24~いけばな





2024.9.16

フウセントウワタとケイトウで ☆ 生徒様達のいけばな&アレンジ




フウセントウワタ、丸い実の中には、
綿毛のついた種がいっぱい入っています。

長く飾っておくと、破裂して周りが綿毛だらけになると
生徒さんにきいたことがあります。

上の写真は、クルクマやケイトウも使って
足元には馬酔木(あせび)の枝を配してあります
縦長を意識した自由花です。






こちらのいけばなは
濃い目のシックな色のケイトウと
ハイブリットスターチスを使って
花型法で活けてあります。

角度をつけて剣山に留めるのは
お花に重さがあるケイトウのような場合、
意外と難しいです。





こちらは、
ヒオウギの実とかも足して
実物一杯の秋らしいフレッシュフラワーアレンジ。

実物を使っていけたりアレンジするのは
やっぱり花材豊富な秋が一番です。

栗とか柿とか、
みなさんの身の回りの実物のついた枝を
花瓶にいけるだけでも、季節感を楽しめますね。

身近に手に入る方は
召し上がるほかにも
楽しまれてみてはいかがですか。







2024.9.18

3つのテーマレッスン ☆ 生徒様達のいけばな




こちらは、
モンステラとケイトウとハイブリットスターチスで
「浮き花」というテーマレッスン作品です。

切り花と水は大切な関係ですが
こんな風に水に浮かべるのも
花材や飾る場所によって
素敵ないけばなになります。





近づいてみると・・・
ケイトウの花の質感と
ハイブリットスターチスの花の色合い、
面でたのしむモンステラの葉の形と艶。

夫々の特徴をバランスよく配しています、ね。






二作目は、「線で面を表す」テーマレッスン。
フトイという細い植物で面を作って
ケイトウの花とスターチスを配しています。

「線で面」というテーマに
初めてトライしてくださった生徒様に
線で面にする技術面、技法などを
お伝えしながら、楽しくいけてくださいました。






三作目は「複数花器を使って」というテーマで
バランスよくいけてくださいました。

複数花器とかいけ口を二個にする株分けなどの作品は
考え込めば考えるほど難しくなります・・・

いけばなを楽しむ心を忘れなければ、
心惹かれるいけばな作品に繋がると思っています。






2024.9.20

表現は無限大 ☆ 生徒様達のいけばな





こちらは、
フトイという名の細い茎の植物を使って
盛花で自由花。

太いの線を折り矯め(おりだめ)したり
足元にモンステラの葉をあしらったりして
個性が出ていますね。

植物を使った立体造形という考え方が
わたしの所属している草月いけばなです。





こちらも、フトイを折り矯めして
ハイブリットスターチス(ホットフラミンゴ)を
配したところに、一輪のケイトウをいけています。

器の形との呼応も
感じていただけたら、嬉しいです。





こちらは、5種以上の花材を
取り合わせていける「混ぜ挿し」と呼ぶスタイル。

デンファレ(マリーホワイト)
ワックスフラワー、千日紅、
トルコキキョウ(エレガンスグリーン)キイチゴの葉

今回は株分け(二つの剣山を使用)で活けて
表現に変化を持たせていけてあります。

ご覧のように小花をいくつか組み合わせて
いける いけばなもあります。
表現は無限大、なので 
いけばなに終点はありません。^^






2024.9.26

ヒオウギの実を使って☆ 生徒様達のいけばな





ご紹介するレッスン作品は
ヒオウギの実と、ケイトウで
シンプルにいけてくださいました。

コンパクトで深めの器を使って
スッキリいけてあって良いですね。

ヒオウギは葉っぱが扇型に広がっていて
花が咲き、そのあとご覧のような実となり
中から黒い種が顔をみせ、はじけます。





