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花と実と魔女と
05パリー5
再び、1月末から2月にかけて訪れたパリの話題。
写真はパリ市立近代美術館最寄り駅、
メトロ(地下鉄)の9号線アルママルソー駅構内。
パリを縦横無尽に走るメトロは
私達が観光するにもとても便利な乗り物。
乗り換え表示なども、分かりやすく
滞在中は地図を片手に、何度も利用しました。
メトロに乗るには、チケットを求めますが、
その都度買うのも面倒ですし、10回つづりのカルネは割安なので
最初に窓口で、カルネを購入。
私の記憶に間違いがなければ、二年前に買ったときより、
一割ぐらい値上がりしていました。
(10枚で10.4?ユーロ、前回は9.6ユーロでした)
ほかにも、一週間乗り放題チケットなどもあり、
さすが観光客の多い、パリですね。
こちらは、市立近代美術館。
世界一大きなデュフィの壁画を展示、
シャガールやルオーの作品も充実しています。
マチスの「ダンス」モジリアー二の「扇を持つ女」
ピカソ、ブラック、といった作品も所蔵。
私は、以前東京でデュフィ展をみて、すっかりファンに・・・
ぶれる様に描くのが特徴のデュフィーの壁いっぱいの壁画
(縦10メートル幅60メートル)を是非見たかったのです。
そしてこちらを訪れるのは二回目、
前回は、わざわざ朝一で出向いたのにもかかわらず、
開館時間が午後からということで断念したのですが、
な、なんと!今回も、半年間のクローズ期間。
今回も、是非観たい!とやはり朝一番に
友人を誘って意気揚々と出かけたのに・・・ショックでした。
こちらはデュフィの作品のひとつ。
明るい色彩が特徴的ですね。
フランス生まれ、そしてフランスで活躍した画家デュフィの
色彩感覚が、その透明感のある明るさが、わたしは好きです。
憧れのデュフィさま(笑)にまたしても会えなかった朝ですが、
唯一 慰めてくれたのは美術館からの眺め。
この日は、お天気にも恵まれ、
セーヌ川対岸に見えるエッフェル塔がまぶしいほどに美しい・・・
じつは、この美術館は
1937年のパリ万博の日本館として使われた
パレ・ド・トウキョウの東翼にあります。
68年前、博覧会出品で訪れた日本人は
この景色を見たのだな~と思うと
感慨深いものがあります。
もうすぐ開催の、愛・地球博、
果たして68年前と今年、
何が違って何が同じか?
人類はどのような歩みをしてきたのでしょう?
その歩幅は?その歩む方向は・・・
この写真を改めて見て
柄にもなく、少しだけ考えてしまいました。
昨日に続いて、パリ旅行記
上の写真はデパートの老舗、ギャラリーラファイエットのドーム型の天井。
美しいな~としみじみ、見上げてしまいます。
さすがパリ!と思わせるデパートですよね。
美術館ももちろんですが、デパートの建物ですら
美の力を再認識させるに十分なところ、それがパリの魅力であり
悔しいほどの「底力」なのだと思います。
それと、嬉しいことに、ちょうど大バーゲンセール中。
わたしもちょっぴりお買い物できて、HAPPY。
バーゲンて、なぜにあれ程、女心を揺さぶるのかしらね~(^ー^* )フフ♪
こちらは街のウインドゥ。
色の組み合わせ、トーンなどが、パリ風?
小さな人形たちが、フランス語でおしゃべり、
エスプリの効いたウインドゥ・・・
ウインドゥショッピングだけでもパリは十分楽しい。
西洋骨董が並べられたショウウインドゥに
パリの歴史と審美眼を持つ国民性が凝縮されて・・・
訪問者である私たちの足を止めさせます。
パリに行ったら、やっぱりオルセー、
印象派好きのわたしにとって、けっしてはずすことのできない美術館です。
生憎、改装中で、入り口が本来の正面玄関ではない・・・
それでタクシーで降り立ったのに、入り口が???
