全2件 (2件中 1-2件目)
1
昨日の精密検査の結果は、散々なもので。この前半年かけた皮下注射の投薬治療も、その効き目の持ちより副作用の力の方が勝っただけ、という結果に・・・一時的に効果が出たものの、治療の効果がなくなるや否や症状はどんどん悪くなる一方で、年末の早朝、救急にお世話になった下腹部の激痛もやはりこの病気の仕業だった。主治医に渡された検査結果の内容は、A4の用紙1枚にやっとおさまるくらいびっしりと、専門用語が羅列され何が何やら・・・症状の酷さとともに広がる不安で冷静に読めず、何度も繰り返し、やっとの思いで理解する。そして動揺をきちんと受け止める暇もなく、「再びの開腹手術」か「投薬治療」か選択を迫られる。正確には先生はすぐ決断をしろとは言ってない。ただ私が先に延ばしたくなかったので、その場で決めた。もちろん気まぐれではなく、今日までダンナと何度も何度もあーだこーだと悩み考え抜いた上で、のこと。手術は最後の手段にして、何とか前回とは違う薬による治療でお願いしたかった。それは決めていたものの、実際先生に3つある選択肢の其々のメリット・デメリットを改めて聞いたら、どれもこれも似たような程度の効果とリスクで、何を選んだところで、その先に明るい光は射してないことだけが解った。空しい。けれどこのまま放置するわけにもいかない程、悪くなっているのですがるような思いで、ひとつの決断を下した。完治などというゴールはない。けれどせめて今の不安を少しでも和らげたい。願掛けの思いにも似た感情で、昨夕から早速新薬服用を始めた。例の慢性蕁麻疹との相性も気になるので、とりあえず一週間のお試し期間を設け。今の所、悪い副作用は現われず。この調子をキープできれば、服用継続が決まるだろう。ただしこの治療薬の効果も個人差があり、あまり多くは期待できない。私の子宮が抱える大問題のほんの一部の悪さを、一時的に抑えるだけの気休めでしかない。それはどの治療薬を試そうが、命の危険を伴い女性としてのとても大事なアイコンを全摘したとしても、私の体に長年に渡り棲み付いた厄介な居候の群れは、たいしてダメージを受けない。そして私はおそらくこれからもずっと自分の中で起きる様々な問題に、不安と恐怖と諦めを感じながらも何かしらの薬で誤魔化しながら、耐えるしか道がない。右でも左でも、行きつく先は同じ。答えが解っていながら、これに頼るしかない。それが本当にうらめしい。【最近の生演奏。】2015 1/18 SUN 『堀米ゆず子 ヴァイオリン・リサイタル』at よこすか芸術劇場知らない曲目ばかりなのと、津田裕也氏の奏でるピアノの音が心地好く途中二度ほど夢の国の手前までトリップしてしまった[CD] 堀米ゆず子(vn)/モーツァルト ヴァイオリン協奏曲全集★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「日が長くなってちょっとうれしい。」
2015.01.28
コメント(2)
恵方巻きの方位がどっち向きでもよくなってきた2015年。ここ数年、縁起物だからとりあえず毎年乗っかってみたものの、高いし、食べにくいし、縁起よくなることもあんまりなかったしむしろ去年は、その後次々災難ふりかかり心身疲れる一方で・・・だからか「恵方巻き買わなくていいいよ。普通の納豆巻きで」とダンナ。巻いたもんじゃんか、結局。まー、どうするかはその日の気分次第。新年早々、一ヶ月先の自分が、まるで見えない。一週間無事に終えるのだけで、いっぱいいっぱい。今年がどんな年になるかなんて事を考えるより、この一ヶ月をどう生きるかしか、頭が回らない。正月がとっくの昔に思えるくらい、1月も半分が過ぎ・・・ギリギリセーフで満員電車に乗っちゃったような出だしの具合の悪さを感じたまま、毎日が流れてく。そんな中、少しの現実逃避を楽しもうと、昨年に引き続き夫婦そろってクラシック音楽三昧。ダンナの趣味につき合ってるうち、最近はだいぶ素人な私の耳も育ってきた?お気に入りの作曲家の音を、ある程度聞き分けられるくらいに成長。R&Bだのロックだのポップスだのと、刺激を求め燃えてた頃が懐かしい。これでも職業にしちゃった程、本気で愛して、身を捧げていたのに。今じゃ何を聴いても、魂が揺さぶられる音が、そこにない。そんな時に、古典の音楽に触れ、作曲家の生きた時代や込めた想いを知り、現代音楽にはない魅力や深みにハマりつつある。クラシックなんかどれも同じと一括りに思っていたが、大きな間違い。伝統を重んじる安定志向の人、それをぶち壊し革命を起そうとする人・・・聴かせちゃう人、踊らせちゃう人、歌わせちゃう人等などナド遠い昔の作曲家それぞれにも個性があり、夢がある。指揮者や演奏家も同様。同じ名曲を演奏しても、全く違う響きになっているからそれもまた、生で観るタノシミのひとつ。先日初めてN響の定期公演に行って来た。ひと昔前ほぼ仕事で訪れてたNHKホールに、まさかクラシックを聴きに戻って来るなんて。何年ぶりかも思い出せない程、久々に一歩踏み込むと。古い建物を覆うあの独特な香りに迎えられ、月日の流れを知る。私もその分歳をとったな、と。Aプログラムと題され、3パートに分かれたこの日の演奏内容のお目当てはやはり、最後に控えるベートーヴェンの「運命」!イタリア出身マエストロ:J・ノセダ氏のアグレッシブなタクトさばきは、観ている側を飽きさせない。それに牽かれるように演奏者も一層熱く椅子から転げ落ちんばかりに体を揺らし、全身全霊で音を紡ぐ。その一体感は、これまでに観た中でも一番。観てて清々しいくらいの。ただし「運命」に関しては、疾走感がハンパない。15分の休憩挟んで着席して、身の回りを整えて、さあ聴くぞ!と思った時には既に始まっていた。例の誰もが知ってるあの旋律が、あっ!と言う暇もないまま通り過ぎ、急ぎ足でラストまで駆け抜けていった。まるで私の運命を暗示してるかのような、そんな気もしないでもない。そんな事を思いつつ、約2時間のコンサート終了。安い自由席ゆえ、演奏者の呼吸や表情、手元までは細かくチェックできずその点では評価はできないが、いい音に触れられた満足度は高い。実生活では、なかなかスッキリとはいかない問題を多々抱えているけれど。よい音や映像や生き物・・・に触れ、五感を鍛え、感動する心を失わずこつこつ前に進んでいけたらいい。今年一年それだけは奪われないよう。失わないよう。2015年、果たして私の運命はいかに???★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「やっぱストロベリーの菊田だけ、最高に好きだ!(流星ワゴンの主人公別の人で見たい) 」
2015.01.13
コメント(2)
全2件 (2件中 1-2件目)
1