こちらは、ヒオウギの実を傾斜をつけて
横広がりになる花型で活けています。
そして、オールラウンド全方向から鑑賞できる花型です。

ハイブリットスターチス(ブルーファンタジア・マリン)を
フンワリと添えて、中心部を彩っています。





3作目は、
併合花型(へいごうかけい)と呼ぶスタイルで
ふたつの花型法をいけ、一つの作品に仕上げます。

草月は入門すると1~5のテキストに沿って
いけばなの学びを進めます、
20単位ごと(テキスト5は30単位)に昇級して
証書も申請できます。

嬉しいことに最近、若い方のご入会がボチボチあって
わたしもしっかり基礎をお伝えしなければ!と
気を引き締めているところです。





2024.9.28

葉っぱのチカラで ☆ 生徒様達のいけばな





こちらは、
縞ハランとケイトウ、ハイブリットスターチスで
生徒様のいけばなレッスン 自由花。
ハランの先を丸くして
葉っぱが主役級の表情を見せています。

その狙いが明快で、
すっきり見る側に飛び込んでくる表現ですね。





こちらは、ヒオウギの実を使っています。
ハランを一枚はスッと立てて、
もう一枚は、足元に使って根〆としています。

こちらも葉っぱのチカラ、いい味出しています。




こちらは、
ハランを自在に形作り、
その傍にケイトウをマッスのように
コンパクトに使っています。

器の色も、同系のオレンジで合わせたのも
ハランを引き立てる効果を強くしていて、いいですね。

本日ご紹介した三作品は
自由花で活け手の感性で
スタイルを決めています。

自由に伸びやかに・・
これぞ、生け花の醍醐味だと思います。






2024.9.30

個性光る表現 ☆ 生徒様達のいけばな





こちらは、
ヒオウギの実と縞ハランで
インパクトある作風にいけてあります。

いけばなは「お花」が必ずしも主役というわけでは無く
活け手が、花材の個性をどのように表現するかで
作品の持つチカラがあらわれますね。





こちらはハイブリットスターチスの
茎の部分を最後にあしらいました。

このひと枝の有るなしで、
だいぶ違ってきますね。

いけばなでのワンポイント、
これまた、大事です (^▽^)





そしてこちらも、
個性的なハランの使い方、
長いままでハランをつかっています。

ハランの下で雨宿りしているようなケイトウ、
ハランのインパクトに負けない
ハイブリットスターチスの繊細ながら
たっぷりとしたボリューム感が
作品のなかでいいバランスを保っています。

既視感の無いいけばな、
活け手の発見が感じられる作品が
のびのびと表現できることを目指して
日々、研鑽です。





2024.10.4

染付ユキヤナギを使って ☆ 生徒様達のいけばな





こちらは、
赤い葉の茂りの染付ユキヤナギと
カーネーションと赤いヒペリカムでの自由花。

生徒様のいけばなレッスン作品です。

ヒペリカムの実も、同色ですし
マッス(かたまり)に生けられて
インパクトありますね。





紅葉したように見える赤くした雪柳は
生花に着色した枝です。
本当に紅葉したら、すぐパラパラと散ってしまうので
ご覧のように綺麗に着色した枝が売られます。

ただ、それでもこの時期なので
この日は、お掃除が大変でした(笑)
ペイントされることで
散りやすさが増すのかもしれません。





こちらは、入門間もない生徒さまの投げ入れ。

盛花(水盤に剣山を使う)は
お花を留めやすいのですが
投げ入れで留めるのは少し技術が要ります。

昔は、盛花ですべての花型法を習得した後に
投げ入れ(花瓶に挿す方法)を学びましたが
苦手意識を持つ人が多いということを踏まえ
三代目家元の時に、
早くから学ぶスタイルになりました。





