ココ の ブログ

月例会Golf(3)

月例会Golf(3)

 ゴルフは要約すれば自分との闘いのスポーツと言う事ができる。何故なら、相手がどんなプレイをしようが好成績を挙げようが自分と直接は関係が無く、それによって影響を受ける受けないは自分の精神力に依る処が大きいからだ。相手を観て戦い方を変えるのは完全に相手に影響されている証拠である。季節や天候や時刻や体調など様々な条件があってもマイペースで行ければ平常心でプレイできる。それなのに想った通りに打てず悔やむのは自分の内部の問題なのである。悔やむのは自分の意志力の弱さに問題があるのであって、間違って技量を悔やむから人は間違うのである。技量は勿論、プロからアマチュアまで様々だが、自分なりの良い部分は知って居て、どうすればそれが出せるかも知っているのである。ところが、それが出せないのは自分の悪い面ばかりを想い出すからである。

Golf月例会(16) 月例会Golf(16) スタート前の別の組の仲間達。

 悪いイメージを描けば必ず悪い結果となる。ゴルフはイメージのスポーツなのである。自信をもって何時もの練習の積りで気楽に打てば、パーは勿論、バーディーも取れるかも知れないのだ。処が、これを失敗すればボギーかダブル・ボギーに成るのではないか、下手をすればOBを出すのではないかと余計な心配をしてしまう。仲間の観ている前で恥をかきたくない、出来れば格好の良いプレイをしたい、フェアウェイのど真ん中を250ヤードは飛ばしたい。そんな事ばかりを考えて打つから、肩や腕に力が入り過ぎて腰の回転が少しばかり遅れたり、速く成ったりしてボールを打つ瞬間がジャスト・タイミングでは無くなる。腕が速過ぎればボールは手打ちになり左の方へ飛び、遅れれば右へ飛ぶ。下手をすればダフって(地面を打って)ボールはクラブ・フェースにまともに当たらなかったりする。

Golf月例会(17) 月例会Golf(17) スタート前の別の組の仲間達。

 クラブ・ヘッドの上をかすればボールは僅か上に飛び、少ししか飛ばないで目の前を転がるだけである。それでティー・グランドからこぼれ落ちてOBに成れば馬鹿みたいだ。お話に成らない。そんな悪夢の様なプレイは初心者の頃に卒業している。それなのにそんなプレイをしてしまったのはボールを観ていた積りが、クラブを振り降ろした瞬間にフェアウェイの方に顔が向いてしまったからだ。もう1秒、目をボールに残してクラブ・ヘッドを当てていればジャスト・ミートしたかも知れないのだ。ヘッド・アップは駄目だと耳にタコが出来るぐらいに聴かされて来たのに、やってしまった。何故だろう。その方が楽に打てるからだろうか。いや、フェースは残していたのに目がヘアウェイの方を観てボールの行方を観てしまったのだ。気にし過ぎてつい目が行ってしまったのだ。馬鹿な事をしてしまった。

月例会Golf(18) 月例会Golf(18) スタート前のクラブハウス。

 そんな悔やみが尾を引いて、そのホールはダブル・ボギーかトリプル・ボギーになってしまう。一般には、そういうビギナー用の為に、前方に特設ティー・グランド(黄色いボール・マーク)が設けられていて、プレイング3(ショート・ホール)か、プレイング4(ミドル・ホール以上)でゲームを続ける事になる。その方がスコアを乱さずに進める事が出来、後続組のプレイが遅れないようにゴルフ場が配慮しているのである。場合によってはOBを何回も出すよりもスコアが良く成る事さえある。勿論、正式のコンペでは特設ティー・グランドは使用しない。ボクもOBをよく出す。先月なぞ3連続OBを出して、それだけで六つもスコアを崩してしまった。お蔭でそのホールはロング・ホール5で、10も叩いてしまった。ところが、昔、特設から打ってホール・イン・ワンを決めた事があった。

Golf月例会(19) 月例会Golf(19) 午後からのスタート前のコース全景。

 それは遥か上に在る砲台グリーンだったから旗が観えず、ミドル・ホールの4で、パーに成ったのだった。そんなパーなぞ嬉しくも無かったが、ホール・イン・ワンになった事に驚いた。一緒に廻って居た叔父がグリーンから「ワーッ!入った、入ったぞー!」と叫んでいた。その頃は週に二度ほどコースに出ていた頃だったから、念の為にとホール・イン・ワン保険に加入していた。しかし、一度もホール・イン・ワンは無く、使う事も無かった。今では遠い昔の話になった。「ホール・イン・ワン保険に加入していたけれど、過去1回利用しただけだった」と言っていた人が先月居たが、全体のゴルファーの腕前は変わらないのに今では利用する人も少なく一種の流行だった様だ。それとも儲からない保険なので無くなったのかも知れない。ゴルフ・ブームの頃と違って世の中が冷え込んでいるからかも知れない。

月例会Golf(20) 月例会Golf(20) フェアウェイ先頭のグリーンに乗せる直前の風景。

 プロでも珍しいホール・イン・ワンは別にして、自分の技量は平常心で目一杯出せるものだから、練習場での失敗は、コース本番では3倍にも5倍にもなって出て来る。それはコースで緊張するからで、慣れて来た頃にやっと平常心になってマイペースで廻れる。それが早いか遅いかでスコアは決まる。ハンディキャップがシングルの人でもコンペの時や一緒に廻る相手によっては緊張してしまう事もある。相手が自分よりも腕前が下と分っている場合は気が楽だから最初からマイペースで余裕を持って廻れる。若い頃、プロ・アマ・コンテストのコンペに参加した事があって、一組にプロが一人入るのだが、日頃の試合では無い雰囲気に飲まれて緊張の連続でミスばかりした。しかし、トータルではスコアは少し良かった。上手な相手と一緒に廻るとスコアはよく成るのである。それは囲碁でも将棋でもそうで、下手な相手と対決すると腕が落ちると言われる通りである。(つづく)

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