い赤紫。香りは杉、インク、ブラックベリー、カカオ、湿った土、革、鉛筆、パセリ?ピーマン? 抜栓ン20分でアンズ、チョコレート、インク、土、炭、餡、バニラ、カラメル、味は渋味と甘味。余韻に渋味と甘味を伴う苦味。渋味ガッチリで杉香が目立つ、カベルネソーヴィニヨンっぽい印象。後から甘味の伸びが有り、重さの中にも取っ付き易さを出す。ボトルも味も重厚な雰囲気と流れ。青臭い香りに重厚な渋味と樽感で、飲み応えは強い。高アルコールに因るものと思うが、喉の余韻が長時間続く。甘味の出方がカリフォルニアにも近い、日差しの強い地域特有の粘る様な甘味感。この重さと青臭さ、これはこれで個人的には充分アリだが、多分熟成不足だな。無駄に(?)強い渋味がアルコールの押しで強調され、バランスが悪い。甘味が有るから、それでも飲み易い雰囲気が有るが、この辺はちょっと荒っぽさが見える。 抜栓20分で杉香が大幅に弱り、青臭さよりも苦味と甘味を思わせる要素が増してくる。 それと共に渋味も後退し、甘味が目立つ感じになって飲み易さも向上。 こういう部分がまたいかにもカリフォルニアっぽい。重厚なスペインワイン。いかにもロバート・パーカーが好きそうな感じのw。ただ、熟成の余地を多分に残しており、リリース後10年は寝かせられる。時間経過で割とすぐに香りやバランスの問題は軽減の方向に向かい、それなりに実力を見せる。ちょっとクドいレベルの肉料理に良い相性。抜栓20分迄なら渋味に合わせる感じで脂の乗った肉料理がいいが、時間経過後は甘味に合わせるつもりで、甘酸っぱい味のソースの方が向いてる。ローストビーフに胡椒をガッツリ効かせるか、中華料理の黒酢酢豚もOK。値段相応。このボトルも含めた味の重厚感と将来性は、十分2000円以上の格を見せられてる。500ml程残しで次の日。(抜栓20時間程度経過)香りはカカオ、杉、インク、ピーマン、乾いた土?味は薄い渋味と酸味を伴う甘味。余韻に苦味と薄い甘味。渋味は緩く、樽感が甘味を誘導し、飲み易さは向上。だがその分起伏もなだらかで、初日の勢いが無い。葡萄の主張は有るけれど、樽がクドくて初日以上に飲み手や料理を選ぶ。樽感から来る苦味が、ちょっと口内を乱す感じがある。厚い渋味が有ったから、この樽の雰囲気とバランスが取れてたが、渋味が落ち着くと樽の甘味と苦味が目立ってくるのか、なんか甘ったるい締まらない味に感じられてくる。いかにも半端に熟成したカリフォルニアの(日差しの強さに定評の有るニューワールドの)メルローみたいな、或いはワインと言うより、甘くない酒入りチョコレートドリンク。初日の味も、良くも悪くも人を選ぶ感じではあった。(重厚な味が)好きな人は納得いくが、エレガントな味わいを好む人には荒過ぎる雰囲気。で、2日目はどっちつかずの半端な雰囲気。パワー派には面白くなく、エレガント派には無駄にタルいだけ。初日の味が全てであったか。やはりこのワインはパーカー高ポイント向け好きのするつくり。一応、2日目も値段相応。初日の味が気に入るかどうか、2日目はおまけ。熟成待ちだな。★楽天検索 フアン ヒル シルバー★楽天扱い約12件 2138円~2851円 平均2500円前後まずまず納得の価格。2000円台前半なら悪くない。とりあえずパワーは有った。
2016/01/12
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カヴァじゃないスペイン・スパークリング スペイン オ・ボコイ・ヴィノ・エスプモーソ・ブリュットNV O'Bocoi Vino Espumoso Brut ボデガス・ロペス・モレナス Bodegas Lopez Morenas 使用葡萄不明 アルコール分11.5% 輸入:株式会社 徳岡 購入価格:602円色はやや薄い黄色。香りはレモン、青リンゴ、ラムネ、ヨーグルト、ライム?(かき氷シロップの)ブルーハワイ?味は苦味と酸味。余韻に薄い甘味と苦味。結構美味い。香りが爽やか。苦味も酸味もバランス良く、程々の出力で余韻もサッと流す。香りのラムネやリンゴの雰囲気から、良い意味でジュースっぽい。先日飲んだモナ・カヴァ・ブリュットよりも美味い気がしてきたw。口当たりの繊細さは比べるべくもないが、爽やかさ と 味の分かり易さに関してはずっと明快。泡のアタックは粗めだけど、泡の余韻はすぐ消えるので、特に気にならない、むしろ飲み応え底上げ要員として活躍。余韻は浅いが、そこは値段なり。むしろしつこさが無い分良いかも。泡持ちも精々10分チョイだな。でも多少泡が抜けても、味の爽やかさは残してる。あえて言えばワインらしさに欠けるのだが、それは万人向けとも言える点だし・・。