上の投げ入れをいけた生徒様が
同じ花材を使って、二作目に盛花をいけました。

投げ入れの方が花瓶に入る部分長いので
両方レッスンするときは、
盛花を二作目とします。

角度をつけて活けるという
いけばなの特徴的な活け方にも
少しずつ慣れてきてよかったです。







2024.10.6

染付ユキヤナギを使って(その2) ☆ 生徒様達のいけばな





こちらは、
秋色の雪柳を使った、投げ入れ。
こちらの花器は、ほっそりとして
色も形もお気に入りで、生徒様達も
時々使ってくださいます。

いけ口、ほっそりしていますが
お花のいけ方は大きく展開できます。
そのバランスが上手に表現されていますね。






こちらは、
丸水版という典型的な?花器に、
第一応用花型という型で生けてあります。

さすが花型法、すっきりとまとまっていて
安心感がありますね。

入門すると基本から第八応用まで
花型法を学びながら、
自分ならではの自由花を生けられるように
技術を磨いていきます。





こちらの花器は
教室でも人気の草月花器。
たぶん手作りの花器です。

形が面白いので、いろんないけ方にトライでき
生けあがりに、生徒様達は満足されます。(^▽^)/






最後にご紹介するのは
異質素材の構成というテーマレッスン。

植物以外の素材だけを使って
造形の勉強をします。

皆さん、図工の時間を思い出し、
楽しみながら、作って!?くださいます。

草月いけばなの楽しいところは
いけばなの概念に壁が無い点かもしれません。







2024.10.8

石化エニシダを使って ☆ 生徒様達のいけばな





石化エニシダと菊(ディスバッドマム)で
曲線を意識していけてくださった
生徒さまのレッスン作品。

しっかり矯(た)める技術を使って
表現してくださいました。






こちらは、敢えてお花を使わずに
ドラセナとの二種いけ。

お花が無くても、生け花は楽しめます。

線と面を意識して生けてくださいました。





こちらは、直線と曲線の表現をテーマに
一輪の菊と、
ドラセナの葉を使っていけてあります。

何を表現したいか?
どこにポイントを当てているかが
明確に伝わる作品が、
見る側の心に響くと思います。






2024.10.10

石化エニシダを使って(その2) ☆ 生徒様達のいけばな





こちらは、
石化エニシダとトルコキキョウ、
ハイブリットスターチスで
定番の投げ入れ花器に、ゆったりと
伸びやかにいけてくださいました。






トルコキキョウは、通年お店で見かけますよね。
花もちも良いですし、香りも気にならないので
皆様にも身近な花だと思います。

近年は種類も豊富で、いろんなタイプ、色あいがあります。

お気に入りのトルコキキョウを見つけるのも
楽しいかもしれませんね。
一本だけでも暮らしに安らぎをくれるお花として
5本の指に入ると、私は思っています。

(好きな花いっぱいあって、
ほかの4種を選ぶのは難しいですけど…笑)





こちらは、花器にご注目!
木製の東南アジア(たしかタイ)で
生徒様が購入した花瓶。
教室で使ってと、貸してくださってます。

でも落とし(水をうけるもの)がついていないので
ドライフラワーとか
アーティフィシャル向けかもしれませんが
こうして、生花をいけると、味わい深いです。

生徒様達にも人気で、
皆様こうして、使わせていただいています。

ホントにフレッシュフラワーをいける時は
細いペットボトル的なものや
ビニール袋をつかって、水を入れるといいかも・・・です。





2024.10.12

石化エニシダを使って(その3) ☆ 生徒様達のいけばな





こちらは、
石化エニシダとディスバットマム、
ハイブリットスターチスを使って
生徒様のレッスンいけばな、投げ入れです。

大きく羽を広げて飛び立ちそうに見えますね。
飛翔の菊という印象の作品になりました。






こちらは、二つのガラス花器に
二つの花型法を使っていけてくださいました。

器は、あまり大きくない(高さ20センチ位)ですが
二つ並べて活けることによって
作品のスケール感が違ってきます。

二つ合わせて一つの作品に見えるということが
ポイントですが、成功しています、ネ ^^





最後にご紹介するのは
前回ご覧いただいた 木製の花器と同じで
生徒様が東南アジア(タイ?)で
求めてきたもう一つの花器。

こちらは、持ち帰ってから
自力でペットボトルが入るサイズに後ろ側を
ノコで切って加工してあり
しっかり保水もできます。

今回の作品も、その貴重な器を使わせていただき
他の生徒様がおおらかにいけてくださいました。

いけばなレッスンの時間、
皆さん、あれこれ工夫しながら楽しまれていて
嬉しいです。






2024.10.14

ハロウィン間近☆ソラナム・パンプキンを使って





ソラナム(ハナナス)パンプキンと
バラ、リューカデンドロンをつかって
自由花のいけばな。
生徒様のレッスン作品です。

器は草月への道へ誘ってくれた叔母が
生前、習っていた陶芸教室で作った花器。
かなり、いけ易くて 好きな花器のひとつです。

力仕事はほとんどしたことがない叔母だったので
土いじり、よくできたな~?と今でも思いますが
一時期楽しんで通っていたので
手作りの器がいくつか残っています。






こちらは、同じ花材に鉄砲ユリと
ユーカリを加えて、フラワーアレンジ。
Lシェープというスタイルの生徒様の作。

ソラナム・パンプキンは、
今月末のハロウィンに向けて
花屋さんでも人気の花材ですね。

玄関先に、これだけ飾っても
大人な?!ハロウィン気分を楽しめますね。

本物のカボチャをくり抜いたことないですけど
あれって結構大変なのではないかしらね?
体験なさった方がいらしたら、
感想をコメントいただけたら嬉しいです。





2024.10.16

グロリオサで☆生徒様のいけ花レッスン作品





こちらは、
グロリオサと縞ハランで
投げ入れ・自由花です。

深い切込みのある
大ぶりの草月花器に
自由にいけてくださいました。

グロリオサは華やかさもあり
丈もある花材なので存在感もあります。

丸くしたハランとの組み合わせで
動きが感じられる作品になりましたね。





グロリオサは草月の勅使河原茜家元が
コロナ禍に、生産者さんたちを応援する意味もかねて
たくさんのグロリオサを使って
青山の草月会館エントランスに
大作を生けられたことがあります。

お花を楽しむには、
生産者さんたち、花卉農家さんたちの一年を通じた
ご努力があればこそ!
コロナの時は何もかもが一斉に止まってしまって
自然を相手に仕事していらっしゃる方たちに
甚大な影響がでたことを、改めて思いました。