ウロウロぐるぐる、夕方の入館になってしまったのに
時間をずいぶんロスしてしまった・・・
結局、タクシーの運転手さんの下ろしてくれた所が正しかったのですが。
こちらのブロンズ?は、サイくんでしょうか?
冬の午後の陽に、鎧のような肌は
渋い光沢を見せていました。
入り口のところで、ストリートミュージシャンが
寒さにもめげず、演奏中。
季節のいい時には、たくさんいるミュージシャンやパフォーマーも
さすがにパリの冬は・・・寒すぎるのでしょうね。
そんな中、彼は一生懸命演奏していて、まったく頭が下がります。
写真を撮らせていただいたので、もちろん私もコインを入れましたよ。
モネの「日傘の女」
モネの「睡蓮」を展示しているオランジェリー美術館が
改築のため長期休館中なので
モネを、パリでみるには、やはりオルセーなのかも・・・
同じテーマで、モネは何作か描いています。
以前アメリカのワシントン・ナショナルギャラリーから
よく似ている作品「散歩、日傘をさす女性」
(もっともそのモデルは別人、最初の奥さんのカミーユです)
が来日したとき、
ワタクシその絵に会いたくて実は、上野に2度も足を運こんだと
以前にもこの日記に書かせていただきました。
モネの自然光の表現が、たまらなく好きです。
酸素いっぱいな空気感がなんともいえません...
一点の曇りなく、「ともかく描くことが好きだ」
というモネの気持ちが伝わってくるようです・・・
モネへの憧れ、いまだに変わっていません (*^_^*)
「アルルの寝室」
ゴッホがゴーギャンと一時ともに過ごした、
南仏アルルの黄色い家の寝室。
芸術家村を作ろうとしたゴッホの夢、
ゴーギャンとの共同生活はわずか二ヶ月で終りを告げたのです。
こちらは、わが愛するフィンセント・ファン・ゴッホ先生の自画像です。
多くの画家が自画像を描くのは、モデルを雇うより、
身近なモチーフだからともいわれたりしますが
ゴッホの耳切り事件を起こした後の包帯姿の自画像など
描く事により物事や自分を見つめ表現する
ゴッホならではの貴重な自画像。
この作品は厳しく神経質そうではありますが
ある意味、知的でフツウの人に見えませんか?
実は耳切り事件後の1889年9月の作品です。
耳切り事件を起こしてから、
村人たちから狂人扱いされたゴッホですが、
こうやって、自分を見つめ描かれた自画像は、
哀しいまでに真摯な絵描きの
「心」そのものだったのではないのでしょうか。
こちらは、上の印象画が展示してある部屋の傍の
バルコニーから外を撮った一枚。
パリの暮れ行く冬の日をパチリ
ルーブル宮とガラスのピラミッド
再び、1月末から2月にかけて訪れたパリの話題です。
いよいよ、今回のパリ花の旅も最終日(8日目)を迎え、
世界に名高い美の宝庫、
ルーブル美術館に行ってみることにいたしました。
ガラスのピラミッド、その下はナポレオンホールで、
チケット売り場や、インフォメーションセンターなどがあり
各国語で書かれた無料案内パンフも置いてあります。
じっさい、広いホールに行ってみると
ガラスのピラミッドは採光の点で、
十分に実用的な建築物なのですね。
そしてこれはカルーゼル広場下にある逆さピラミッド。
ガラスの逆さピラミッドは
歴史的建造物(王宮)であるルーブル美術館に
突き刺さった二十世紀の流れ星☆
シャープに輝いています。
イタリア絵画のあるドノン翼で
最初に目に飛び込むのは、
「サモトラケのニケ」
1863年、エーゲ海のサモトラケ島で発見され、
ヘレニズム彫刻の傑作。
顔と両腕は失われていましたが、
後に右手が発見されルーヴルに保管されました。
ニケとはギリシャ神話に登場する勝利の女神の名前で、
製作は紀元前190年頃、身長328センチ
ミロのヴィーナスと双璧をなす逸品ですね。
翼の勢いは今、降り立った天使の美しさ・・・・・
レオナルドダヴィンチの名画中の名画「モナ・リザ」
ルーブルでこの絵を見ない人はいないとか。
そしてモナ・リザの前にはいつも人だかりがあるので
意外に小さなこの絵の場所が遠くからも分かるほどです。
残念ながら画像にフラッシュが当たってしまったのは、
どなたかのシャッタータイミングと同時に、シャッターをきったため?!
