スピリチュアルで幸せになれるの?

スピリチュアルで幸せになれるの?

2005.08.29
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カテゴリ: 怖い話
ここに書いて、この話を思い出すのは4回目。

ほとんどこの話をした事は無い、怖くて出来ないっていう方が正しいかも知れないですが。




夏、部活が終わって、帰りに本屋へ寄った。

みんなで立ち読みしていたら“怖い話特集”があって、怖い体験アリだった私は

「どれどれ」と、読み始めた。

なになに?“この話を読んだ人は・・・怖い事が起きる”あぁ、最近こうゆう手の話多いな~


“この話を読んだ人は、夜お坊さんがあなたを呼びに来ます。窓を叩いて呼ばれた時、
今から言う呪文を唱えなければ、あなたはそのお坊さんに連れていかれます”


私は爆笑した。部の友達に「これ見て~、連れて行かれるんだって。ありえんし!」

霊体験があった私は、そんな馬鹿げた話まったく怖くもなかった。

「呼びに来るなら来いっての、来て見ろっての~!」みんなに話していた。


それから1週間くらいだろうか

「寝ようかな~」いつもより早く、22時。

2段ベットから手を伸ばし、電気を消そうとした。その瞬間、、、、

“コンコン”

ん?

“コンコン”“コンコンコン”

窓を叩く音。。。。え?何?誰?

部屋には2つの窓があって、ベット正面の窓を叩く音が・・・

私はすっかり忘れていたハズなのに、頭にあのお坊さんの話がよぎった。

「嘘・・・呼びに来た?」

“コンコン”“コンコンコン”窓を叩く音は止まない。

「どうしよう、そんなわかんないよ」

呼びに来た時、唱えろと書かれてた呪文なんて・・・覚えてるわけない!

どうしよう!どうしよう!

“コンコンコン”・・・今度はベット横の窓を叩いてきた!!!

カーテンは閉まってるが、真横だ。

「嫌だ!わー!!!ごめんなさい、馬鹿にしてあんな事言ってごめんなさい。」

私は必死に謝った。

“コンコン”“コンコンコン”“コンコン”

謝り続けて・・・何分だろう。音はしなくなっていた。

そんな事があってから、私は霊を二度と馬鹿にしなくなった。

夢でもない、寝ぼけでもない普通に起きてての怖い思いは

もう2度としたくない。




それから2年後の話。

友達と集まって、花火と肝試しをする事に。

肝試しに行った森は思ったより怖くなくて、もっと怖くなるようにと

みんなの怖い体験談をする事になった。

私の番がきて、“あぁ~あの坊さんが呼びに来た話するかな~”

みんなの今までの体験談で、怖い空気が流れていたのもあって

私はちょっとふざけながら話した。

「もう、冗談ちゃうでほんま。呼びに来た坊さん、どんな顔しとったんやっっちゅーねん~笑」

そんな話方で、みんなも笑いながら肝試しも終了。

楽しかったな~~って帰宅。

そう、そして夜・・・

「さぁて、寝るかな~」   “コンコン”  空気が止まった。

・・・・・ゆっくり音の方を振り返る。

“コンコンコン”     “コンコンコンコン”

「嘘・・・でしょ・・・・?」

ベット横の窓、叩く音。

「私が・・・笑って馬鹿にして話してたから?・・・」






それ以来、この話はめったにする事はなく

ここに書いて4回目。

まさか、今夜は来ないと思いますが。。。ね。笑






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最終更新日  2005.08.29 09:42:01
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