こちらは、銀香梅(ギンコウバイ)という枝を足して
盛り花(剣山を花止めに使ういけかた)
さし口の剣山を二つに分けて生ける
株分けといういけ方です。

生け花は、枝ものと草ものと呼ばれる花や葉ものを
使っていけることが多いです。

レッスンには、枝物を用意することが多いですが
アレンジ専門のお花屋さんだと扱っていないこともありますね。
その時は、お庭の枝を何か一枝使ってもよいですし、

たとえば姿の気に入った枝物があるときは
枝物だけ、少し背の高い花瓶にいけてもスタイリッシュ。
観葉植物のように部屋に飾ると癒し効果も!
よかったら、お試しくださいませ。






2024.10.18

ハナナスで ☆ 生徒様達のいけ花レッスン作品





こちらは、
ハナナス、ディスバットマム(フェゴダーク)
ドラセナで、盛り花・自由花。

ハナナスは、先日ご紹介したパンプキンのほかに、
こんな風に丸っこく可愛いのもあります。

マム(菊)は長尺で立派な茎でしたが
こんな風に思い切って短く使うと
ハナナスとのコントラストもはっきりして
作品のインパクトも増しますね。






デイスバットマム、いろんなのが出回っていて
葉を落とすと、ダリアに見えるのもありますが
今回のフェゴダークは、しっかり菊!
それでも色合いが個性的で季節感もあり、
仕入れ時に、これは是非使いたい!と思って選びました。





こちらは、
以前もご紹介した
タイから生徒様が持ち帰った
木製の花器を使用しています。
職人さんのデザイン力を感じ
今回の花材にもマッチしていますね。





こちらは、ハナナスの実と同じ色の
オレンジ色の花器(半月水盤)を選んだ点と
アルミワイヤーをあしらって
ハナナスの直線とワイヤーの曲線の対比も
楽しい作品になりました。

花展であれ、レッスンであれ、
いけ花を拝見して
いけ手の意思を感じるのが
何より楽しく、嬉しいです。

やはり・・・勅使河原蒼風先生の教え
「花はいけたら人になる」は
本当だな~と思います。






2024.10.20

ハナナスとマムで ☆ 生徒様達のいけ花レッスン作品(2)





こちらは、
丸い実が可愛いハナナスとマムで
第四応用傾真型の投げ入れです。

すっきりとした形が特徴の花型法のひとつで
スッキリ感、上手に表現できましたね。





こちらは、自由花の盛花。
ハナナスのシャープな茎のラインが
いい感じですね。

いけ手の表現したい形が
しっかり伝わってきます。





実ものは、水につけなくても良い花材が多いです、
なので、こんな形も!
こちらは、
敢えて、マムを一輪だけにした作品
狙い通りで、ハナナスの交差したラインに
目が行きます。

何を表現したいか見極め、
あれもこれもと一つの生け花作品での
おしゃべりを多くしすぎないことが
大切だと、いつも思います。







2024.10.22

ハナナス&トルコキキョウ ☆ 生徒様達のいけ花レッスン作品





こちらは、
赤い実のハナナスと
白のトルコキキョウでの盛花。

トルコキキョウはいろんな色と花の形で
種類も豊富ですが、白いトルコキキョウは格別です。

どんなお花とも組み合わせしやすいですし
作品全体を明るくしてくれます。




赤く丸い実のハナナスは
ミニトマトみたいで可愛いですね。

一寸つまんで食べてしまいたくなりますが
これは食べ物ではありません(笑)





こちらは、入門間もない生徒様の
花型法のひとつで盛花。

重さのある実モノを
角度をつけて剣山に留めるのが
今回のレッスンのポイント。

枝の切り方や留め方など
体験を重ねると、
しっかり留める技術が身に付きます。




こちらは、横長にいけるテーマレッスン。
形は自由ですので、
テーマを意識しながら
ご自身の思うような形に生けてくださいました。

少し上から見ると、おしゃれな感じに
いけられているのが、よく伝わってきますね。






2024.10.24

ハイビスカス・ローゼルと菊 ☆ 生徒様達のいけ花レッスン作品





こちらは、

ハイビスカス・ローゼルと

デイスバットマム(ロㇾト)

赤ドラセナを使ってのいけ花。

生徒様のレッスン作品です。







ハイビスカスローゼルは紅アオイとも呼び

今頃になるとフラワーショップに切り花として並びます。

ハイビスカスティの原料でもあると言います。

あの赤いハーブティですね。

そして、デイスバットマム(ロレト)は

花びらの先が細かく切れ込みがあって

面白いですよね。菊とは思えない形ですが

葉っぱをみると、まさに菊。

なので、花もちも抜群!

