JLH Ultralite (1990 - 2003) 、僕の持つハーディーリールで唯一未使用で保管してある物です。JLHとは、トーナメント・キャスターとして腕を鳴らしたハーディー一族の三代目、副社長を勤めたJames Leighton Hardyから来ています。
僕が買ったのは、イギリスにあるフライショップからの通販でした。毎年送られてくるカタログの、確か1994年版に「JLH Ultralight Bar Stock Ree Limited Edition」として載っていました。マーキスが£70、当時まだ売っていたパーフェクトと同じ£100でした。限定生産物でシリアルナンバー入りです(No.58)。只このリール、後に限定ではなくレギュラー品になってしまうんですけどね・・・・。ただ、その時には、ボディにUltralightの刻印が入りましたが(もちろんシリアルナンバーは無し)・・・。そして更なる進化を続け、黒いボディのディスクドラグ・モデルにまでなったのでした。ハーディー得意の「ゴールデン・シリーズ」も一時ありましたね。オークションなどで見かけたりするJLH Ultralight のほとんどは、中期のシリアルのないモデルのようです。
実は、このJLHと言うモデル、1990年当時アメリカのSAGE社にOEM供給していた500シリーズ・リールの焼き直しなのです。500シリーズはクリック・ドラグの構造が、ライトウェイト・シリーズと同じような時計のリュウズのようなもので、スプールにも段差を着けていた物でした。それと、製造工程は多分鍛造だっと思います。それをプリンス・リールと同じようなセンターシャフトと同軸にドラグノブを配置し、フラットなスプールにし、削りだしで製造したものがJLHなんです。また、塗装はオービスのCFOと同じような、強固なものになっています。
日本では、人気がイマイチでしたね。高すぎた・・・というのもあるのでしょうか?最近のハーディー・リールからは消えてしまった「気品」がまだ残っているリールです。
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