これは思ったよりもイケる。悪く言えば「酒入り炭酸葡萄ジュース」なんだが、その「ジュース」部分が結構美味くてw悪い印象を持ち辛い。香りのリンゴやラムネの感覚でジュースっぽさを支えてる感じだが、香りは抜栓20分以上経っても抜けない。流石にワインと思うと安い味だがw、ワイン風味の酒入り炭酸ジュースと思えば、充分な出来。香りが長持ちで甘い雰囲気も持ってるから、オリーブオイルやチーズとの相性は取り易い。ワサビやカボスとも合いそうで、和食とも問題無さそう。塩味がメインのシンプル料理に一番向いてる。値段以上。これは800円以上を確実に狙える。まぁ1000円の壁を超えはしないだろうが、下手に欠点の目立つ1000円カヴァよりも確実に上回る部分を持ってて、コスパを考えると非常に良好。万人向けのガブ飲み用スパークリングとしては、かなり良い働きを期待出来る。
2016/01/10
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群馬県 利根郡川場村 譽國光(誉国光)・純米大吟醸 HomareKokkou(HomareKokukou) JunmaiDaiGinjou 土田酒造株式会社 Tsuchida Shuzou KabushikiGaisha 華吹雪100%(精米歩合50%) 2014年11月製造 群馬KAZE酵母使用 日本酒度 +2 酸度 1.4 アルコール度 15 購入価格:1500円(2500円の商品入れ替え特価)(720ml)香りは水飴、梨、瓜?あまり大した出力と香りではない。甘味は意外と控えめで、旨味や苦味がやや目立つ。1年の経過でそれなりに熟成もしたのか、控えめながらも甘味に粘性を感じ、ほんのりボリューム感。甘味は有るけど、口当たりで一瞬出てすぐに萎む。余韻に旨味の引きを多く出し、飲み応えを出す。重さと軽さを両立したバランス感覚。しかし純米大吟醸の割りには香りは弱く、味もパッとしない感じ。苦味感も出易くて、綺麗にもなりきれない。多少熟成が進んで本来の味からは離れてるんだとしても、そんな大した酒ではないな。味の瞬発力は有ったがスタミナは弱い、旨味は有っても そればかりが伸びて構成が一面的。元価格の割には全体的に高級感が乏しく、味のノリも半端。もっと香りを出すか、味に大吟醸らしい澄んだ雰囲気が欲しかった。とりあえず、生魚の刺身、タレ焼き鳥、豆腐、微妙に甘味を補填出来そうな食材だと良し。意外と(?)料理との相性幅は広いかも。だが松前漬けとかイカ塩辛とか山かけとか、粘りの有る料理だと口内がクドい感じで合わないと思う。1500円で値段相応。感覚的にはもっと安くてもいい。「純米大吟醸」の補正を乗せての相応評価。これで2500円はちょっとナイなぁ~。300ml強残しで冷蔵庫保管し次の日。(抜栓後24時間程度経過)味、香りともにほぼ大差無し。香りの出力はちょっと落ちたかな?でも元が大した香りでもないから問題無し。安定感は強いね。味も決して悪くはない。でもやっぱり「2500円」の「純米大吟醸」としては貫目不足。華やかな香り、繊細な甘味、静かな旨味、2000円を超えるならこの位の要素は最低限でいいから揃えてほしい。2日目も1500円で値段相応。「1500円前後の純米吟醸」ということなら、さほど不満無く納得出来る感じ。下のランクから順に飲んで行けばもっと順当に理解出来たんだろうか!?誉国光 純米大吟醸 720ml価格:2,571円(税込、送料別)楽天では加登屋のみ純米大吟醸以外のならそこそこの店に有るんだが。この酒を買うには何か味以外の理由が必要になる。「渋い名前」だったり「酵母」や「米品種」や「酒蔵のファンだから」とか。そういう指定買い推奨品。
2016/01/07
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スペイン カタルーニャ州 バルセロナ(?) モナ・カヴァ・ブリュット(ブルート、ブルット)NV Mona Cava Brut ペレ・ヴェントゥーラ(?) Pere Ventura マカベオ、チャレロ、パレリャーダ 割合不明 瓶内二次発酵 瓶熟12ヶ月以上 アルコール分11.5% 輸入:株式会社オーバーシーズ 購入価格:1058円色は微妙に黄緑がかった薄い黄色。香りはライム、粉砂糖、チャービル、レモン、甘酒?蜂蜜?味は酸味と苦味。余韻に甘味と苦味。悪くない。柑橘、ハーブに甘い雰囲気のモノ、と一通り揃った香り。細やかな泡と大人しい酸味によるアタック。意外と綺麗な香りで、泡や味の大人しさとも相まって、繊細な味に感じる。