色も大好きな(合わせやすい)グリーンホワイト。

仕入れ時に、迷いなく選びました。







こちらは、ほっそりした

メタリックな花器にご注目。

いけばなには使いにくい形かな~と思っていましたが

なんのナンの、花器選びに躊躇なく選んで、

こんな感じに、スタイリッシュにいけてくださいます。







最後にこちらは、

敢えて、主役級の(笑)菊を使わずに

紅アオイとドラセナだけで活けてくださいました。

同系色の花材で

フォルムの違いを際立たせていけてくださいました。

暮らしにお花をとりいれるとき

必ずしも、お花いっぱい!でなくても

十分楽しんでいただけることを

生徒様達は、実感してくださっているようです。







2024.10.26

ハイビスカス・ローゼルと菊 ☆ 生徒様達のいけ花レッスン作品(part2)





ハイビスカスローゼル(紅アオイ)と菊で
生徒様のいけばなレッスン作品からご紹介です。

まず一作目は
縦長の構成というテーマレッスン。

ローゼルの枝を縦に使って
シャープなラインと寄り添うドラセナの葉。

明快な作風がいいですね。





こちらは、
ローゼルとデイスバットマム(ロレト)と二種で
花型法 基本立真型の投げ入れ。

復習の意味で活けてくださいました。

花器の口を空けるように
挿し口をタイトにしていることで
スッキリ感と洗練された印象をうけました。





こちらは、
自由花(フリースタイル)で活けてくださいました。
菊を三輪並べていけてあるのが印象的。

ドレセナの葉も工夫して
個性を感じる活けかたが生きています。






こちらは、
草月の三角形の水盤に
株分けでいけてくださいました。

ローゼルを垂直に活けたスタイルに
個性を感じますね。
思い切りの良さが光っています。


同じ花材でも
活けてが違うと、これだけ色々ないけばなを
たのしむことができます。

やっぱり、花は活けたら人になる!
(勅使河原蒼風初代家元)です、ね。






2024.10.28

ハイビスカス・ローゼルと菊 ☆ 生徒様達のいけ花レッスン作品(part3)





こちらは、
草月鉄花器に、ハイビスカス ローゼルと
ドラセナで、一級師範の生徒様が
シャープにいけてくださいました。

器を意識して、ローゼルの構成を組み立てた点が
成功していますね。




こちらは、木製の花器に
ハイビスカス・ローゼルとシンビジウム
コンパクトドラセナをいけてくださいました。

シンビジウムはインパクトありますが
全体のバランスを考えて
ローゼルの茎を 折り矯め(おりだめ)しています。

いけばなは立体造形と捉えている草月流なので
作品の構成力を、
日頃から大事にするようにしています。





こちらは、
一作目と同じ鉄花器に
菊も使っていけてくださいました。

コンパクトながら
インパクトのあるいけばなに仕上がりました。

何をどう見せたいか?を
しっかり考えた作者の思いが
伝わってきます。

その気持ちこそが大事ですね。





2024.10.30

ハロウイン🎃 ☆ 生徒様達のいけ花レッスン作品




ハロウィンが間近かですね。

今回のいけばなレッスンは
カンガルーポー、ピンクッション、
ワックスフラワー、コニファで
ハロウインカラーの花材をご用意してみました。

先ずは投げ入れで!



そこに、ハロウィンのガーランドを
飾ってみました。
投げ入れの花器で高さが出たところに
ハロウィンの飾りが効いています。




カボチャや、お化けが
楽しく、可愛く、踊っています♪

100均グッズも、大活躍 (^▽^)/




こちらは、蜘蛛の巣を
プラスして・・・

これを活けた男性の生徒さん、
蜘蛛もいたらよかったね♪と一言。

「いや~~蜘蛛は苦手なんで」と
内心返事したワタクシです。






2024.11.1

ハロウィン🎃 ☆ 生徒様達のいけ花レッスン作品(その2)





昨日のハロウィンナイトいかがお過ごしでしたか?
ハロウィンより、ドジャーズの優勝に
沸いた10月末日だったような…
今年は大谷選手の活躍に
元気をもらえた方も多いとおもいます。

