『絵本の読みあい』講座



村中季衣さん『絵本の読みあい』講座/2007年8月6日






昨年に続いて、今年も村中季衣さんをお招きしての講座に伺いました。
こころつながる絵本の世界を体感してきましたぁ~。
楽しい2時間、あっという間の時間でした。


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まずは、吉野弘さんの『 贈るうた 』より
いのちは 」の朗読から始まりました。

最初の絵本『 はらぺこあおむし


初版と改訂版を見比べてみました。
色合いとか、最初のあおむしを見つめる太陽の顔とか
あおむしの様子、イチゴやあおむしが食べた後の穴の色
お腹が痛くなった青虫の顔いろなど
よ~く見ると違うんですよね。
最後の蝶になったときの羽の色は
今まで食べたものの色だったんですね。
(子どものあおむしの経験が大人になった時の姿になっている)
私が持っているのは改訂版だから
それに見慣れちゃっていたけど、初版もじっくり見てみたいです。

おくちをあーん


この本も初版と少し変わっているんだそうです。
「おくちをあーん」「あげるよ ぽい」

「おくちをあーん」「あげるよ ぽん」

なんだか印象が変わりますね。

ねずみくんのチョッキ


この絵本を例に、物語に見合った大きさについて話を聞きました。
今は手のひらサイズの絵本やビックブックもあるけれど
おはなしに合った絵本のサイズがあるとおっしゃっていました。

その他
例にだして紹介してくださった本は・・・
おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん
これは病院の待合室で読まれたそうです。

みんなのこもりうた


ご自分のお母さんと読まれたそうです。

あるいてゆこう


これは、ペープサートのようなお人形がついていて
二人でどんどん歩いていく・・。
小さい子とでも高齢の方でも楽しくできそうです。

しろくまちゃんのホットケーキ


パパはジョニーっていうんだ



それぞれの絵本の読みあいのエピソードを通して思ったことは
絵本が主役ではなく、絵本を介して読みあった人が主役なんだなってこと。


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1冊1冊の絵本には、絵本の物語以外に読む人と聞く人
読みあう人の物語があるんだなぁと感じた。
一方的に伝えるのではなく、伝えあうこと。
本に答えがあるのではなく、読みあう中でその人なりの感じ方ある。

この講座を受けて、
またいろんな人と絵本を読んでみたいなと思った。
学校でのよみきかせ
デイでの高齢者の方とのよみあい

少しの元気と新たな試みの楽しみをもらいました。
村中さんどうもありがとう・・・。








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