(撮影はOKですが、もちろん本来フラッシュはダメなのですよ)
実は、目下ベストセラーになっている「ダ・ヴィンチコード」を
是非読もうと、本を買ってきたところです。
前回、時間がなくて見ることの出来なかった
フェルメールの「レースを編む女」
縦24センチ、横21センチという小さな画面に
光と色彩が絶妙なタッチで描かれています。
モナリザのあるドノン翼と反対側の
レースを編む女のあるリシュリュー翼は結構遠いので
ルーブルを数時間で見て回るのは体力が要ることでもありますね。
どうにか今回、念願のフェルメールをじかに見ることが出来、
ルーブルでの希望のひとつが叶いました。
館内至るところで、このように模写に精を出す方を見かけます、
最初に、館のほうに届けて、キャンバスにスタンプをもらっています。
こうやって、本物に手が届くところで鑑賞しながら
絵筆をとる・・・
最高の勉強でしょうね。
人は、美だけで生きるにあらず・・・
美術鑑賞もお腹が減ります。
そこで、こんなおいしそうなサンドイッチのお店に
よらずには居られませんよね~。
何を食べたかは、な・い・しょという事に・・・(*'ー'*)ふふっ♪
冬のパリ、7泊9日の「花の旅」もいよいよ帰国、
セーヌ川に暮れる冬の日に別れを惜しみ・・・
裸の木立に新しい命が芽吹き
新緑が川面をわたる風に踊り輝くときを思いながら
また、いつかきっと来るね・・・って
マロニエのシルエットに語りかけ・・・・・
花研修のパリ行きを、思い切って申し込み
ワクワクしながら旅立って
早くも7泊をパリで過ごし・・
この飛行機が成田に着くと、
出発した日から、ちょうど9日目になります。
そのほとんどを、花関係の研修ですごし、
沢山の花屋さんの見学。
寒いと覚悟していたパリですが、
ビックリするほどの寒さにもあわず
どうにか元気で帰国できたことに感謝。
沢山の美しいものたちが迎えてくれた花の都パリ、
その姿は厳寒のシーズンでさえも、
どこか華やぎ、訪れたわたしたちに夢とエネルギーを
分けてくれました。
そして、眼下に広がる雲海の下の野山や、町が
平和で明るく、花と人々の笑顔で満たされる日が
一日も早く訪れますように・・・と願わずにはいられません。
2月の末に行ったパリで求めたフランスリボンが届きました。
これが郵便で送られてきたダンボール箱。
何せ初めてのことだったので、
すべてに戸惑い、迷いながらも漸く届いた品物です。
箱が大きいのは、友人と二人分を同梱したから・・・
少しでも送料を節約したかったので
一緒に送ってもらいました。
(検討の末、郵便の普通便で送ったので一番安いかも)
フランスリボン、中身はこんななんですよ~。
商品に確かにMADE IN FRANCEとありましたので、
先ずはヨカッタよかった(笑)
苦労して買っては見たものの、
「めいど いん じゃぱん」では笑い話にもなりませんものね。
以前旅行をご一緒したかたは日本のレース屋さん、
彼の会社はパリのオートクチュールにも納品していて
そういえばヨーロッパへの輸出が多いと言っていたわ。
その事をリボンを買ってから思い出したので、
微妙に心配だった・・・わたくしデス。
お値段は、振り込み手数料や、関税などもあるので
決して安くはありませんでした。
ま、体験料金だったということにいたしましょう。
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