写真のいけばなは10月後半のレッスンでの
生徒様の作品。

赤いガラスの器を選ばれたときは
オレンジ色のピンクッションだし
どういけるのかしら?と思っていましたが
結果、イイ感じに仕上がりましたね。





こちらは大きなマリーゴールドや
バラの花も華やかなハロウィンアレンジ。

黒い蜘蛛の巣もいい仕事してますね。^^






こちらは、モカラという黄色い蘭や、
アンスリウムも入って、カンガルーポーも、
上の作品とは別に色違いを使っています。

トイパンプキン(小さなカボチャ)を
添えたりすることもありますが
今年は使いませんでした。

それでも、ハロウィンの雰囲気は
楽しめたかな、と思いました。


さあ、次はクリスマス♪
そしてお正月いけばな。

今年も、もう11月、
なんとなく気ぜわしくなってきましたね。








2024.11.3

石化エニシダで ☆ 生徒様達のいけ花レッスン作品





こちらは、
石化エニシダとバラで
入門間もない生徒様の
花型法でのいけばな。

すっきりシャープで
安定感もありますね。





こちらも同じ花材で
投げ入れ。第一応用傾真型です。

投げ入れは留める技術を
習得すると、まさに、どんな器にも自在に
いけることができて、重宝します。





こちらは、株分けといって
二つの剣山を使っての盛花。

作品に広がりができて
ちょっと、上級編という印象になりますね。

お正月とか、ご家族の注目が(笑)集まるときに
いけていただくのも、良いかもしれませんね。


ところで、月が変わってカレンダーを
めくろうと思ったら
我が屋の2つのカレンダーは、
2か月が1頁のタイプ!
そうなんです、最後の一枚、一ページでした。

なんだか、急に年末を意識してしまいました。






2024.11.5

ヤリゲイトウ等で ☆ 生徒様達のいけ花レッスン作品





こちらは、
ヤリゲイトウ(センチュリーピンク)と
ガーベラで、自由花。
生徒様のレッスン作品です。

花物だけでもインパクトあって
エネルギッシュな印象を受けました。
いかがでしょうか?






ガーベラも身近な花材ですが
特徴の長い茎を見せたり、逆に短くしたり・・・

長い茎をスパッと短くするって
できるようでできませんよね。

短く使うことで、
お花のかわいらしさが強調されますね。





こちらは、リビスト二ア(ヤシ)と
ソラナム・パンプキンで
それぞれの特徴的なフォルムを生かしての作品。

花材をしっかり見て、
活け手ならではの表現となりました。

この形に至るまで
色々考えて活けていらっしゃいました。





こちらは、
サンゴミズキの枝とセダムレッドだけを
花器の個性を生かす形にいけてくださいました。

今日も、生徒様達のいけばなレッスン作品、
ご覧いただきありがとうございました。m(_ _"m)






2024.11.7

個性を出してオリジナルに ☆ 生徒様達のいけ花レッスン作品





こちらは、
ニューサイラン・ブラックとバラ・カルビデューム
黒い実は、コニカルブラックで、

スッキリシャーブな自由花を活けてくださいました。

黒いアクリル製の花器を選んだのも良かったですね。
実はこの器は、
横浜のアクリル工房の社長さんとご縁があって
幾つか、大きさと形を変えて
作っていただいている花器のひとつです。

その会社は技術力が高くて、
80㎝とかの背の高い透明の器も
以前花展のために作っていただいたのですが
水漏れの心配もなく、会期中安心して使えました。

コロナの時は仕切り板のオーダーで
すごく忙しそうでした。

お花繋がりで思わぬ縁ができて
長くお世話になることも多いです。






黒い粒々の花材コニカルブラック、
イイ感じのアクセントになっていますね。





こちらも同じ花材ですが
ニューサイランを一枚ビシッと決めて^^
バラをマッスに使って
一作目とこちら、印象が違いますね。

丸くしたニューサイランに囲まれたバラも
花束のようで、可愛いです。





こちらは、
藤ツルや切り株(ドライ)を使っての自由花。
葉物は、ドラセナコンパクタ。

たとえば、河原や海辺で流木をGETして
いけばなに使ったりするのも楽しいですね。

いけ手は、それぞれ別な生徒様ですが
個性が表れていて
楽しいレッスンでした。






2024.11.9

新たな発見を求めて ☆ 生徒様達のいけ花レッスン作品





こちらは、
藤蔓(フジヅル)ピンクッション、ワックスフラワー、
コニファー(ヒバ)での自由花。

器は石に見える陶器、草月花器です。

植物の蔓もの、フジや、キウイなど
作品の表情に変化を持たせ
味わい深いものにしてくれます。





こちらは、
保水を必要としないハナナス・パンプキンを
器の外に配し、脇役に使いがちな
ワックスフラワーを真ん中に高く配しています。

自由花では、基礎を学ぶ花型法の枠から
お花と自分の作風を開放するということも大切です。

新たな発見を求めて、
次のステージへ・・・という姿勢が求められる
草月いけばなの一面。





「編む」というテーマレッスンがあります。
こちらはニューサイランを三つ編みにして
ちょっと変わった形の花器の特性を生かし
構成しています。
バラの花もしっくり収まっていて
遊び心がありながら安定感も感じられますね。