バランスは少し揺らぎ易いものの、苦味の土台に置かれた酸味がカヴァらしい勢いを送り出す。シンプルな味構成なので、味の出方も分かり易い。60分弱の時間経過(多少の温度上昇)でも変化無い抜群の安定感。たまに青臭い香りが強く出ると、何故か酸味の勢いが落ちる様で、苦味が目立ってきそうに。余韻の苦味が思ったよりも早い段階で酸味の伸びを遮断し、変に軽薄な味に感じられてきた。香りの青臭さも その動きを助長してるだろう。タイミングの問題が大きいだろうけど、この辺がいかにも悪い意味で安カヴァらしい流れ。抜栓直後は綺麗なワインに思えたが、飲んで行くとやっぱり値段なりの底の浅さを見せる。以前飲んだ同じ作り手のトレソール・ブルートNVと比べると、口当たりだけは同等、味と香りはトレソールの勝ち。だが泡持ちと価格はモナの圧勝。抜栓直後にすぐグラスに注いですぐに飲み切るならモナでも十分かな。まぁ、すぐに飲んだ方がいいタイプのスパークリングで泡持ちが良くても、イマイチ長所を活かし辛いんだがw。甘味や塩味が明快な料理に向いてる。ワインのシンプルな味を活かすなら、生ハムや肉野菜炒めに。ワインを底上げする旨味を補填するなら、キノコや魚介類のガーリックオイル炒めで。一応、値段相応。980円前後相応だが、800円位と言われても納得したと思う、安カヴァらしいカヴァ。抜栓直後は綺麗だったし、最初の乾杯用に2~3口飲むだけなら何も問題無い。安いスパークリングは瞬発力が肝心。役割は充分果たせる。【スパークリングワイン】カヴァ モナ ブリュット【cava スパークリング 泡 発泡 ワイン …価格:1,296円(税込、送料別)楽天ではVinceのみ1300円弱となると貫目不足。1000円位以下でこそ納得いくレベルなので、これじゃ埋もれる価格。
2016/01/04
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もらいものあけましておめでとうございます。こうして酒を飲んで新年を迎えられるなら、きっと良い年になると信じて。 イタリア ヴェネト州 イル・ヴィーノ・デイ・ポエーティ・ロゼ・ブリュットNV Il Vino dei Poeti Rose Brut ボッテガ社 Bottega ピノネロ65% ラボーソ35% アルコール分11.5% 輸入:日本酒類株式会社 参考価格:1700円前後色はピンクがかった薄いオレンジ。香りはアセロラ、アンズ、粉砂糖、パプリカ、キャンディー、ミント?味は苦味と甘味を伴う酸味。余韻に薄い甘味と苦味。結構イイ感じ。香りも味も口当たりも、個々の要素は控えめだが、それらが綺麗に揃っており、飲んでて悪い気がしない。余韻の苦味は少し強めに出たが、元の味が強くないし、しつこさを残す事はない。良い意味でジュースっぽい。思ったよりも苦味が大きく出るが、すぐに後の果実感が流し、穏やかな泡の感覚が爽やかに落ち着ける。コップに氷入れて飲んでも、それなりに活躍出来ると思う。(多少温度が上がっても氷入れて冷やして平気) 抜栓15分弱で元々強くなかった泡の勢いが急速に衰え、微炭酸状態に。 意外と味や香りは変わらないものの、泡に因る起伏が落ちた分、のっぺりした印象に。 こうなると当初のジュースっぽさが悪い方向に行くのか、安っぽさが目立ってくる。 意外と苦味の出力も落ちてるみたいで、全体の味バランスは保ってるままなのは面白いけど。香りは弱く、味も軽く、泡の勢いも程々なのに、それが逆に軽いなりのバランスの良さを生んだのか、飲み易いスプマンテに仕上がってる。泡抜けの速さとそれに伴う弱体化が残念だが、まぁガブ飲み向けの泡と思えば、注いでサッと飲めれば大丈夫だろう。ガーリックを効かせたオイル系パスタに向いてる感じ。ちょっと酸味が有る様な食材が使われてれば最適。何なら、鶏肉のソテーに柑橘果汁をかけたものでも良い。抜栓直後なら値段相応。しかし、15分経過後は1000円弱クラス。最初の乾杯用には問題無いが、ボトル1本を飲み通すには どうにも頼りない。★楽天検索 ボッテガ ロゼ ポエ★楽天扱い約13件 1485円~1998円 平均1700円前後1700円じゃコスパ良くないなぁ。時間経過の弱体化を考えると、800円のカヴァを2本買った方がまだいい。小さいグラスで、多人数(大体7人以上)ですぐ飲み切るつもりでなければオススメはしない。ロゼ・スパークリングでないといけない理由が無いなら、あえてこれを選ぶ理由が分からない。
2016/01/03
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