生徒様達の、思い思いの自由花
お楽しみいただけたら幸いです。






2024.11.11

雲竜柳と蘭モカラで ☆ 生徒様達のいけ花レッスン作品





こちらは、
くねくねと枝先踊る雲竜柳と
蘭の一種モカラ、そしてヒバで
投げ入れで垂真型(すいしんけい)という形のいけ花。

一番長い枝を花器の口元より下げる形です。
初めてこの型にトライした生徒様
柳をしっかり矯めて、形になりましたね。





こちらは、
同じ花材で四方見(オールラウンド)での盛花。
例えば、人々が回遊するパーティ会場のような場で
いけられる形です。

いつもは、ワンサイドで
見るいけばなをレッスンしますが
この形は、全方向から見ても
裏を感じさせないことが大切。

初めていけた生徒様にとっては
新鮮な型のレッスンだったようです。

花材が変わると、また違ってきますので
何度か、レッスンすることも大事ですね。





こちらは、深く丸い花器を使って
雲竜柳でふんわり膨らんだ世界を作って
表現したいという、しっかりした意図をもって
いけてくださいました。

モカラはアクセントとして
一本だけ使っています。

どんな生け方にしたいのか?と
しっかりした意図をもって
いけることは、大きなポイントですね。





2024.11.13

雲竜柳と蘭モカラで(その2) ☆ 生徒様達のいけ花レッスン作品





こちらは、
雲竜柳とモカラで自由花。

向かって左の雲竜柳の太い枝が
良い仕事してますね。
アクセントになって、作品を締めています。






雲竜柳を編んでアーチを形作ったところが
この作品のみどころ。

二つの剣山をつかって
株分けの要素も取り入れつつ
編んだアーチが一体感をみせていますね。






こちらは、
「同じ形を繰り返す」というテーマレッスン。
丸く絡めた雲竜柳の同じ形が連鎖して
パワーを感じる作品に。

いけてくださったのは
今、教室での一番の若手。
ウィークデイは
一日パソコンに向かうお仕事だとか・・・

お花に触れるのが好きで
いけばなが好きと言ってくださいます。





2024.11.15

サンゴミズキとカーネーションで ☆ 生徒様達のいけ花レッスン作品




サンゴミズキ、今頃のシーズンから
フラワーショップに並ぶ花材です。
赤く色づいたものは、クリスマスシーズンにもぴったりです。

一作目は、基本の花型法をいけてくださった
入門間もない生徒様の作品。

枝の角度も方角もしっかり理解してくださってます。
ヒバで、剣山もかくれ、作品も締まりました。




この日のカーネーションは
おしゃれな色合いで、花屋さんで
最初に、これ使いたい!と思った花材です。

そしてカーネーションは花保ちもよく、
長く楽しめる花材のひとつ。

近年、いろんな種類が出てきてうれしい花材です。




こちらは、
クリスタルガラスの器に
投げ入れでいけてくださいました。

透明なガラスの花器は
水の中の茎も丸見えなので(笑)
その処理に気を配らなければなりません。

そういう点も、学びを重ねるのが大切ですね。





こちらは、自由花。

生徒様が、上から見るいけ方として
低めにマッスの構成でおしゃれにいけて下さったので
サンゴミズキの切り落とした太い枝を
敢えて、ご覧のようにアクセントとして
使ってみることをご提案しました。

ほんの少し変化を加えることで
既視感のない、
新鮮ないけ花になるかと思っています。






2024.11.17

県の芸術協会のいけばな展に出品した☆壁作品 





先月、当県の芸術協会のいけばな展に出品した
自作の壁作品です。
レリーフとして、壁に掛けてご覧いただく「いけばな」

春のいけばな展でも
パネルに貼って使わせていただいた
友人の墨象(ぼくしょう)作家の書を
この秋も使わせていただきました。

彼女が書道展に出品するときは
同じテーマで何枚か書くとのこと。

そのうちの出品しなかった一つ、
素敵な墨象だったので、
それを使いたかったのです。





こちらは、作品の右側、
黒い枝は枯れ枝に黒くペイントして
箔を貼ってキラキラ加工しています。

ビワの葉などドライリーフを使って
季節感も出しました。





こちらは、作品の左側、
何年も前から、友人の書と
コラボしたいと思っていたので
今年は、念願かなって良い年になりました。





2024.11.19

八重のユリで ☆ 生徒様達のいけ花レッスン作品





こちらは、
サンゴミズキとオリエンタルリリー
(ダイアンサ八重咲き)とヒバで
花型法の投げ入れ、生徒様のレッスン作品です。

投げ入れは剣山を使わずに
深めの花器に道具なしで(テクニック有で・笑)いけます。

この日に使ったユリは八重で
とってもきれい!と思ってご用意しました。

この日の花材を仕入れた花屋さんで
八重咲きのユリの球根をちょっと見てみたけど
結構なお値段。
切り花のお値段、お高いな~と思いましたが
妙に納得してしまいました。

でも、ユリは2~3年は咲くから
今度、2~3個買ってこようかしら。(悩み中)




こちらは、サンゴミズキを矯(た)めて
下向きにいけた、垂真型(すいしんけい)という形。

本来は、しなやかな枝もので活けると
雰囲気がでるのですが、この日の花材は
矯めの効くサンゴミズキだったので
テキストの順番にそって、この型に。

いけばなは、花材によって
活け方も仕上がりも異なるので
何度復習しても、し過ぎはありません・・・(笑)





こちらは、
雲竜柳とモカラ(蘭)と異質素材で
自由花です。器は鉄花器(草月花器)ですね。

ところで、この日使った異質素材
何だと思われますか?

実は、クリアファイル(ブルーと透明)を
切って使っています。
初めから切って使ってね!とはお伝えしてませんので
ご本人のお考えと、アイディアです。

楽しい作品に仕上がって、
ご本人も満足のようでした。

ちなみに活け手は、レッスンに通われて、
一年半ぐらいの20歳代前半の女性の生徒様です。






2024.11.21

百合テーブルダンスとサンゴミズキ ☆ 生徒様達のいけ花レッスン作品





こちらは、
サンゴミズキを編むというテーマで高くいけて
オリエンタルリリーのテーブルダンスを足元に。

自由花でいけてくださいましたが
サンゴミズキで編んだ形になってますし
ユリが開いてなくても、
しっかりバランス取れてますね。

こちらの生徒様はご主人の転勤で
当市にいらしてまだ半年くらい。

大宮で習い始めた
いけばな草月を続けたいと
ご入門くださいました。

お花を通して当市にも
少しずつ馴染んでくださっているようで
嬉しいです。





こちらは、
テーマレッスン「マッス」
植物を塊にして活けます。
今回は、大ぶりのユリとヒバで
インパクトあります。
器選びも成功しましたね。





そして、こちらは、
サンゴミズキを矯めて添えると、
線とマッスをテーマにした作品に!!

いけばなは
線の表現が大きなポイントになります。
例えば、書道の勢いある線と
余白をイメージしていただくと
通じるものがあるかもしれません。

日本文化の中の美、
ア・シンメトリーとか
空間表現とか・・・どこか繋がっていると思います。






2024.11.23

ユーカリとカラーで ☆ 生徒様達のいけ花レッスン作品





こちらは、
投げ入れの いけばなレッスン作品です。

花材は、ユーカリ ポリアンセモスと
カラー キャプテンロマンス
そしてハイブリットスターチス ブルファン・マリン。

この秋に入門なさって2~3か月ほどしか
経たない生徒様ですが
感がよく、まだ、2~3度目の
投げ入れも上手にいけられました。






こちらは盛花。
剣山を使って花止めし
お花の角度や長さに決まりがある
花型法の一つの型でいけてあります。

この日の花材
ユーカリポリアンサ・モス、
素敵な花材ですがプラプラしていて
活けにくいと思われるかな~?と
心配でしたが、心配は要りませんでした。

花材に適した花留めの技をお伝えすれば
こちらの生徒様はじめ、
みなさん、伸びやかに活けてくださいます。

固定観念(先入観)に捉われていては
若い生徒さんの成長の足を引っ張ってしまいますね。

レッスンの度、気づきと学びがあることに感謝です。





2024.11.25

ユーカリとカラーで ☆ 生徒様達のいけ花とハンドタイ・ブーケ





こちらは、
ユーカリ ポリアンセモスと
カラー キャプテンロマンス
ハイブリッドスターチス・ブルファン・マリン

自由花(=フリースタイル)で活けてくださいました。

ちょっと、かわいらしく
きっとお孫さん達を迎える
食卓傍に飾られるのでしょう、ね。





そしてこちらは、
いつもはいけばなレッスンの生徒様、
時々、アレンジもレッスンなさいます。

今回は、大人な色合いのカーネーション5本も添えて
ハンドタイ・ブーケ(手組の花束)に組んで
いけばなの器にそっと置かれました。

雰囲気が出ていますね。

秋の風情も感じられる花材で
暮らしに生かす いけばな&ブーケの
ご紹介でした。



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